どうも、たかしです。

新たに開拓した土地に、薪棚を開拓で伐採した竹で作成していく計画の、今回は第2回になります。

前回の記事では、伐採した大量の竹の中から薪棚に使えそうな竹を選定し、その後竹の枝葉を落として資材として利用できるよう剪定していきました。

大量の竹の中から、太さ・長さがそれなりにある物をピックアップ
枝を切り落として真っ直ぐな棒にした

今回の記事では、この剪定した竹を薪棚の資材として活用できるよう加工していき、薪棚組み立ての準備を完了するところまでの作業の様子をお伝えしていきます。

それではやっていきましょう。

①竹の枝を束ねて屋根材を作る

こちらは、竹を剪定する際にでた枝や笹です。物凄い物量です。

伐採した土地から出た竹を何とかするため剪定したら、こんどはそこから更に枝や笹が出てそれも何とかしなければならない……あれ、これ無限ループ?

などと言っていられません。まあ、ここまで細かくしたならばこの部分は普通に燃えるごみとかに出してしまっても良いんですが、しかしせっかくここまで来て普通に処分するというのも何だか美しくありません。当ブログはSDGsを猛烈に推進していることですし。

そこで僕は考えました。

そうだ! この枝たちを束ねてしまって……

ひもで縛ってしまえば……!

あら不思議、ただの厄介者にしか見えなかった枝たちが、何とも素敵な屋根材になったではありませんか!?

どうですか、この発想。まさか竹の剪定した枝を屋根材に使おうなんて発想がこれまでの人類に存在したでしょうか? これ世界発では!? 特許とろ。

使用したのはDCMのシュロ縄幅3mm。パームを原料としている自然由来の紐です。ガサガサしていて若干固いですが、その分摩擦が効いて縛るのにはイイ感じです。

苦節3時間ほどかけて、全ての枝を屋根材に加工することができました。マジで疲れた……。

ただ、作っておいてなんですがこれがまともに機能するかはかなり疑問です。

当然、雨に関しては完全に防ぐことは不可能でしょう。かやぶき屋根ですら、厚さ数十センチほども茅を厚く重ねて何とか防水しているのに、この程度の枝で雨をしのげるほど屋根作りは甘くありません。かつて小屋を作ってあっさり雨漏りしてしまった経験をした僕には分かります。

でも別にいいのです。薪棚に関しては何なら屋根すら無くても一応機能する物らしいので。重要なのは雨風では無く地面と接するのを避けて風通しを確保することですからね。

ただ一番心配なのは重さです。これだけの量の枝をミチミチに束ねてあるため総重量はかなりの物です。果たして竹で作った支柱と垂木はこの重量に耐えられるのかがかなり心配です。

無理だったら諦めますが……流石にこれだけ時間と苦労を掛けて作った屋根材ですから、活躍してもらいたいですね。「束ねたからゴミに出しやすくなったよ! やったねたかし!」ってなるのだけは避けたいところです。

②棚床を作る

続いて、竹で棚の床を作るために竹同士をシュロ縄で繋げていきました。

まず、竹を細い方と太い方で交互に繋げられるように配置します。

交互に繋げていくのは、竹自体が短いためこうしないと片側が全部太く、片側が全部細いと言った感じになってしまってアンバランスになるというやむを得ない事情があるのですが、こうすることで竹同士の間に空間を設けることができ、風通しがよくなるという副次的な効果もあります。

シュロ縄をロープワークで上手いこと繋げていき、竹が一枚の床板になるようにしていきます。

このロープワークはYOUTUBEで調べたのですが、結び方って本当に文・画像・動画どれをとっても分かり辛くて難しいですよね。僕は基本日常で蝶結びと片結びしかやりませんが、人によっては蝶結びもできない・やったことないって場合もあるんじゃないですか?

結び方って、かなり感覚的な物が大きくて結構才能もいると思ってるんですよね。元々小学校の教員やってましたから、多くの子が紐をまともに結べないことを僕は知っています。

何が言いたいかっていうと、めちゃくちゃ難しかったです。ムズすぎて何度も動画を見返しながら、一回失敗も経験しつつ結んでいきました。

反対側及び真ん中も同様に結んで行って、床板が完成しました。

以外にも頑丈で、きちんと床板として機能してくれそうです。ただ、この上に大量に薪を設置するとなると流石にたわんでしまいそうな気がするので、一応真ん中にも石の基礎を追加しておきました。

③支柱竹の焼き入れ

最後に、支柱に使う予定の竹の、掘っ建てとして地面に刺す部分に焼き入れ加工をしていきました。

まず竹を支柱として必要な2mほどの長さにカットしてから……

本当はガスバーナーがあれば簡単だったのですが、残念ながら所有していませんでしたので、代わりにガスコンロを使って焼き入れしていきました。火事になっては大変なため、念のためにホースの近くで行っていきました。

竹は油分が豊富に含まれているため、内部の水分が蒸発しづらく、そこから腐食が始まることがあるそうです。また、焼き入れをすることで表面に付くカビの防止にもなるようです。

焦げることの無いよう、慎重に様子を見ながら焼き入れしていきました。

焼き入れした後、地面に突き刺すことがしやすいように先っぽを斜めにカットしておきました。

果たしてくい打ちハンマーの力に竹が絶えてくれるかどうかは微妙ですが、頑張ってくれることを祈るばかりです。

以上で竹の加工作業が完了しました。

④次回、「薪棚建築編」に続く

今回は薪棚を作成する資材にするため、竹を加工していく様子をお伝えしていきました。

次回の記事では、「薪棚建築編」ということで、今回準備した資材を使って薪棚を作成していく様子をお伝えしていきたいと思います。

果たして竹で作成した薪棚は、きちんと機能するのか?

というかそもそも、ちゃんと形になってくれるのか?

お楽しみに。

今回の記事は以上です。

また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。