どうも、たかしです。

つい先日、定期的に行われる町内会の清掃活動(というかほぼ草刈り)に参加してきたのですが、何とその場で地面から生えてきていたタケノコを頂いてきてしまいました!

全部で4つ。どれも立派なタケノコです。

ていうか僕下ごしらえ前の生のタケノコをまじまじと見ることなんてたぶん初めてなんですけど……なかなかの迫力ですね。

根本とかちょっとグロいぐらいなんですけど……王蟲みたい。

で、その場で他にも結構な数が採れていたんですけど、皆さん以外にも「まぁうちはいいかな……」みたいな感じでタケノコをもらうのに消極的だったんですよね。

それもそのはず、タケノコって物凄いアクが強くて、ちゃんとした処理せずに食べてしまうとエグみが凄くてまともには食べられない(らしい)んですよね。

とはいえ、頂いてしまった物は食べるほかありませんので、今回は意を決して人生初の「タケノコのアク抜き」にチャレンジして、実際に自分で下ごしらえしたタケノコを食べていった様子をお伝えしていきます。

きちんとアク抜きすることはできたのか?

それではやっていきましょう。

①アク抜き準備

1.米のとぎ汁を用意する

タケノコのあく抜きをする際には、本当は「米ぬか」と「赤唐辛子」を見ずに投入してタケノコと一緒に茹でるのが一番いいそうなのですが、今回は急なことで持ち合わせもありませんでしたので、代用品として「米のとぎ汁」でアク抜きをしていくことにしました。

普段軽くしかとがないところを、大量にとぎ汁を調達するため今回はめちゃくちゃ米をといで鍋に注いでいきました。おそらく米は美味しくなくなってしまったことでしょう。

タケノコのエグみの原因である「シュウ酸」という物質は米ぬかやとぎ汁に含まれる「カルシウム」と一緒に茹でることで抜けやすくなるらしく、アルカリ性の「重曹」でも代用できるらしいのですが……。

米ぬかもとぎ汁も町に行って買い物すればすぐに用意はできますが、どうやらタケノコのエグみは「伐採した瞬間」からどんどん増して行ってしまうらしく、今から買い物に行っていたらタケノコが美味しくなくなってしまう訳なので、仕方なくすぐ用意できるとぎ汁でアク抜きをしていくことにしました。

2.タケノコの下処理

タケノコをそのままとぎ汁にぶち込むわけでは無く、アク抜きできる状態まで下処理をしていきます。

まずは汚れの付いた外皮を2~3枚剥ぎまして……

特に固い先端部と、王蟲みたいにグロイ根元部を切り落とします。

先っぽの方がマジで固かったのですが、中には将来伸びていくであろう部分が何層にもグルグル巻きになって収まっていました。こりゃ固いわけですわ。

加えて、火を通りやすくするため&アク抜き後に皮をむきやすくするために切り込みを事前に入れておいて下処理は完了です!

②アク抜きしていく

大鍋一杯のとぎ汁の中にタケノコを投入します。

このままだとアク抜き中浮いてきてしまい、全体に上手く火が通らなくなるので……

とじ蓋をしておいて、タケノコが浮いてこないようにしてアク抜きしていきます。

ちなみにこの大なべは、もともとこの空き家にあった残置物の「蒸し鍋」です。なのでこのとじ蓋は蒸す際の二重底に当たる部分ですね。いつか役に立つだろうと思って取っておいたかいがありました。

沸騰してくるとアクが出て来るので、弱火でじっくり煮込みつつアクを取りつつ、合計1時間アク抜きしていきました。

タケノコの大きさによって40分~1時間ぐらいで時間を見るみたいなのですが、今回はとぎ汁もちょっと薄いし、しっかりあく抜きした方がいいだろうということで1時間にしました。

さて、1時間たってとじ蓋を開けてみると……!?

とぎ汁が茶色くなって、タケノコもつまようじが刺さるぐらいぷにぷにになっていました。

シュウ酸が汁に溶け出ると茶色くなるらしいので、恐らくはちゃんとアク抜きできているのではないかと思います。柔らかさも十分なため、ここで火を止めて後は冷ますことにしました。

タケノコを冷ます際にはゆで汁から出さずに、ゆで汁の入った鍋ごと冷ますことでよりアクが抜けるとのことなので、このまま一晩放置して冷ますことにしました。

そして翌日……

こちら、アク抜きが済んだタケノコです。水が良く染み込んでいて、ずっしりと重たいです。

強く握ると潰れるぐらい、ぷにぷにと柔らかいです。僕の知っているタケノコよりもだいぶ柔らかいので、ひょっとすると茹ですぎたのかもしれません。

皮の断面はこんな感じ。中心部はぷにぷにですが、皮は流石に固いままで食べられそうにはありません。

③保存処理

すぐに全部食べるわけではありませんので、冷蔵庫で保存できるように処理していきます。

まずは外皮を取ります。切り込みから手を入れればつるんと剥けてくれます。

タケノコにほど近い薄皮はタケノコと同じぐらい柔らかく、食べられそうです。これは「姫皮」と呼ばれる部分で、実際に食べてみたら普通にタケノコと同じような味で食べやすかったです。

ただ、これはもしかしたら僕が過敏になりすぎているだけかもしれませんが、何かちょっと後味に下に纏わりつくような不快感のような物がありました。不味いとは言えないぐらい微かな舌触りでしたが、これがエグみなのかもしれません。

やはりとぎ汁が薄すぎたのかも……。

最終的に残った可食部はだいぶこじんまりとしてしまいました。

やはり外側の皮が分厚いため、大分嵩増しされていましたね。なんともかわいらしいサイズです。

そこから更に先端部の硬めの部分を切って、これで本当に可食部の全てになりました。

食べられる薄皮部分と一緒に、ゆで汁に入れてジップロック保存します。これで冷蔵庫に入れれば6日間ぐらいは余裕で持つそうです。

④実食の感想

薄皮を向いた時の違和感がちょっと怖かったので、てんぷらにして食べてみました。

流石に天ぷらにしたら違和感も何もなく、外はサクッ、中はシャリッで非常に美味しく食べられました。

ていうか天ぷらにするんだったらたぶんアク抜きしなくても大丈夫なんですよね。

唐揚げも食べてみました。めちゃくちゃ美味しかったです。

本当にアク抜きが完璧なのかどうか知るためには煮物とかにすると良いんですけどね……うーん、まぁ揚げ物で良いかな。怖いし。

⑤まとめ

今回はいただいた採れたて生のタケノコを、自分でアク抜きをして実食する様子をお伝えしていきました。

結果(たぶん)米のとぎ汁でもアク抜きはできていたということですが、米ぬかを使った方がもっとおいしくアク抜きできるといううわさもありますので、また機会があったらぜひ試してみたいですね。

僕の土地にタケノコが生えてくれたら良いんですけどね……なぜか細い竹(女竹)しか生えていなくて、立派なタケノコの取れる太い竹は生えていないんですよね……。

山奥のやっすい竹林が生えている土地とか、YOUTUBEが上手く行ったら買っちゃおうかな??

以上腕今回の記事は終わりです。

また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。

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