どうも、たかしです。
土地開拓で出た大量の雑草や笹を処分するための焼却炉をドラム缶でDIYしていくシリーズ、今回は第2回になります。
前回の記事ではディスクグラインダーでドラム缶をカットし、投入口と呼気口兼灰の掻きだし口を作成していきました。
今回は、ロケット式焼却炉の要部分となる「底上げ網」と「煙突」それぞれの取り付け作業を行っていった時の様子をお伝えしていきます。
それではやっていきましょう。
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①上げ底網の作成・取り付け
上記画像は、ロケット焼却炉の構造図になります。
上げ底網を設置することにより、焼却物が吸気口より上に位置するようになり、下から吹き上げる気流に乗ってどんどん空気が焼却物に供給されることで効率的な燃焼を促すのが「ロケット焼却炉」の構造になっています。
そのため、「上げ底網」を吸気口より上に設置することがロケット焼却炉に置いて非常に重要となってくるのです。
上げ底網を設置する方法には色々あるのですが、今回は「ドラム缶の側面に穴をあけ、丸棒を通して底網の下地を作る」方法で作成していきました。
天板部分に仮置きした丸棒の位置を元に、側面の穴をあける部分にマークをしたら……
ドリルで丸棒を通す穴をあけていきます。
丸棒の径が1㎝だったので、その分の穴をあけられるドリルがあればよかったのですが、残念ながら金属用のドリルはある程度の太さから非常に効果になってくるため、僕の所持している物は5mmまでの物しかありません。
そのため。穴をいくつも開けた後……
タガネで穴同士を繋げ、更に広げていくことで丸棒が通るぐらいの穴にまで拡張していくやり方で通し穴をあけていきました。
1つの穴をあけるのにも5分~10分ぐらいかかる非常に大変な作業になってしまいますが、道具と資金が不足しているため仕方がありませんね。
片側に4カ所
反対側にも4カ所の計8カ所穴をあけていきました。
丸棒を通して、上げ底網の下地が完成しました。
もちろんこちらは下地のため、このままでは間が広すぎて焼却物が下に落ちてしまいます。そのためこの上にさらに目の細かい網を設置していく必要があります。
丁度いい網がないか色々さがしましたがめぼしい物が無かったため、今回は100均のBBQ用網4枚を繋げて作成していくことにしました。
網4枚を、ドラム缶の内径に合わせたサイズの正方形に針金を使って固定したら……
縁をカットし折り曲げてドラム缶の内径に収まる形に加工していきます。
丸棒の下地の上に乗せることで、上げ底網が設置完了しました。
飛び出し過ぎている部分の丸棒はディスクグラインダーでカットして……
棒が抜けてしまわないぐらいの余りを持たせて、上げ底網の取り付け作業が完了しました。
②煙突の取り付け
煙突の取り付けに際しても、これだけ太い穴をあけるだけの装備は持ち合わせていないため、ドリルで穴を繋げていく方式を取りました。
まずは煙突の径のサイズを写し取って……
ドリルで線沿いに穴を繋げていきます
穴が一周したら……
こちらもタガネで穴同士を繋げて、一つの大きな穴にしていきました。
ディスクグラインダーでカットすることも考えたのですが、僕の技術ではディスクグラインダーで細かいカットをする自信が無くて、下手したら煙突の径よりも太い穴になってしまって煙突が貫通することになってしまったら最悪なので、ドリルで慎重に穴をあけていくことにしました。
煙突が貫通することを恐れたため、穴はギリギリよりも若干小さめを意識して開けたのですが、これがアダとなり、煙突が通らなかった穴のサイズをタガネで拡張していくのがめちゃくちゃ大変で、この作業だけで1時間近くかかってしまいました。
肩の上がった状態でタガネをハンマーで叩く作業は体に大きな負担がかかるようで、両腕がしびれて方が上がらなくなってしまいました……体は大事にしなきゃね。
ただ、苦労したかいあってか煙突はかなりキチキチのぴったりサイズで穴にはめ込むことができました。
これにて煙突取り付け作業も完了しました!
③次回「金具取付&焼却炉完成編」へ続く
今回はドラム缶をロケット焼却炉に改造していくため、「上げ底網」と「煙突」の取り付けを行っていった様子をお伝えしていきました。
慣れない作業+道具の不足により予想以上に時間がかかり、体にも大きな負担がかかってしまいました。
鉄板に大きな穴をあけるためには「金属ドリル」もしくは「金属用ホールソー」が必要なんですが、これが本当に高いんですよね。僕の持っている5mm以下までの金属ドリルセットは全部で1000円ちょっとだったと思うんですが、それ以上の例えば15mm径とかのドリルだと1個で1500円とか、30mm径とかだと3000円とかしますからね。とても手が出せる代物じゃありません。
これからもしばらくの間は5mm以下の激安ドリルセットで細々と金属加工をしていくことになるかと思います。嗚呼貧乏が身に染みる……。
次回は開口部の蓋になる部分に丁番やその他金具を取り付けしていって、ロケット焼却炉が完成するまでの様子をお伝えしていきます。お楽しみに!
今回の記事は以上です。
また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。