どうも、たかしです。
11月ももう半ば、秋もいよいよ深まり朝晩の冷え込みも厳しくなってきました。
さて、私たかしはそんな中暖房に関してどうしているかと言うと……何と今のところ特に暖房器具を使用しておりません。
訂正します。空き家に元々あった湯たんぽだけは利用しています。
湯たんぽの神っぷりに関してはまた別の記事で書くとして……なぜ暖房をそのぐらいで済ませれているのかというと、小屋の中が思った以上に暖かいからですね。
特に晴れの日に関しては、夏場はいくらスポットクーラーをガンガンにしてもどうにもならなかったあの日射熱が、今度は小屋の中を快適に保つ天然の暖房となってくれています。
なんとその熱は太陽が沈んでもなお影響が残り、夜でも小屋の中がポカポカ暖かいという……。
と言う訳で今回の記事では、だんだん深まる秋の冷え込みに対して小屋がどの程度暖かく過ごせるようになっているのか、1日の温度変化を空き家との比較をしつつご紹介していきます。
それではやっていきましょう。
その他検証記事
①朝方
まず、僕が毎朝起床する時間帯である午前6時前後の気温比較ですが……
小屋の室温は18.8度となっています。
湿度が割と高めなため、そこまで寒いという感じではありませんが流石に半そででは過ごせないぐらいには肌寒いです。
閉め切っている訳ではなく、窓を少しだけ開けて外気を取り入れられる状態にしていてこの室温・湿度となっています。
今回の検証では小屋内の1日の温度変化の条件をできるだけ揃えるため、この窓はこの日一日この状態にしておいて、つまり常に外気が若干取り入れられるような状態での小屋の温度変化を追って行っています。
さて、一方で空き家の方はと言うと……
室温は14度ほどとなっています。
温度差は4度程度ですね。小屋の方の窓が半開きなのもあって、朝方はそこまで差は出ません。閉め切っておけばもう少し空き家との温度差が出るとは思いますが、その場合は湿度もかなり上昇するため結露も出やすくなってしまうのが悩みの種です。
ちなみに空き家にある温湿度計は100均で買った非常に簡易的な物ですが、一応数字はある程度信用できることは確認済みです。
空き家に置いてある別の温湿度計との差異もほとんど無いことからそれがある程度証明できます。まあ、こちらの温湿度計も100均の物なのですがね。
こんな感じで、小屋・空き家双方の1日の温度変化を追っていきます。
②日中
1.10時
小屋の温度は21.2度にまで上昇しました。
これは偏に太陽の日射熱によるものです。特に小屋の立っている場所は午前中の日当たりが非常に良好なため、太陽光を一身に浴びてぐんぐん室温が上昇していきます。
対して、小屋とほとんど変わらない位置にある空き家の方はと言うと……
室温は15度で、ほとんど朝方と変わりません。
小屋と同じく日射熱を受けていても、空き家自体空間が非常に大きいため温度変化に乏しく、壁が薄くすき間だらけなためスカスカで断熱効果も薄いため、太陽熱による上昇はほとんどありません。
夏場だったらそれが有難いのですが、冬場だとほとんど外気温との差が出ないため日中でもずっと中は肌寒いままになっています。
2.12時
小屋の室温は相変わらず上昇しており、24.6度まで上がりました。
ここまでなってくると暖かいというより若干暑いぐらいで、半そででも余裕で過ごせてしまいます。
大して空き家の方は16度。室温が上昇してはいますが非常に緩やかで、やはり外気温と同程度でしかありません。
空き家の中は、さながらサイズのデカい百葉箱と言った感じですね。
3.14時
小屋の室温はなんと25.6度。ホッカホカです。
基本的に僕はお昼~夕方の時間帯は外で作業をしているため小屋の中にいることは少ないので、ここまで暖かくなっていたとは実は知りませんでした。太陽熱の力は恐ろしいですね。
そりゃ夏場スポットクーラーも効かんわな。
空き家の方はと言うと16.5度ぐらい。変化が全くありません。
それもそのはずで、実は空き家の建っている土地は大体13時過ぎぐらいから早くも日光が当たらなくなります。すぐ南西の方向に背の高い杉林がそびえたっているためです。
まあ、それは小屋の方でも同じことなので、空き家の方ももう少し温まってくれればよかったのですが……やはりスカスカなので温まった端から風で抜けていってしまっているのでしょうね。
4.16時
この時間帯になるともうすっかり日が落ち、太陽光による影響はなくなりますが……
小屋の室温は24.9度。辺りの気温が落ち込み始めても、日中温められた空気がしっかり小屋内に滞留しているようです。
というか、恐らく小屋自体が全体的に温められているということなのだと思います。それによって自然と小屋内の空気が温められ、更に断熱材によってそれが閉じ込められているため暖かさが持続するといった感じなのかなと。
空き家内の温度は16度。こちらはほとんど変化がありませんでした。
さて、これから夜にかけてどのように気温変化に差があるのでしょうか。
③夜間
1.18時
最初に室温を測った時から12時間が経過しました。それぞれの室温はどうなっているかと言うと……
小屋内は25度。まだ暖かさがキープされています!
というかこれは、僕が小屋内にいることにより僕自身の体温により小屋内が温められていることもあると思います。かまくらみたいな感じですね。
空き家の方はちょっとずつ室温が下がって行って現在15度。
というか、18時ともなると普通に辺りは真っ暗で、空き家の室温を測りに行くのが超怖いです。
庭とかこんな感じですよ。もういつ獣と目が合うかビクビクしてしまいます。
…………いる!
2.22時
いよいよもう寝る時間となりました。就寝時の小屋の室温はと言うと……
23度。あったかいですね~。
流石に少しずつ太陽の熱も抜けて気温が下がってきますが、それでも未だに小屋の中はポカポカしています。
この日は特にあったかかったのですが、普段だったら流石に20度を下回る時もあります。でもそれぐらいだったら湯たんぽで十分暖かく快適に過ごせてしまいます。
暗中の獣に怯えつつも測った空き家の室温は14度。
結局空き家内はほとんど室温変化はありませんでしたね。それはそれで過ごしやすいと言えるのかもしれませんが、冬場は厳しそうです。
以上、小屋と空き家の一日の室温変化レポート(秋編)でした。
④まとめ
今回は秋の小屋がどのぐらい日光によって温められて過ごしやすいのか、空き家との室温比較によってお伝えしていきました。
今回は晴れの日の室温変化だったので小屋内はポカポカでしたが、これが曇りだったり雨だったりすると流石にここまでではありません。ただ、雨や曇りの日は意外と朝晩の冷え込みがそこまで強く無かったりするので、それはそれで小屋の中で過ごしやすかったりします。
今のところは割と余裕を持って過ごせている訳ですが、本当の試練はやはり真冬。一日の最高気温ですら1桁になってからが勝負ですよね。
はたして厳冬期においても僕の建てた小屋はきちんと住居として成立するぐらいの室温を保っていられるのか……楽しみなような恐ろしいような。
またその時期になったら室温変化のレポート記事を投稿しようと思います。お楽しみに!
以上で今回の記事は終わりです。
ここまでお読みいただきありがとうございました。また次回の記事でお会いしましょう