どうも、たかしです。
僕が今年掲げた目標の内の一つに「獣を狩る」と言う物があります。
僕の土地には現在「シカ・イノシシ・アナグマ」等々の獣が頻繁に出入りしており、それらを狩ることで自給自足のための肉にしたり、マダニの拡散を防止したり、土地を荒らされるのを防いだりと実にいろいろな利益が見込めます。
もう今すぐにでも農地や山林にわなを仕掛けて獣たちを狩猟したいところではあるのですが、法治国家日本では無秩序に獣を捕獲することはできず、そのためには「狩猟免許」が必要になります。
そんな訳で去年申し込みをした狩猟免許の試験が、既に今月2月の末にまで迫ってきているのですが……
狩猟免許試験には、猟友会が主催する「試験前講習」なる物があり、そちらの方で知識試験・実技試験の対策をそれぞれ行ってくれているのです。
以前の記事でも触れたように、この講習が参加に9000円ほどかかる(当自治体、罠猟免許のみ、参考書込みの値段)ので、参加するかどうかは結構迷ったのですが、せっかく参加できるのであれば絶対一発で受かりたかったので、今回参加してみることにしました。
その講習会に先日参加してきましたので、今回はその講習会に参加してきた記録を「どんな内容だったか」「どんな雰囲気だったか」「参加して良かったか」等といった観点から書いていきたいと思います。
それではやっていきましょう。
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①講習の内容
1.講習日程
まず今回参加した講習の内容の全体を押さえておくと
- 開催時刻:午前9:00~17:00(昼休憩12時~13時の1時間ほど)
- 内容:午前……知識試験対策(法令・猟具・鳥獣など)
- 午後……技能試験対策(猟具判別・罠設置)
という感じになっていました。
着目すべきはその所要時間。何と朝9時から午後5時までというフルタイム日程となっています。最初見た時は目ん玉飛び出ました。
ただ、実際のところはこの所要時間は「罠猟」「網猟」「第一種猟銃」「第二種猟銃」などの免許をいくつか掛け持ちで試験を受ける人も含めた物で、僕は「罠猟」だけだったので午後の技能試験に関してはそこまで時間はかからず、15時過ぎぐらいには全ての講習が終了しました。
2.午前:知識試験対策
午前中の講習では、当日配布された「狩猟免許試験例題集」「狩猟読本」の2つの参考書を基に、主に知識試験で頻出される部分に関しての対策講義が行われました。

こちらのテキスト類に関しては、流石はほぼほぼ試験元そのものである猟友会が発酵しているテキストと言うだけあって、狩猟免許試験の対策参考書としては文句なしの内容になっていると思います。
「狩猟鳥獣判別」で用いられるイラストとか、「猟具」や「鳥獣」に関する問題にでる挿絵などが実際に試験で使われるものと全く同じものが使われているので、実用的な試験対策参考書としてはこれ以上の物は恐らくないんじゃないかと思います。
もちろんタダではないので(テキスト込みの受講料は9000円、実質テキスト代は6000円ほど)、試験を設けているその元締めが試験対策用の本を発行してまたお金を取るって、なんかマッチポンプ丸出しのような気がしないでもないですが……。
基本的には画像右側の「狩猟読本」の内容をザラっと一通り目を通しつつ「ここ線を引いてください」みたいな感じで頻出部分の所をどんどんマーキングしていくといった流れで講義は進んでいきました。
「狩猟について教える授業」と言うよりは本当に「試験に受かるための対策講義」と言った感じで、個人的には「楽しくはないけど実用的」と言った内容の講習だったと思います。
笑ってしまったのが「鳥獣判別」の対策について説明している時に「イタチ(オス)←狩猟鳥獣」と「イタチ(メス)←非狩猟鳥獣」の見分け方について説明する際に
「イタチの雌雄は大きさで判別できるのですが、このイラストだと大きさは分からないので、背景が青っぽくなっているのがメスと覚えてください」
と言っていたところですね。
もうマジで「狩猟者としての知識を得るための講習」と言うよりは「試験にただ受かるための講習」なのだということがよく分かる一幕だったと思います。
3.午後:技能試験
昼休みを挟んで技能試験は、午前中と異なり「罠猟」「網猟」「第一種銃猟」「第二種銃猟」それぞれ別の部屋で試験対策が行われました。
行った内容は
- 猟具判別……法定猟具か禁止猟具か
- 仮設実技……箱罠を実際に設置し、片付けるところまでをやる
の2つを、かなり時間をかけてみっちり対策していきました。
猟具判別は、6つ並べられた狩猟用罠の中から「禁止されている物かそうでないか」を判別していく物になるのですが、それを2つのグループに分かれて一人ずつ、実際の試験の流れに沿って練習していくというかなり丁寧な対策をしました。
部屋にいた人全員で恐らく80人近くはいたと思うので、2つのグループに分かれているとはいえ各40人ずつ、一人最低でも1分以上はかかるであろう内容を一人ずつ丁寧にやっていったので、そりゃあ時間もかかるわなと言った対策の流れでした。
そして待っている間に空いているスペースで行われていたのが「仮設実技」の練習でした。
恐らく今回の講習に参加する目的の中でもかなり大きいのがこの「仮設実技」対策で、実際に試験で用いられるものと同じ箱罠で、どうやって設置するのか、どういったところがポイントなのか等を実際に自分で触って経験できるのは非常に大きいと思いました。
狩猟免許の大変なところが、たぶんなのですが「試験で出て来る猟具・罠が結構レアで普段見る機会がほとんど無い」というところなんですよね。今回の講習で触った猟具はどれも年季が入っている物で、少なくともホームセンターで見かけるような罠類で似通ったものは無かったので、この講習に参加しないと実物で練習するのはよっぽど難しいという……。
それもどうなんだかなぁ……と言うのが個人的な感想ではあるのですが。
②講習の雰囲気
