どうも、たかしです。
ここ数日、わが家で飼育している子供ヤモリの許嫁となるオスヤモリを探しに夜の公園を必死に散策した結果、前回の記事にて、4匹目にしてとうとうオスのヤモリを捕獲することに成功しました!
早速持って帰って飼育環境をセットしたのですが……
捕まえてきたオスのヤモリは大人なため、100均のプラケースだと相当手狭に感じてしまいます。
それに、子供ヤモリの方もケースが狭いために動き回ることができず、また動かなくても餌のコオロギを食べることができてしまうため完全に運動不足感が否めません。
ヤモリは樹上性のつよいトカゲですから、もっと高さのあるケージにして登れるものを追加してあげたいところです。
たかし
このままじゃヤモリちゃんたちがおデブになっちゃう……
小屋根ちゃん
もう既に若干デブってるような……
そこで今回の記事では成長期の子供ヤモリが不健康になってしまうことの無いよう、これまでのような最低限の飼育環境ではなく、色々とガチなものを取り揃えて、ヤモリカップル用の飼育ケージを作っていく様子をお送りしたいと思います。
それではやっていきましょう。
シリーズ記事
①飼育グッズ紹介
飼育環境には
- 飼育ケース(中)幅30×奥行き19.5×高さ20.5cm
- ウェットシェルターs
- 流木s
- 爬虫類ソイル
を使用します。
こちらの飼育ケースを選んだのは、ケースの高さがある程度確保できるからというのもありましたが、一番の決め手はしっかりとした仕切り板がついていたことです。
爬虫類の番の買い方について調べてみると、オスメスのカップルであっても普段から同じケース内での多頭飼いは避けた方が良いという指摘が多く見受けられました。
爬虫類は、基本的に群れで生活する生き物ではないため、狭い空間で複数匹飼っているとストレスになって、落ち着きがなくなったり攻撃的になってしまったりするようです。
なので別個のケージで飼育するのが良いのだとは思うのですが、そうするとなかなか高さを確保できる縦長のケースというものが無かったので、一つの大きなケージを2つに分けられるこちらの飼育ケースを選びました。
床材に関しては、これまではキッチンペーパーを利用していたのですがいくつかの理由によって爬虫類ソイルを導入してみることにしました。
まず、爬虫類ソイルの方が保湿性に優れているため飼育ケース内の湿度を維持することができます。
ヤモリは脱皮をする際に、周辺環境が乾燥してしまっていると脱皮不全に陥り、指先に皮が残ってその部分が化膿してしまうことがあるようです。そのため毎日霧吹きはしているのですが、ソイルを敷いておいた方が湿度が保たれるため脱皮不全が起きるのを防ぐことができます。
また、ソイルがあった方が、糞の処理をする際に糞のくっついた部分のソイルの粒を捨てるだけでいいので掃除が楽というのもあります。
そしてもう一つ大きな理由として、床材がキッチンペーパーだと、コオロギがキッチンペーパの裏に潜り込んでしまって、ヤモリが食べられないままコオロギが死んでしまっているということが多発するんですよね。
そのため、逃げ場のないソイルに床材を変更することで、ヤモリが問題なく餌を食べられるようになるといいなと思っています。
②飼育環境をセットする
1.飼育用具を洗う
以前、飼育ケースにこびりついていた殺虫成分でコオロギが大量死してしまったことがあるので、飼育ケースや流木、ウェットシェルターはしっかり拭いておきます。
2.飼育環境をセットしていく
まずは飼育ケースの底にソイルを敷き詰めていきます。
ケースの底が見えないぐらい、5ミリほどの厚みになるようにソイルをまんべんなく敷き詰めます。
続いてウェットシェルターを設置します。
こちらのシェルターは、ヤモリの隠れ家になるだけでなくシェルター内の湿度を維持してくれる優れもので、子供ヤモリの脱皮不全を防止する役割が期待できるのではないかと考えています。
ウェットシェルターの上部がそのまま水入れの役割も果たしてくれるので、これまでペットボトルキャップを使っていた水入れも設置する必要が無くなる点も非常にGoodです。
ヤモリを投入して……
流木をセットします。
基本的に憶病で、隠れる場所が近くにあった方がヤモリにとっては安心できる環境になるので、流木はヤモリが登って運動できるのに加えて隠れるスペースを作るのにも役立っています。
これにて飼育環境のセットが完了しました!
③経過観察
飼育ケージを移動してからヤモリの様子を見ていると、やはりケースの側面や蓋に張り付いている場面を見かけることが多くなりました。
ケースが大きくなり、足場もできたことでかなりアグレッシブに動き回ることができているようです。
ただ驚きだったのが、画像を見てお分かりの通り子供ヤモリが仕切りを超えて隣のゾーンに侵入してきていたんですよね。
仕切りはかなりしっかりした構造で、ほとんど隙間なく仕切ることができるようになっているのですが、そのわずかな隙間を縫って移動してきているようです。
しかも、一回元の場所に戻したのにもかかわらず、数時間後には再び隣のゾーンに侵入するという暴れん坊っぷりを発揮していました。
喧嘩している感じでも無かったので、仲良く過ごせるのなら同じケージでもいいのですが、やはり体格が違うので与えるコオロギの大きさも違いますし、オスヤモリの方がまだ新しい環境に慣れていないのにこれ以上ストレスを与えるのも良くないと思うので、オスヤモリの方を移動させて、仕切りの隙間はティッシュで詰めておきました。
思わぬトラブルはありましたが、概ね問題なく飼育環境は機能していると思います。
このまま健やかに成長して、繁殖できるところまでぜひとも飼育してみたいですね。
以上で今回の記事は終わりです。
また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただき、ありがとうございました。