どうも、たかしです。
前回までの記事では竹を使った物置小屋DIYの様子をお伝えしていきました。
ドラム缶や薪割り台が雨ざらしになることの無い実用的な物置小屋を完成させることができました。
これにて懸念点であったドラム缶の置き場所が無事確保できましたので、続けてこのドラム缶を加工し「ロケット焼却炉」を作成する段階に入って行きたいと思います。
ドラム缶を焼却炉へ加工する際にまず最初にして最大のハードルとなるのが「焼却炉の投入口&吸気口のカット」です。
ドラム缶は非常に厚い鉄板で構成されており、金切りばさみなんかはもちろん金切り鋸でも、とにかく生半可な鉄板加工道具では手も足も出ません。
となればやはり利用するのは……鉄加工DIYの心強い味方「ディスクグラインダー」です。
と言う訳で今回の記事では、ドラム缶を焼却炉に加工するために投入口及び吸気口をディスクグラインダーを用いてカットしていった様子をお伝えしていきます。
それではやっていきましょう。
①切り取り部分をマスキングしていく
まずはディスクグラインダーでカットする箇所を、マスキングテープでマーキングしていきます。
今回投入口は天板の半分をカットして作成していきます。
側面をグルっと切り取って、丁度蓋が半分取れるような形でカットしていきます。
マーキングはマジックペンだけで行うこともできますが、マスキングテープでやった方が特に曲面なんかはやりやすいですし、ディスクグラインダーでカットしている時も見やすいです。
呼気口は大きすぎても小さすぎても良くないので、丁度いい大きさとしてA4のコピー用紙を型紙にしてマーキングしました。
呼気口は底に溜まった灰の掻きだし口も兼ねていますので、底の方はギリギリまでカットしていきます。
②投入口のカット
早速投入口からカットしていきます。火花が散るためカット中は切断面の視界がすこぶる悪いですが、マスキングテープに沿ってできるだけ真っ直ぐカットしていきます。
ドラム缶を構成する鉄板はやはり非常に厚いですが、ディスクグラインダーであれば特に問題なくカットすることができました。
蓋側面の部分は特に分厚くなっており、ここはディスクグラインダーの厚みで切るのが非常にギリギリでした。もう少しディスクが摩耗していて小さくなっていたら切ることは難しかったかもしれません。
側面もマスキングテープに沿って真っ直ぐカットしていきます。
ぐるっと半周して、上面の切り口部分と合流したら……
バコっと蓋が外れました。無事に投入口のカット完了です。
底の方には、もともとドラム缶に入っていたエンジンオイルの残りが少し溜まっていました。
ジモティーで中古で手に入れたドラム缶なので、こういう多少の残りは仕方がないですね。
そのままにしておくと呼気口のカットの時に邪魔になりそうだったので、洗濯しすぎてボロボロになったシャツに吸わせて処分することにしました。
こちらのシャツは実家から持ってきたもので、たぶん中学生ぐらいからずっと寝間着として着ていたシャツだったんですよね。それがいよいよ捨てることになるとは……感慨深いものが在ります。
最後の最後まで役に立ってくれた油を吸ったシャツは、そのまま燃えるゴミに出して処分しました。さらば……。
投入口は最後にもう一カ所、切り取った蓋を丁番で取り付けて開閉可能な蓋にするつもりで、そうなると縁の部分が干渉して上手く開けることができないので……
余分な部分はカットすることにしました。
非常に分厚くて切り取りづらいところでしたので、途中まではディスクグラインダーでカットし、最後はハンマーで叩いて摩耗させて叩き割りました。
こうすることにより、干渉することなく開く蓋にすることができます。
③呼気口のカット
続けて呼気口をカットしていきます。
まずは上と左右の辺をカットしていって……
最後に底の方を、丁度ドラム缶の底ギリギリになるよう注意しながらカットしていきます。
底の部分は、ドラム化の底の上がっている長さを考慮してカットしていかないといけないため、かなり慎重にカットしていきました。
切り出した後の部分は、投入口と同じく開閉可能な扉に再利用するつもりなので、できるだけ1回で綺麗に切り出していきたかったんですよね。
結果、きれいに呼気口の方もカットすることができました。
開口部の下辺が、ドラム缶の底とバリアフリーになっているのが分かると思います。こうすることにより灰を書き出す際に開口部で引っかかることが無くなるため、スムーズに灰を掻きだすことができるようになります。
⑤次回「上げ底網・煙突取り付け編」に続く
今回はディスクグラインダーを使い、ドラム缶を焼却炉に改造するため投入口・呼気口をカットする様子をお伝えしていきました。
ディスクグラインダーを使うのはかなり久しぶりだったのですが、目立ったミスも無くかなりいい感じにカットができたんじゃないかと思います。
次回は焼却炉の燃焼効率を向上させる「ロケット機構」を作成するため、上げ底網・煙突を取り付け下降していく様子をお伝えしていきます。お楽しみに!
以上で今回の記事は終わりです。
また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。