どうも、たかしです。

小屋暮らし予定地に付随してきた空き家の整備を進めていくシリーズ、今回はその第13回になります。

ここ最近僕は、空き家から出た粗大ごみを解体して、処理手数料を掛けずに処分していくということしています。

これまで「座椅子」「布団」「ソファベッド」と解体してきました。

座椅子の解体。ワタと布は燃えるゴミ。中のパイプは鉄くず回収業者へ。
布団の解体。外の布を剥ぎ、中のワタを裂いて全て燃えるごみへ。
ソファベッドの解体。外の布とワタを剥ぎ、木のフレームも切り出して燃えるゴミへ。金具は燃えないゴミへ。

これまでの解体により、粗大ごみの処分手数料が大阪市の粗大ゴミ処理手数料表から計算して

  • 布団……200円
  • 座椅子……200円×3+700円
  • ソファベッド……1000円

計2500円分を節約することに成功しています。

たかし

お金のためならいくらでも頑張れるよ!

小屋根ちゃん

じゃあ働けよ

今回は、空き家内にある木製の家具を全て燃えるごみで処分するために、10点以上一気に解体していったのでその様子をお伝えしていきます。

今回の記事ではそのうちの「棚類」と「クローゼット」を解体する方法とその様子をお伝えしていきます。

それではやっていきましょう。

シリーズ記事

【土地整備】空き家の整備 ①:納戸の片づけBefore・After

【土地整備】空き家の整備 ②:納戸を片付けて出てきた物を売ってみたら○○円になった

【土地整備】空き家の整備 ③:寝室の片づけBefore・After

【土地整備】空き家の整備 ④:空き家から出てきた衣服を売ったら○○円になった

【土地整備・検証】空き家の整備 ⑤:寝室から出てきた雑貨を売ったら○○円になった

【土地整備】空き家の整備 ⑥:キッチンの片づけ(前半)

【土地整備・検証】空き家の整備 ⑦:オフハウスの店舗間の格差がとんでもなかった話

【土地整備・検証】空き家の整備 ⑧:キッチン(後半)+風呂場の片づけ+とんでもない事態発生

【土地整備・検証】空き家の整備 ⑨:オフハウスの店員間の格差がとんでもなかった話

【土地整備・検証】空き家の整備 ⑩:空き家の使えそうな家具を売ったら○○円になった

【土地整備】空き家の整備 ⑪:空き家から出た粗大ごみを解体する……座椅子・布団編

【土地整備】空き家の整備 ⑫:空き家から出た粗大ごみを解体する……ソファベッド編(前回)

【土地整備】空き家の整備 ⑬:空き家から出た粗大ごみを解体する……棚・クローゼット編←今ここ

①解体する物を庭に出す

前回の「ソファベッド」を解体した時は屋内でやったのですが、やはり狭かったのと木くずが舞って息苦しかったのもあり、今回は全ての家具を庭に出して屋外で作業を行うことにしました。

こちらが現在空き家にある解体予定の家具になります。

  • 棚……大小4つ
  • クローゼット
  • こたつ……3つ
  • パイプ椅子
  • 食器棚
  • 竹カーペット

今回一日でこれら全部を解体しようと思ったのですが、流石にきつ過ぎて無理でした。

屋外での作業は今回初めてで、屋内と比べて空気が良くて気持ちは良いのですが、体力の消費も半端なくて予想以上に作業が進みませんでした。

午後になるにつれて気温が上がってきて、とにかく喉が渇いて仕方なかったですね。空き家にはトイレがありませんので、尿意を催すことの無いように飲み物はあまり飲まないようにしていたのですが、それがあだとなって今回脱水症状手前ぐらいまで行ってしまいました。

次回は水筒を持って行こうかと思いますが……トイレに行きたくなったらどうしましょう。

たかし

やはりここはボトラーになるしか……

小屋根ちゃん

人として終わるぞ

という訳で、今回は前半として「棚4つ」と「クローゼット」、あと「パイプ椅子」の解体の様子をお伝えしていきます。

②解体の様子

1.棚の解体

まずは棚の中でも最も小さい物を、練習がてら解体していきます。

基本的にこういう棚は、+ネジで各パーツが接合されています。そのため、正攻法で分解していくのならまずはドライバーでネジを外していくべきなのですが、空き家にある家具は大体ネジが錆びてしまっていて、木材とネジが固着してしまっていてネジが回らないことが多いです。

この棚もネジが錆びていて全く回らなかったので、いきなりノコギリで解体していきました。

簡単なパーツはペンチで取り外してから……

いきなりノコギリで、てっぺんから切り込みを入れていきます。

基本的にこういう棚は、全てが木の板で構成されている訳ではないようで、「木材のフレーム」の周りに「薄いベニヤ板を重ねて貼る」ことで棚が形作られているものがほとんどでした。