まず驚いたのが、その参加人数の多さです。
今回僕が参加した講習には、少なくとも100人以上の参加者が居ました。しかも講習自体2日間に分けて開催しているにもかかわらずです。
最初会場に付いた時、受付前で長蛇の列ができていた時には「何事だ!?」とビックリしましたからね。

解除受付も何かてんやわんやしていて、「おいおい手際が悪いな、何年やってんだよ」と思ったりもしたのですが、どうやらこれには事情があったようでして……。
どうも今年は狩猟免許の申し込みが例年よりはるかに多いらしく、講師の方曰く「去年の熊出没数の多さが影響したのでは」とのことでした。
恐らくはそれで例年通りの流れで行おうとして会場がパンクしたということだったのだと思います。講義室は3人掛けの長テーブルが広い部屋にいくつも並べられていたのですが、その内3分の1ぐらいは3人詰め詰めで座らないと人が全員収まらないぐらいの窮屈具合でしたからね。
ちなみに僕は会場から車で2時間ぐらいかかる距離だったので、朝一で出発しても9時手前ギリぐらいにしか到着できず、やむなく既に2人座っている席の真ん中に突入せざるを得なくなりました。狭かった~。
何で狩猟免許の試験対策講習なのに街中で開催するんだよ。都会っ子は獣なんか関係ねぇだろ。
参加者は僕より少し上ぐらいの世代の男性が多い印象でしたが、老若男女満遍なく参加はしていました。若い女性もちらほらいましたし、それなりに高齢の男性も女性もいました。流石に高校生とかはいなかったと思いますが……ワンチャン農業高校とかの生徒が受けに来ているとかもあったのかも分かりません。
講義自体の雰囲気は、前段でも触れたように本当に「ただただ試験に受かるためのポイントを伝える」と言った感じの内容で、途中結構スピーディーに内容が進んでいく場面もあって何だか「受験戦争の予備校」的な感じも途中感じました。そのぐらい効率的に進んで行った印象です。それでいて全部で5時間近くも掛かってるんですから、それなりの内容が詰め込まれていることが分かりますね。
後、これは本当に個人的に感じたことですが、どうも講師の方々はYOUTUBEとかTick後、これは本当に個人的に感じたことですが、どうも講師の方々はYOUTUBEとかTikTokとかの「SNS文化」を良く思っていない雰囲気でした。
YOUTUBEには結構「実技試験対策の様子」とかが上がっているのですが、僕が参加した会場では「会場内の動画・写真撮影は禁止」になっていまして、その理由としては「講習の内容が無料で見られてしまうのは、お金を払って参加している皆さんに申し訳ないし我々も良い気持ちはしない」と述べていましたし……。
他にも狩猟の様子を動画で投稿して「命に感謝!」みたいな物に対しても「ああいうのは僕はちょっと……」みたいに講師の方が苦言を呈している場面もありました。
「まさにここに狩猟の様子をYOUTUBEであげて収益を得ようとしている輩が居ますよ」と言った感じで何だか非常に申し訳なく思ってしまいましたが……
いやぁ~でも、いくら実技試験対策の様子がYOUTUBEでアップロードされていても、講習の方には実際に猟具触ったりテキストブックを手に入れたりと言うのがお金を払えばお手軽に得られるというメリットがあるので、すみわけは十分にできているんだから別にいいのではと思っちゃいますけどね。実際僕みたいに金のない奴ですら、YOUTUBEで動画があるのは分かっていたけどこうやって参加している訳ですし。
あからさまに講習に参加せずYOUTUBEとかで済ませようとしている人に対する対抗意識がある場面がちらほらあってちょっと怖かったですからね。
例えば実技試験対策のところで「入室の際には『入室します、よろしくお願いします』と言いましょう。これを言わない人は『あ、この人は講習に参加してないな』ってすぐに分かりますからね」みたいなことを対策のポイントとして言っていて、めちゃくちゃ怖かったです。
なので、猟友会主催の事前講習に参加せず狩猟免許の試験を受けようとしている人は、試験官(これも基本猟友会の人)がそういった心境で試験をしているという可能性があるということをご留意ください。
③まとめ
今回は狩猟免許試験の対策のため、猟友会主催の事前講習会に参加した時の様子についてお話していきました。
結果として参加して良かったかどうかですが……まぁそりゃあ当然良かったですよね。少なくとも9000円近くの料金には見合った物であったと断言できます。
試験対策のためのポイントが知れたり、実際に猟具に触れてどういった感じなのかを経験できたというのもそうですし、何より猟友会の人たちが狩猟免許に対してどういった姿勢でかかわっているのかと言うことが知れたのが大きかったと思います。
まぁ、軽く闇でしたよね。何となく予想はしていましたが。
だって狩猟免許とその対策講習というその仕組み自体、言ったら「価値を創作し、その創作者が”その価値を得るためのノウハウ”でまた金を得る」みたいな、マッチポンプに限りなく近い物があると思うんですよ。
講習の内容だって、あくまで「試験に受かるためのポイントを伝える」ものでしかほとんど無かったので、この講習を受けて免許を得ればじゃあその人は「狩猟者として十分な資質を持った」と言えるのかどうかって、何なら講師の人の方が否定してましたからね。「とりあえず試験に合格して、それから狩猟者として学んでいってください」みたいな感じで。
なので、「試験に受かるための手段として」であれば今回の講習は僕は素晴らしい物だったと思いますけど、それが社会制度として公然と行われているというのは……ちょっとなぁ~と思ったというのが素直な感想になります。
ひねくれ者ですみませんね、ホント。
今回の記事は以上です。
また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。
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