どうも、たかしです。

最近寒すぎてヤバいですね。夜の気温が氷点下になるのは当たり前だし、日中気温ですら5度をうわまらない日ばっかりだし。ここの所は夜小屋に籠って暖房をつけているとき以外は、常に手足の先が強張ってしまっていて、まともな感覚を忘れてしまいそうになります。

どうやら今冬最強の寒波がやって来ているようで、幸いにも僕の住む地域は雪がそこまで降る場所では無いので今のところ積雪被害はありませんが、その内道が凍って街に下りられなくなってしまいそうで恐ろしいですね.

そんな最強寒波がやって来ているんだったら、大人しく暖かい小屋に籠ってのんべんだらりと過ごす……と言う訳にもいかないのが貧乏無職小屋暮らしの悲しいところですね。一日中小屋の中にいてはブログ記事のネタが何もできませんし、何よりマダニの危険性ほぼ0で土地開拓ができるこの貴重な期間をただ見送るというのはあまりにナンセンスです。

そんなわけで今回は、これまで長らく計画していた農地に転がっている大量の竹を使ったDIY建築を行っていきたいと思います。

以前の記事でご紹介したように、農地に転がっていた竹は現在全て剪定が完了し、ある程度の長さに分別されていてすぐにでも資材として活用できる状態になっています。

今回はこれらの竹を使って「農地用の物置小屋」を作成していきます。

というのも、最近手に入れた巨大切り株の薪割り台やら、今後作成する予定のドラム缶焼却炉やら、農地の方におきっぱにしておきたいけれども雨ざらしはちょっと……と言った物がちょちょい出てきているんですよね。

切り株の薪割り台。屋根のある所に置きたいが、かなり重くていちいち空き家にしまうのは大変
焼却炉にする予定のドラム缶。おいておく場所が空き家には無い。

なので今回は、竹を使って農地に屋根付きの物置小屋を作成していく様子をお伝えしていきます。

それではやっていきましょう。

①資材紹介

今回使用するのは竹と土地から回収した石、あとブルーシートと針金です。

石は基礎として使用するため、できるだけ平べったい物を選んで回収してきました。

もちろん、竹は短い物だけでなく長い物も使用します。その内太い物は柱として利用し、細い物は壁として使用していく予定です。

どのぐらい使用することになるかは未知数ですが、これだけの量があればとりあえず不足するということは無いと思います。

建築予定地は農地上段の入り口辺りです。もともと竹や枝を一時保管場所としてしていた場所を軽く整地しておきましたのでこちらに建てていきます。

軽く草が生えていましたが、DCMのバッテリー草刈り機で整地しておきました。こういう本当にちょっとだけ草刈り機を使用したい時なんかはやっぱりバッテリー式は便利です。

②基礎の設置

まずは物置をどのぐらいのサイズにするかの目安としてドラム缶と籠を置き、それを基準にして基礎石を配置していきます。

物置のイメージとしては、向かって右側にドラム缶焼却炉を置く用の場所として土間のままで屋根付きのスペースを、向かって左側には床板を付けて薪割り台やその他の内に利用する道具を置くスペースを作っていく感じです。

基礎石の配置が決まったら、その上に渡す床板用の下地の竹を基礎石の上から渡して準備完了です。

これは竹薪棚の時の反省で、下地を置かず直接石の上に竹で作った床板を渡すと、どうしても石が凸凹している分床板もたわんで凸凹してしまうんですよね。

そのため、基礎ブロックの上に下地の竹を渡し、その上から更に床板の竹を渡すことにより床のたわみをゼロにするという作戦を今回考えました。

③床板の作成、設置

向かって左側のスペースに設置する床板を、いつも通りロープワークで竹を繋げていって作成します。

この竹を連結していくロープワークに関しては慣れた物で、いくつかの注意点を意識しつつドンドン繋げていきます。

注意点に関しては

  • ロープを端っこにし過ぎるとあっさり抜けてしまうので、できるだけ節の内側にしつつ端を長く残して繋いでいく。
  • もう片側の連結をしていく際には、順番の抜けや入れ違いが起きないよう常に確認しながら繋げていく

といった点ですね。これらを意識しないと後から抜けたり、順番の行き違いに気付いてやり直しになったりとかなりテンションが下がる事態になってしまいますので、かなり気を付けていきました。

完成した床板を基礎石の上の下地の間に渡して設置します。

右側は土間のままにする予定なので実は下地はいらないのですが、後からやっぱり床板を取り付けたいとなった時用に一応下地は残しておくことにしました。

④柱の設置

屋根を支えるための柱を、掘っ建てで設置していきます。

まずは竹の中でも特に太くて長い物を、230㎝ぐらいの長さでマークして……

カットしていきます。

最終的な屋根高さは180㎝ほどにするつもりなので、少し長めにカットして後から切りそろえる計画になっています。

先の方は地面に刺さりやすいよう斜めにカットして……

腐食防止に、バーナーで焼き入れをしていきます。

前回薪棚を作った際にはバーナーが無くてガスコンロを使用して焼き入れをしましたが、今回は前もって用意しておきました。

やはりバーナーの方が炎が集中するためか、コンロの時よりも早く・綺麗に焼き入れをしていくことができました。

同様に、全ての竹の先を焼き入れ加工していきました。

思ったより燃料の持ちは良く、1本3~4分ほど焼き入れにはかかるのですが、6本終わった段階でまだ3分の2ほどはガスが残っている感じでした。

柱を仮設置して、全体の位置調整をしてからくい打ちハンマーで打ち込んでいきます。

比較的曲がりの少ない物を選んだつもりでしたが、それでもちょっとまがっているだけで全然ハンマーで打ち込んでも入って行かないので……

あまりにも入って行かない竹に関しては先に短く切って打ち込んでいくことにしました。

短くすることで打ち込みやすくなることに気づいてからは打ち込みスピードが格段に上がりました。

ここから更にもう6本、同じように加工した竹を柱のすぐ横に打ち込んでいきます。

柱2本で基礎石の上に置いた竹の下地を挟み込むようにして打ち込んでいきました。

こうすることによって竹の下地がズレて基礎石から落ちることを防止することができますし、更に実はこの2本の柱には別の役割があります。

それが何かと言うと……それはまた次回の記事で。

⑤次回「壁・屋根下地設置」に続く

ここまでは正直竹薪棚の時とそこまで変化の無い作業工程でしたが、次回からは本格的に「物置小屋」として薪棚の時とは違った作業に入って行きます。

その一つとして、まずは壁を取り付けていきます。そこで今回設置した2本の柱が生きてくる予定になっています。

果たしてどのように竹で壁を作成していくのか?

次回、お楽しみに!

以上で今回の記事は終わりです。

また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。