そのため全てをノコギリで切り出していかなくても、ある程度切り込みを入れた後ならば、手で押したり足で蹴ったりすることで割とあっさりと破壊することができました。

ただし、ネジを取り外していない場合は常にネジが入り込んでいる部分を意識しながら解体していくことが重要です。

ノコギリで切り出す際に当たってしまうと刃が悪くなってしまいますし、蹴ったり押したりした時にネジに刺さってしまうと大怪我につながってしまいます。

なのでネジがどうしても外れない場合には、その周りには触れないようにうまくかわしつつ分解していく必要があります。

小さな棚であれば、細かく分解することで一つのゴミ袋で処分することができます。

冒頭でも提示した粗大ごみの処理手数料表によると、棚一個処分するのに200円~400円必要なようなので、解体できる十分なスペースがあるのであれば試してみる価値はあると思います。

続けて大きな棚を解体していきますが、中にはネジがギリギリ回り、正攻法で解体できるものもありました。

ただ、やはり錆びていて回り辛く、無理に回そうとするとネジ穴がつぶれてしまうため、写真のような潤滑オイルがあると便利です。

また、ネジ穴は結構大きく、一般的に家にある大きさの「1番ドライバー」では回らないことが多かったです。「2番」や「3番」のドライバーが必要になりますので、解体の際にはその家具のネジ穴の大きさを確認しておく必要があります。

ネジ穴のサイズが合っていないドライバーで無理に回そうとするとネジ穴をつぶす原因となってしまうので気を付けましょう。

大きな棚だと、解体してもまだゴミ袋に収まらないサイズのパーツが出てくるので、その場合はノコギリで小さく切り出していきます。

先ほども言ったように、全部をノコギリで切り出すというよりは、ノコギリで半分ぐらいまで切り込みを入れて残りを蹴って破壊する感じで解体していった方が手早く解体することができます。ただ、くれぐれもケガには注意しましょう。ベニヤ板は割れたり裂けたりした時に木の繊維が尖って露出することが多いので、作業時には軍手を付けて、できるだけ肌が出ない服を着ることをお勧めします。

空き家の中にあった棚の中には、もう初めからボロボロで脆くなっている棚もありましたので、その場合は初っ端から踏みつぶして解体していきました。

体力は消耗しますが、なかなかできない体験でストレス発散になります。ストレスが溜まるほど立派な生き方はしていませんが。

2.クローゼットの解体

空き家にあった中でも非常に高さのある家具です。

外に運び出すのも大変だったぐらい重さもあり、解体するのも大変そうですが、基本的には棚を解体した時と手順は変わりません。

側面にネジ穴がありますので、まずはそこからの解体を試みます。残念ながら6つあったネジ穴のうち、下部の4つは錆びが進んでいて取り外すことができませんでしたが、2つネジが外れた上部から思い切ってパネルを引っ張ってみると……

あっさりとバラバラになってしまいました。

見て分かる通り、相当木材にカビが浸食してしまっていてかなり脆くなっているようです。

あとは棚の時と同じように、ノコギリで切り込みを入れながら蹴ったり折ったりして小さな破片にしていきます。

大きさがかなりあるため分解するのは大変でしたが、棚の時と同じくパネルのほとんどは薄いベニヤで構成されているので破壊すること自体はそこまで難しくはありません。

何とかこちらも全て燃えるゴミの袋に収めることができました。

3.パイプ椅子

こちらは解体と言うほどのものではありませんでしたが、一応どんな感じで解体したかを載せておきます。

基本的には、木片につりつけてある鉄パイプの部分を接合部である+ネジを取り外して分解していくだけの作業になります。

なので、ネジさえ外れれば解体は全く難しくは無いのですが、そのネジ部分がかなり錆びてしまっているため、穴をつぶしてしまうことの無いよう結構気は使いました。

先ほども紹介しましたが、こういう時にはこちらの潤滑スプレーが非常に便利です。

ネジ穴に浸透させていくように噴射することで、毛細管現象でオイルがネジの部分に染み込んでいき、摩擦を減らしてネジを回りやすくしてくれます。

こちら、取り外した後の様子です。ネジの錆びた部分にオイルが浸透しているのが分かると思います。

問題なく全てのネジを取り外し、パイプ椅子の解体は完了しました。

木材部分は燃えるゴミへ、ネジやパイプ部分に関しては鉄くず回収業者の方へ持ち込むためにとっておきます。

鉄くず回収業者は、少量の鉄であれば無料での引き取りになりますが、大量に持ち込めば値段をつけて買い取ってくれるはずなので、こういう地道な努力で重量を稼いでいく計画です。

③次回予告

この日は、これらに加えてこたつの解体に入ったところで体力の限界がきて撤収になりました。

なので次回は「こたつ」と「食器棚」など、残りの家具のうちで解体できたものについてお伝えしていきたいと思います。

また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。