どうも、たかしです。

小屋暮らし予定の土地に付随してきた空き家の整備を進めていくシリーズ、今回はその第15回になります。

今回は、空き家の水道管を自分で修理してみたので、その内容と様子についてお伝えしていきます。

僕が現在整備中の空き家には水道が通っており、土に埋まっていた止水栓を開けることで水が使えるようになったのですが……

水道メーターの横にあるハンドルが止水栓。完全に土に埋まっていたため発見するのに苦労した。

なんと、空き家の風呂場の蛇口が完全に壊れており、どれだけ思いっ切り締めてもものすごい勢いで水が垂れ流しになってしまうという、水道費青天井待ったなしの困った状況になってしまったのです。

プールの水でも溜めてんのか、と勘違いしてしまうぐらいとんでもない勢いで出続ける水。

慌てて再び止水栓を締めて、水を使用する時にはバケツに溜まった水から使用することにしていたのですが、このままでは大変不便です。

せっかく屋外にホースがあるのですから、そのホースを空き家の清掃に使いたいのですが、風呂場の水が出っぱなしの状態で屋外のホースを使う訳にもいきません。

蛇口を修理するのに、こんな山奥の土地に〇ラシアンを呼ぶわけにもいきません。そのため、自分で蛇口を修理することにしました。

多少追加の工具が必要にはなりましたが、案外簡単に修理することができましたので、修理の方法を実際に修理する様子と合わせてお伝えしていきます。

それではやっていきましょう。

シリーズ記事

【土地整備】空き家の整備 ①:納戸の片づけBefore・After

【土地整備】空き家の整備 ②:納戸を片付けて出てきた物を売ってみたら○○円になった

【土地整備】空き家の整備 ③:寝室の片づけBefore・After

【土地整備】空き家の整備 ④:空き家から出てきた衣服を売ったら○○円になった

【土地整備・検証】空き家の整備 ⑤:寝室から出てきた雑貨を売ったら○○円になった

【土地整備】空き家の整備 ⑥:キッチンの片づけ(前半)

【土地整備・検証】空き家の整備 ⑦:オフハウスの店舗間の格差がとんでもなかった話

【土地整備・検証】空き家の整備 ⑧:キッチン(後半)+風呂場の片づけ+とんでもない事態発生

【土地整備・検証】空き家の整備 ⑨:オフハウスの店員間の格差がとんでもなかった話

【土地整備・検証】空き家の整備 ⑩:空き家の使えそうな家具を売ったら○○円になった

【土地整備】空き家の整備 ⑪:空き家から出た粗大ごみを解体する……座椅子・布団編

【土地整備】空き家の整備 ⑫:空き家から出た粗大ごみを解体する……ソファベッド編

【土地整備】空き家の整備 ⑬:空き家から出た粗大ごみを解体する……棚・クローゼット編

【土地整備】空き家の整備 ⑭:空き家から出た粗大ごみを解体する……こたつ・食器棚・竹カーペット編(前回)

【土地整備】空き家の整備 ⑮:空き家の蛇口を修理する……蛇口の先からの水漏れの場合←今ここ

①工具を揃える

今回、蛇口の修理をするために「モンキーレンチ」を追加で購入しました。

モンキーレンチは六角ネジを開け閉めするためのスパナの一種で、普通のスパナと違って口径をネジで調整することができるため、これ一本で幅広いサイズのネジに対応できるのが特徴のスパナです。

これまでも家具類を解体する際にたびたびレンチ類が登場してきましたが、このモンキーレンチはまだ持っていなかったので今回を機会に思い切って購入しました。価格は税込み2178円です

僕は学生時代にバイクいじりを趣味にしていた経歴から、ある程度の工具は既に取り揃えてあるのですが……

僕が持っているスパナセットだと口径が小さくて、蛇口を外すための六角ナットにハマらなかったんですよね。

蛇口のハンドルを締めるカバーナット。割と口径が大きい。

なので今回、最大口径36mmまで対応しているワイド口のモンキーレンチを使って蛇口の修理をしていくことにしました。

②修理の様子

1.カバーナットを開けて、止水コマを取り出す

まずはモンキーレンチをナットにあてつつ、サイズを口径に合わせてから開けていきます。

ハンドル部のナット口径は26mmだった。

カバーを開けてハンドルを取り除くと、蛇口の中には水をせき止めているパッキンの付いた「止水コマ」があるので、それを取り出します。

指が入らない細かい箇所の作業になりますので、ピンセットのような掴む道具があった方が便利です。僕はこの時ピンセットを持って行っていなかったので、ドライバーで何とか取り出しました。

