どうも、たかしです。
今年の夏、無事に第二種電気工事士の試験に合格し、電気期工事士の免状も結構前の9月終わりぐらいに無事届きました。

思った以上にシンプルなデザインで拍子抜けしました。こうやって見ると運転免許証って相当力入れて作られているんだなぁと。
せっかく電気工事士の資格をゲットしたので、早速小屋の電気配線を自分でやってみたいところではあるのですが……何かもう既に延長コードで十分電気周りには困っていないのに、今更配線やるのもなぁ……とめんどくさくなってしまったんですよね。
配線器具だってタダじゃあありませんし、金欠状態の現状ではちょっと小屋の電気配線は優先順位低いですね。小屋に本格的なエアコンを設置することになったらついでに配線も付ける、と言った感じになりそうです。それもお金が貯まるようになったらですね。
さて、電気工事士の資格を得たとなったら後もう一つ是非と手に入れたい資格が残っています。
それが狩猟免許です。
狩猟免許を取得するための試験は、僕の住む県では電気工事士試験同様上期と下期で年二回行われているため、これ幸いにと思い今回は下期の方の試験を受けるため申し込みをしようと色々準備を進めているのですが……。
申請するために必要なことを調べれば調べるほど、狩猟免許を取得するまでに必要なお金が結構かかることが分かってきました。
今回は狩猟免許の中でもわなを仕掛けて猟をするために必要な「わな猟免許」を取得するまでに必要な費用について、調べて分かったことを書いていきたいと思います。
それではやっていきましょう。
※狩猟免許試験に関しては各都道府県ごとに実施形態が多少異なるようなので、本記事の内容はあくまで僕が在住する都道府県での事例であることをご留意ください。
その他「考察・思案」記事
①申請書提出に掛かる費用
1.申請手数料代
まず、これはどんな資格試験でもそうだとは思いますが当然申請・受験するための手数料がかかります。
僕の場合はこれが5200円掛かりました。
恐らくこれは都道府県による違いは無いんじゃないかとは思います。パッと調べた所大阪府でも費用は同じでした。
ただこの5200円と言うのは「わな猟免許」のみを受験する場合の費用で、そこから猟銃免許だとか網猟免許だとか申請する免許種類が増えるほど追加で5200円ずつかかっていきます。
また、既に持っている罠猟免許の種類によっては試験の一部免除が認められ、それに際して費用も1種類につき3900円に安くなるようです。
2.診断書費用
罠猟免許の試験申し込みをするためには、申込書に医師による診断書を添付する必要があり、その費用は実費負担となります。
こちらが保険の適用がきかないのでかなり高く、僕の場合は4920円掛かりました。
こちらの診断書は、狩猟免許を得ようとするものが責任能力において瑕疵が無いかを判断するための物で、診断書には
「統合失調症、そううつ病、てんかん、麻薬等覚せい剤の中毒者、自己の行為の是非判断能力の著しく低い物、ではないと診断します」(一部中略あり)
との記載が県から用意されている書式には書かれており、かかりつけ医にその判断をしてもらって書いてもらうこととなります。
診断書を書いてもらう医師は基本的に縛りは無いようで、特に精神科医でなくてはならないとかも無く、僕の場合は一番近い集落にある診療所のお医者さんに書いてもらいました。
全くの初診ではなく、花粉症とか皮膚炎の薬を出してもらっていたことがあったのでいちおう「かかりつけ医」と言えなくもないぐらいの関係性のお医者さんでしたが、無事書いてもらえました。
ネットで調べると「書いた経験のない医者とかだとよく分からないから断られるかも」と言った記載が見られたので、もしかしたら僕がお願いしたお医者さんは山奥の集落の診療所医だったこともあり書いた経験も豊富だったからあっさり書いてもらえたのかもしれません。
一応診断書を書く際には、いくつか質問をされたり、腕の注射跡が無いかを調べたり、心音を聞いたりといった簡単な診断はされましたが、本当にあっさりと書いてもらうことができました。
3.証明写真代
申請書を提出する際には、縦3㎝横2.4㎝の証明写真を添付する必要があり、そのための写真代が掛かりました。
しかもこれ、電気工事士免状を申請した時の写真を流用しようと思ったら何とサイズが微妙に違っているという(電気工事士免状は縦4㎝横3㎝)……。
そのためにまた1000円写真代がかかりました。
と゛お゛し゛て゛た゛よ゛お゛お゛お゛!
と言う訳で、狩猟免許の申請書をただ提出するだけでも
5200円+4920円+1000円+220円(往復切手代)+60円(診断書・申請書印刷代)=1万1400円
と言うことで計1万1400円が掛かりました。
高ぇ~。
②免許試験事前講習会費用
狩猟免許試験では、大体どこの県であっても試験の2週間前とかに猟友会主催の「試験前講習会」が催されています。
これは別に参加絶対と言う訳ではないのですが、試験の筆記試験対策になる猟友会発行の書籍「狩猟読本」と「図解 狩猟免許試験例題集」が配布されるのに加えて、初心者にはハードルが高い「実技試験」の講習も実際に試験で使われる罠に触れつつ練習ができる貴重な機会なので、受講する人は多いようです。
この費用が約9000円掛かります。
上記の2種類の本が各1600円なので、実技の練習やその他講習の費用が大体5000円ぐらいかかるといった感じになりますかね。これが高いと捉えるかどうかは微妙なところです。
何せ受講は自由なわけですからね。強制的に徴収されるわけではない物に「高ぇ~」といった感想を抱くには相当の理不尽さが無くてはならない訳ですが……やっぱり僕のような素人は全くの練習無しにいきなり狩猟免許試験の実技に挑むのは相当ハードルが高いので、こういう機会がお金さえ払えば得られるというのはありがたさを感じざるをえないところです。
YOUTUBE動画なんかで「わな猟実技の通り方」みたいなものもあるので、ガチでケチるのだったらこの講習を受けずに何とかすることも可能だとは思いますが……何せ申請に既に1万以上かかっている訳なので、落ちるのはマジで避けたいんですよね。
何か足元を見られているような気もしますが……あ~立場が弱いのって辛いっすわ。
③まとめ
今回は狩猟免許試験を受けるためにかかる費用についてお話していきました。
結局、申請にかかる費用と事前講習の費用とで合計2万円ほどかかってくるということで、想像以上にお金がかかることが分かってげんなりしている所です。
しかもこれ、免許を持ったらもうその時点で自由に狩りができるようになるとかじゃ全然なくて、そこからまた「狩猟者登録」なる物をする必要があるらしく、その登録料やら、登録に際してはいらなくてはならない損害保険の掛け金やら、もう何だか調べれば調べるほど金・金・金なんですよね……。
いや、マジでこんなだから狩猟免許を取る人が碌にいないんとちゃうんかい。
無駄に厳しい制度然り、こんなんじゃ僕みたいなよっぽどの変人奇人でない限りは「よーしちょっと狩猟免許取って鹿狩ってみようかな☆」みたいな気分には誰もなりませんよ。
昨今の熊問題から、日本の森林環境がヤバいことになっているのはもう明らかなんですから、狩猟者を増やすためにもうちょっと狩猟免許周りの制度設計はハードルが低い物になっていかないのかなと思いました。
今回の記事は以上です。
また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。
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