どうも、たかしです。

現在、生活の拠点とするための小屋を建築中です。既に壁材である石膏ボードの取り付けまで完了し、もうほとんど普通に中で過ごすことが可能なレベルにまで建築は進みました。

ドアが完成して最低限生活ができるようになった時点で、実はもうほとんどPC作業や食事、寝泊まりといった日常生活は未完成の小屋の中で過ごしています。

さて、そんな中で夜間寝泊まりをしている際にどうしても我慢のならないことがありました。それは「虫の侵入です」

日が出ているうちは時々ドアの開閉時に入ってくる羽虫以外は全く虫を見かけない小屋内なのですが、夜間になるとかなり気になるレベルで虫の侵入が目立ってしまっていました。

どこからか小さな蛾が入ってくることもありますし、特に多かったのが上記写真にあるごく小さな「トビムシ」の侵入です。

トビムシの侵入頻度は本当にひどくて、一晩で20数匹ものトビムシを見かけた時もあったぐらいです。

これでは空き家よりはマシとは言え流石に心が休まらない……ということで今回はトビムシ含めて虫が小屋に侵入してこないように対策を色々していったので、どのような対策をしたのかとその結果についてお伝えしていきます。

DIYで建てた小屋に全く虫が侵入してこないように対策することはできたのか?

やっていきましょう。

①トビムシとは

トビムシは、体長は1mm~3mm前後の非情に小さな虫で、家屋の中では湿気の多い場所に発生・侵入することの多い虫です。

昆虫ではなく、翅を持たない原始的な虫で、その代わりにトビムシという名前の通り、かなりの距離を飛び跳ねることが大きな特徴です。

僕の家に出た個体は実に10㎝以上もの距離をひとっとびし、体長と比較した時にその跳躍力の高さがうかがえます。

土壌中には大量のトビムシが生息していて、土中の有機物を食べて分解しているそうです。なぜ小屋の中に侵入してくるのかは謎ですが、恐らくは小屋の下の地面から基礎を通って小さなすき間をすり抜けて侵入してきているものと思われます。

前述したように、体長が1mm、もしくはそれにすら満たないぐらい小さな個体もいるぐらいの虫ですので、侵入を阻むのが大変難しい虫となっています。

②対策とその結果

1.隙間を塞ぐ

トビムシはともかく、上記画像のようなそれなりのサイズの虫(画像はハゴロモの幼虫)が侵入してきているということは、小屋のどこかに隙間があってそこから侵入してきているものと考えられるため、まずは隙間を探して塞いでいくことにしました。

一見隙間が無いように見えるこちらの面戸板ですが……

部屋にカーテンを付けて真っ暗にすると、わずかに隙間ができていることが分かります。

見た目はちょっとよろしくないのですが、そういったわずかなすき間も全てシーリング材を使って埋めていきました。

そうすると、トビムシにはほぼ影響はありませんでしたが目に見えて夜間の蛾の侵入が少なくなりました。

それまで1晩に3~4匹ぐらいは侵入してきていたのが、1晩に1匹出るか出ないかぐらいには変わりましたね。やはりこういった隙間からでも虫は侵入してくるのだということがよく分かりました。

それに、今回窓にカーテンを付けて夜間は部屋の明かりが漏れないようにしたのも影響はあったのかなと感じています。

2.空間散布式の殺虫剤を使う

「ベープリキッド」という、アースノーマット的な空間散布式の殺虫剤を使用してトビムシの侵入対策にならないかと試してみたのですが、これはほとんど効果がありませんでした。

やはりこれは蚊だったり、その他空中を飛ぶ小さい羽虫に対しての物であって、地を這うような虫には効果が薄いのだと思います。

3.小屋の基礎に粒剤式の殺虫剤を散布する

今回トビムシ対策に最も効果があったのがこちらの対策になります。

こちらは、主にアリやムカデなどの虫に直接散布したり、もしくは家の周りに撒いておいて侵入防止に使うような粒状の殺虫剤になるのですが、これを小屋の基礎周りに散布することで劇的に侵入してくるトビムシの数が減りました。

こんな感じで、基礎の周りを囲むように軽く山盛りになるぐらい大量に散布しておいたところ、その翌日には侵入してくるトビムシが3~4匹ぐらいまで落ち着きました。

やはりトビムシのような地を這って侵入してくる系統の害虫には、こちらの粒剤をかなり大量に隙間なく敷き詰めておくことで対策になるのだと感じました。

逆に言うと空を飛んで侵入してくる虫にはこちらは全く効果は無いので、侵入対策したい虫に応じて殺虫剤の種類を選ぶのが重要だということですね。

③まとめ

今回は、空き家に侵入してくる虫の対策を色々試した内容とその結果についてお伝えしていきました。

結果としては

  • 羽虫対策……徹底的な隙間埋め、明かり漏れ対策、空中散布系の殺虫剤
  • トビムシ対策……粒状の殺虫剤を地面との境に隈なく散布

といった結果になりました。

今回僕はアリやムカデのような虫に悩まされることはありませんでしたが、地面に散布する系の殺虫剤はそれらの虫にも効果(というか元々はそれがメイン)があるので、同じ方法が使えるのではないかと思います。

やはり小屋暮らしと言えど、安心して寝泊まりできる空間の確保は重要です。そのための小屋ですからね。

今後どのような障害があるかは分かりませんが、人類の英知である様々な商品を用いて対策をしていきたいと思います。お金があるうちは。

以上で今回の記事は終わりです。

また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。