取り出した止水コマのパッキンを見ると、やはり劣化からひび割れてしまっていました。

蛇口先端から水漏れがある場合はこのように「止水コマのパッキンの劣化」が原因であることがほとんどのようです。

ちなみに、蛇口が寒冷地仕様だとこの「止水コマ」がハンドルと一体化している場合もあるようです。

また、蛇口のサイズによって止水コマのサイズも異なりますので、蛇口の補修パーツを購入する前には一度蛇口を分解して中の仕組みがどうなっているのかを確認しましょう。

2.補修パーツを購入する

ホームセンターの蛇口コーナーに行くと、止水コマやハンドルなど様々な補修パーツも同じコーナーにたくさん並んでいます。

止水コマの価格は、一般的な蛇口用のものだと一個当たり100円もせず、安価に購入することができます。

また、パッキンだけの交換ならば一個当たり30円以下と非常にリーズナブルに補修が可能なのですが……

今回僕は止水コマごと購入し、交換することにしました。

理由としては、止水コマのパッキンを固定するために使われているナットの口径があまりに小さく(恐らく7mm以下)、僕が持っているレンチで対応できるサイズのものが無かったためです。

モンキーレンチならば対応できないことも無いですが……そもそも取り出した止水コマになぜかナットが付いていなかったので、止水コマごと交換するのが手っ取り早かったので。安いですから、そこはもうお好みで良いのではないかと思います。

3.止水コマの交換→修理完了

購入してきた止水コマを蛇口に入れて……

モンキーレンチで再びナットを締めていきます。

ナットを締める時は「開けた時と同じぐらいの固さで締める」ということは常に意識しておきましょう。強く締めすぎたり、逆に緩すぎたりすると何らかの動作不良を起こす可能性があります。

修理が完了し、早速止水栓を開けてみると……

水が漏れ出ていません。修理成功です!

もちろん、ハンドルを開ければ水が程よい勢いで流れ出ていきます。

これで一安心!  かと思いきや……

4.更なる水漏れ発生

風呂場ほどではありませんが、キッチンの蛇口からも同じように水漏れが発生していました……。

まあ、幸いにも替えの止水コマはもう一つあります。なのですぐにでも修理には取り掛かれるのですが、そのためにはまず止水栓を止めなくてはなりません。

キッチンならば、キッチン台のすぐ下にキッチン用の止水栓があるだろうと思い棚の中を覗きましたが……

あれ? 無い。

ていうか水道管自体キッチンの下には通っていないようです。

だったらどこに通っているんだと疑問に思い、空き家の裏手の方に回ってみました。

水道管はありましたが、どうやらこちらにも個別の止水栓は付いてはいないようですね。

ということは、蛇口の修理をするたびに空き家のある場所から離れた、坂を下った先の大元の止水栓をいちいち締めに行かなくてはならないということになります。め、めんどくせえ……。

うだうだ行っていても仕方ないので、諦めて一度下に降りて止水栓を止めて、蛇口の中を確認してみると……

やはり同じように、止水コマのパッキンが劣化して割れていました。

というか、もしかしたらこの空き家の蛇口のほとんど全てが似たような状況なのかもしれません。一応一通り蛇口を回って他の所で水漏れが起きていないのは確認しましたが、もしもどこか見えない部分で水漏れが発生していると止水栓を開けっ放しで空き家を離れてしまった時に水道代がとんでもないことになりかねません。

面倒ですが、これからもしばらくは、空き家を離れる際にはきちんと止水栓を締めていくことを徹底しなくてはなりませんね。

同じく、止水コマを交換したことにより蛇口の先からの水漏れは無くなりました。

今度こそ一安心!! と、おもおも思いきや……

今度は蛇口取り付け部からの水漏れが発生していました……うがああぁぁあああ!!!

③まとめ

今回は、蛇口の先端からの水漏れを自分で修理する方法を、実際に修理する様子を合わせてお伝えしてきました。

工具さえあればかなり簡単に修理することが可能ですし、工具や補修パーツも大した値段がかからずに用意することができるので、自分で蛇口を修理するのはかなりオススメだと僕は思います。

〇ラシアンのHPによると、蛇口の修理を依頼する場合は工賃だけでも8000円以上するようですので、そう考えると工具代もめちゃくちゃ安く感じますよね。

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※当ブログは〇ラシアンを批判するものでは決してありません。急な水漏れにすぐ駆けつけてプロが対応してくれる〇ラシアンは神(ゴッド)だと思っています。

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それに、ただでさえ最近出張型の水回り業者って異常な請求額だったり、本来必要のない箇所の補修まで提案してぼったくり価格で嘘修理したりする問題がありましたからね。自分で水回りの知識を付けるのも今どきは大事なのかもしれません。〇ラシアンは神ですけどね!!

また今度は、キッチンの蛇口根元からの水漏れ原因を突き止めて、自分で修理できそうだったらその様子もお伝えしたいと思います。ご期待ください。

また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。