どうも、たかしです。
以前の記事で、産卵床にウジが湧いてしまい卵がダメになった事件についてお伝えしましたが……。
その時にウジが湧いてしまっていたのは、タッパーにティッシュペーパーを詰めた方の産卵床で、もう一方の園芸スポンジの産卵床の方はパッと見ウジは沸いていない様子でした。
ただ、前回の記事でも最後にちらっと書いたのですが、その時既にウジが湧いた産卵床と同じような、魚が腐ったような異臭が若干漂っていたので不安ではあったんですよね。
なので、祈るような気持ちで産卵床を温めていたのですが、先日とうとう……
はい、園芸スポンジの方でもウジが湧いてしまいました。もう最悪です。
という訳で今回は、ウジが湧いてその後どうしたかの経緯と、これからどうやってコオロギの繁殖を続けていくべきかの反省について書いていきたいと思います。
それではやっていきましょう。
①産卵床の破棄
今回のことで、「腐った魚のような臭いがしてきている産卵床はダメ」ということがはっきりしました。
で、どの産卵床からその臭いがしてきていたかというと……
これまで採卵していた全ての産卵床です。全ての産卵床を洗剤水につけて破棄することになりました。
あー……寝込みそう……。
②コバエとの戦い
さて、そこからはコバエとの戦いの始まりでした。
産卵床を再び設置したいわけですが、コバエがブンブン部屋の中を飛び回っている状況ではまたウジが湧いてきてしまう可能性が非常に高まります。そのため、まずは現在部屋を飛び回っているコバエを全て駆除することにしました。
ですが、それはもう大変でした。
コバエがホイホイのパチモンを設置……しかし
まずはコバエがホイホイのパチモンを、既にあった一つに加えてさらに二つ買って設置したのですが、新しく買った二つが全く仕事をしてくれません。
以前、かの昆虫系YouTuberの神「おーちゃんねる」様がハチトラップを仕掛ける際に、市販の誘引剤ではなくご自分で配合して発酵させた誘引剤を使用されている場面があったのですが、もしかしたらコバエがホイホイも自分で長く使って発酵させたものの方がよりコバエを引き付けるということなのかもしれません。
というのも、前から使っている方は自分でお酢を混ぜたりして少し手を加えていて、使用からもう2週間ほどたっていますから、何かコバエを引き付ける臭いが出てきているという可能性があります。
コバエアース~1プッシュ式スプレー~を使用
ともあれ、コバエがホイホイのパチモンが効果をあまり示してくれなかったので、次の手に打って出るようにしました。それがコバエアースという、1プッシュして部屋に散布する形式のスプレーです。
部屋にプッシュして散布するだけで、蚊取り線香やノーマットのように蚊やハエを落としてくれる便利商品なのですが……一つ問題があります。
それは、部屋に散布する、昆虫に効果のある薬剤なので、当然コオロギのいる部屋で使用すればコオロギまで体調が悪くなり、最悪大量に死亡する可能性があるということです。
なので、基本的にこういうものはコオロギ部屋でなく隣のリビングのみで使用していたのですが、以前蚊が部屋に出た時に、蚊を落とす用の同じような商品を使った際に、何と隣の部屋の初齢幼虫のコオロギが大量死したという事件があったんですよね。
全てのコオロギが死んだわけではなく、初齢の、それも一つのケースのコオロギだけがバタバタと倒れて行って他は無事だったので、本当に関連性があったのかは不確かなのですが、それでもやっぱり怖くて今まで使用は避けていました。
ですが、ここまでコバエが湧いてしまっては背に腹は代えられません。仕方が無いので、コオロギ部屋は先ほどのコバエがホイホイのパチモンに頑張ってもらうとして、隣のリビングのコバエはこちらの商品で撲滅することにしました。
③産卵床の再配置
2日かけて、ある程度コバエを減らすことができたので、再び実験的に産卵床を設置することにしました。
「減らした」のであって「撲滅」でないところに忸怩たる思いがありますが……どうしようもありませんでした。全滅させたと思っても次々に湧いてきて、どこからやってきているのかも判然としませんでしたので……。
いつまでも産卵床を設置せずにコオロギケージを放置するわけにもいきません。放置している間にも、耐えられなくなったメスコオロギはもう次から次に水飲み場に産卵する有様でした。
さて、今回産卵床を再設置するにあたって、全く考えなしに設置するわけではありません。
コバエが湧かないように産卵床を管理するにはどうしたらよいのか……思いついたのは「卵が密集して腐ってしまわないよう、早めに回収する」という方法でした。
コバエは「ウジの餌になる腐った有機物」に卵を産みつけます。前回ウジが湧いたのは、卵を3日かけて大量に採卵しようとした結果、卵が密集して腐ってしまい、それがコバエにとって絶好の産卵床となってしまったことが原因と考えました。
ならば、「卵が密集しないよう」「腐る前にさっさと回収する」ことを心がければウジの発生を防げるのではないかと考えました。
この作戦の問題点をあげるなら、「さっさと回収してしまうと満足に卵を得られないのではないか」という部分だけなのですが……
2日間ハエの撲滅のため産卵できていなかったとこともあり、産卵床を再設置して5分でこの有様です。おそらく卵の数については1日と言わず半日置いておいただけでも十分回収することは可能でしょう。
④産卵床の回収、保管
結局、朝の8時に設置した産卵床をその日の夕方に、半日もたたないうちに回収することにしました。
どのくらい卵が回収できているのか確かめようと、半分に割ってみました。十分ぎっしり卵が詰まっています。
タッパーに入れ、穴の開いたサランラップで通気性を確保しつつ保管することにしました。
トイレットペーパーの産卵床は、マメに水分を補給する必要があったのでフタを半開きでのせていましたが、園芸スポンジは保水性に優れているため、このまま放置で孵化まで行けるのではないかと踏んでいます。
⑤まとめ
産卵床にウジが湧いてしまうと、どのぐらいめんどくさいことになるのかが今回の記事で伝わりましたでしょうか?
コオロギ繁殖を始めてそろそろ3か月以上になるのですが、今回の事件はこれまでで一番心が折れそうになりました。卵を全て破棄した時なんかもう……30分ぐらい呆然としていましたね。
コオロギを少数繁殖させるだけなら、そこまで神経質にならなくても卵は孵化してきてくれるのですが、大量繁殖となると衛生管理がかなり大変なのだということが今回のことでよく分かりました。
みなさんも、夏場のコバエの繁殖力にはどうかご注意ください。一度ウジが湧いてしまったらホントあっという間ですので……。
今回の記事はこんなところで終わりにしたいと思います。
また産卵床に動きがありましたお伝えします。いい知らせができるよう、頑張りたいと思います。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。