どうも、たかしです。

最近朝方が肌寒くなってきましたね。これだけ気温が下がってくるとコオロギの成長も遅くなってきて、真夏には1ヶ月半ほどで成虫になっていたのに、2か月経っても小さい幼虫のままの個体まででできてしまっているほどです。

コオロギは気温が下がっても基本的に死ぬことは無いそうですが、やはり近々コオロギの保温をどうするかを考えていかなければならないでしょう。

さて、生き物にとっては厳しい季節となる冬が近づいてきました。コオロギの行く末も気になるところですが、まず第一に対策を考えなくてはならないのはわが家にやってきてそろそろ1ヶ月半ほどになる「ヤモリちゃん」の越冬対策に関してです。

最近流木の裏がお気に入りのヤモリちゃん。手前にはケージに張り付くう〇ち。

番として連れてきたオスもすっかりわが家の環境に慣れ、2匹ともバクバクコオロギを食べて元気に過ごしていますが、そこはやはり爬虫類の運命と言うべきか、寒さには弱く、このまま放っておくとそのうち「冬眠状態」に入ってしまいます。

「冬眠状態」のヤモリは全く餌を食べなくなり、動くことも無くじっとして過ごすようになります。そう聞くとお世話が楽になって良さそうじゃないかと思ってしまうところですが、そのまま「冬眠状態」から戻らずに死んでしまうヤモリもいるようでして、爬虫類飼育をする場合には基本的にケース内を暖かく保って「冬眠状態」にならないように飼育をした方が良いそうです。

飼育ケージの保温のためには「保温級」や「パネルヒーター」を使って飼育ケージをピンポイントで温めるか、もしくはエアコンやストーブなどで部屋ごと暖めるのがほとんどです。

ですが、「保温級」や「パネルヒーター」は意外にも高価で、物にもよりますが1ケージ温めるのに5000円前後が相場になってきます。また、エアコンが付けられない部屋の場合ストーブを用いることになりますが、灯油やガスストーブの場合空気が悪くならないよう定期的に換気しなくてはならなかったり、電気ストーブだと電気代がかなりかかったりと、それぞれに問題点があります。

なので今回は、何とか安くヤモリ飼育ケージの保温ができないかということで、ダイソーに売っている商品を使って保温ケースを自作してみました。

色々と課題点も多く、実際にヤモリに使用してみるにはもう少し修正が必要な出来にはなってしまいましたが、可能性は見えましたので今回記事にしてお伝えしていきたいと思います。

それではやっていきましょう。

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①材料紹介

保温室はアルミシートを切り出して作っていきます。

アルミシートは保温性に優れいているため、箱型にしてケージを囲むようにすれば温室のようにできるのではないかと言う計画です。

全てをアルミシートで覆ってしまうと中の様子が確認できないため、全面の壁にはこちらの透明なカードケースを使用して、小窓から中を覗けるような仕組みにしていきます。

保温器具にはこちらの「白熱電球」「スイッチ付きタップ」「ソケットアダプタ」を使用します。

「ソケットアダプタ」は、そのまま電球をつけてコンセントにつなげることで、コンセント自体が簡易的な証明となるという少し変わった商品です。

(めちゃくちゃ明るいので画像を加工しています)

ソケット自体はON・OFFの切り替えができないので、スイッチ付きのタップに取り付けることで疑似的にスイッチ付きの保温球のように使えるようにしました。

ただ、一つ失敗したと感じたのは電球を100Wの物にしてしまったことです。上記画像は加工していますがめちゃくちゃ明るくて熱いです。

後から調べて分かったのですが、100W電球の表面温度は最も熱いところで200度以上にまでなるらしく、一般に販売されている保温球のほとんどが40Wの白熱球を使用しているみたいなので、このチョイスは完全に失敗でした。

今回の保温室作りは、この100W電球の取り扱いにくさに完全に振り回される結果になってしまいました……。

②製作の様子

1.アルミ保温ケースを作る

まずはヤモリケージを囲む保温ケースをアルミシートを切り出して作っていきます。

まずはケージそのものの大きさを図ります。

幅が25cmほど、奥行きが15cmほどとなっていました。

保温球はケースの奥側に設置する予定なので、奥行きには余裕を持たせたいところです。

そのため、保温ケースの奥行きは30cmに設定することにしました。

また、前面・背面パネルのサイズはカードケースのサイズと現物合わせしていきます。

カードケース自体のサイズが縦約26cm・横約37cmとなっていますので、作成する保温ケージは幅37cm・奥行30cm・高さ26cmということになります。

長さを測って切り出し、そのままではペラペラ過ぎたので小屋の模型作りの端材を使って四方を囲って補強しました。

全面パネルは写真のように、カードケースに穴あきのアルミシートを張って小窓を作りました。

これらを全てテープでつなぎ合わせ、残ったアルミシートで床と天井を付けたら保温ケースの完成です。

見た目にはみすぼらしい感じになっていますが、冬季以外の使わない期間は分解して畳むことができるので、この位の完成度で十分ではないかと思います。

2.保温器の作成

保温器はそのまま電源タップに取り付けた白熱電球を使ってもいいのですが、なんといっても200度以上の熱を放つガラス球ですから、そのまま保温ケースに突っ込むのは恐怖でしかありません。

そのため、白熱電球を囲むケースを自作しようと思ったのですが、これがなかなかうまくいきませんでした。

まずは、アイスを食べ終わった後のカップが良い感じの形状だったので、これをケースに流用してみようと思った試してみたのですが……

はい、あっさり溶けました。

完全に形状が歪み、癒着してしまった面に電球の文字が浮かんでしまっています。

普通に煙が出てましたからね。ボヤ待ったなしです。

ならばと、続いてダイソーで200円のポリプロピレン容器を購入し、使用してみました。

上限120度まで耐えられる素材でできている

15分ほど放置してみた結果、溶ける様子は見られませんでした。

燃えている訳ではない。

表面は1秒と触れていられないぐらいアツアツでしたので、恐らく90度ぐらいまで上がっていたのではないかと思いますが、これならば行ける! と思い、いよいよ実践に近い実験に移ることにしました。

③実験してみる

いきなりヤモリちゃんに対してこんなにも不安定な保温ケースを使用するわけにはいきませんので、まずは実際の使用状況を再現して実験をしてみることにしました。

ポイントとしては3点、

  • きちんと温まるのか
  • 温まり過ぎないか
  • 火事の危険性は無いか

に注目して実験していきます。

実際ヤモリケージがどのくらい温まるのかを確かめるために、プラケースに温度計を投入し、温度変化を見ていきます。

保温ケースにプラケースと保温器を投入し、そのままでは光が強すぎてヤモリには悪影響だと思われるので仕切りの紙を間に挟みます。

紙を間に挟むとなんだが燃えそうで怖いですが、紙の発火点は300度だそうなので計算上は燃えることは無いはずです。計算上は。

燃えている訳ではない

蓋を付けて、早速スイッチをONにします。

実験開始時の温度は27度。これから15分ごとに温度を測って、どのくらい気温が上がっていくのかを確認していく……の予定でした。

が、しかしーー

あっという間に気温は上がっていき、たった6分間でなんと気温は29.3度を記録。

この上がり方は流石に異常事態と判断し、慌てて保温器を取り出して実験を中止しました。

すると……

わずかにですが、ポリプロピレン容器の形が歪んでしまっています。

はい、やっぱり溶けましたね。駄目です。

さっきは15分間溶けずに堪えられたのに何で……? と考えてみたのですが、恐らく保温器具の中で気温が上昇しまくった結果、ポリプロピレンに伝わる熱も上昇し、開けた空間で試した時よりも圧倒的に表面温度が高くなってしまったものと思われます。

と言う訳で、今回の実験は失敗に終わりました。こんな物騒な装置にヤモリちゃんを投入するわけにはいきません。ていうか、家が焼失しますよ。

残念です。

④まとめ

今回は、ダイソーの商品だけでヤモリ用の保温室を作って試してみましたが、結果として「危険すぎて使用できない」ということになってしまいました。

ですが、失敗は成功の母。まだまだ希望はあります。

今回の失敗のポイントは2点です。

  • 白熱球が100Wと強力過ぎたこと
  • 気温27度という、割と暖かい日に実験してしまったこと

次回は、これらのポイントに気を付けて保温室を作れば、きっと実践に耐えうる保温室を作ることができるはずです。

そのためには、次回はもっと低出力の白熱球を使って、気温が20度を下回るくらい寒くなってきてから実験を行いたいと思います。

どうかお楽しみに!

以上で今回の記事は終わりです。

また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。