どうも、たかしです。
――小屋暮らしと言えば虫との戦いが大前提である――僕は以前noteで、春から夏にかけての小屋暮らしの虫事情をまとめた記事を投稿しました。
さて、あれから季節が過ぎ、もう既に秋も終わろうかと言う時期に差し掛かってきたところですが、では小屋暮らしの虫事情は一体どうなったのか。
結論から言うと、「虫との戦い」とまで表現できるほどの過酷さはかなり鳴りをひそめるようになりました。流石に夏場と同じぐらい虫が侵入してくるとか、虫に襲われるとかそういったことは無くなりました。
しかし、じゃあそれで虫の被害が全く無くなったかと言うとそれは別の話で……。
と言う訳で今回の記事では、秋の小屋暮らしにおける虫事情に関してお伝えしていきたいと思います。
それではやっていきましょう。
①カメムシ
ここ最近、日中と夜間朝方との寒暖差が激しくなってから、日中よく見るようになったのが「カメムシ」です。
なじみ深いサイズの茶色だったり緑色だったりする奴や……
細長いものだったり、色々なカメムシが空き家内だったり小屋の壁面だったりに飛来してきます。
そして、やはりカメムシの害と言えばその臭い。寒くなってきて暖を求めているのか、空き家の中に侵入するカメムシは多く、空き家内に薄っすらあのカメムシの独特な臭いが漂っているような気さえしてしまいます。
基本的にカメムシはサイズが大きいため小屋の中に入ってくることはありませんが、ドアを開けた拍子なんかに飛び込んでくる可能性はあるため気は抜けません。というか一回入られたことがあります。すぐにつまんで外に捨てたにもかかわらず、若干臭いが充満してしまったので、かなり恐ろしい存在です。
②カマキリ
夏場にもよく見かけたカマキリですが、秋に入ると一段と大きく成長した個体が、日光を浴びるためなのか狩りをするためなのか、目立つ場所にじっとたたずんでいる姿を見かけるようになりました。
薪置き場の棟のてっぺんだったり……
地面から飛び出たポールの先だったり……
小屋の扉の上だったりと、見晴らしのいいところで見つかることが多いです。
こんな目立つ場所に居たらすぐ鳥とかに食べられちゃいそうな気がするんですけどね。全く保護色にすらなっていないし。
あと、空き家で見かけるカマキリは圧倒的に外来種である「ムネアカハラビロカマキリ」が多かったのですが、晩秋ごろにとても動きののろい「オオカマキリ」を見つけました。
在来のカマキリもいることに安心感を覚えたのもつかの間……
翌日には力尽きてしまっていました……悲しいなぁ……。
③スズメバチ
あと、画像は無いのですが11月に入ってからやたら庭の方でもスズメバチを見かけるようになりました。
春頃は営巣を開始する新女王バチがハチャメチャに庭に飛び交っていたのですが、意外にも夏場はほとんど見かけることが無くなっていたスズメバチ。それが11月に入るといよいよ来年の新女王が生まれてくる時期になるのか、最も巨大になった巣が最後の活発さを見せるころなので、空き家のある方まで働きバチが出張に来ているのかもしれません。
実際、去年の11月ごろも庭のすぐ近くに作られてしまったオオスズメバチの巣が、結婚飛行でめちゃくちゃ賑やかになっていた時期でしたしね。懐かしい。
今年は何とか生活空間の近くにスズメバチの巣が作られることはありませんでしたが、来年もそうありたいものですね。
スズメバチが巣を作るのを好む場所と言うのはある程度偏りがあるみたいなので、今年大丈夫だったということは来年も比較的巣は作られにくいような場所になっているのかなと言う気はしますが……油断はできません。
④その他虫の様子
1.マダニ
春先~夏場に際して大いに脅威となっていたマダニですが、ここ最近はずいぶん鳴りを潜め、かなり大胆に野外作業をしても服に引っ付いてくるところは全然見なくなってしまいました。
とはいえ、どうやら局所的にまだまだ存在はしているらしく、ついこの間の内におきっぱだった買い物かごを移動させようとした時、そこに潜んでいた大量のマダニが手に取りついてきたことがありましたし……
近所の人もつい最近足を噛まれたと言っていました。どうやら気温が下がってもマダニは、活性が落ちることはあっても完全に休眠するというのはなかなか無いのかもしれません。
おおこわいこわい。
2.モリチャバネゴキブリの幼虫
最近、庭で農地でそして空き家の中でやたら見かけるのがこちらの「モリチャバネゴキブリ」の幼虫です。
夏場には成虫の姿を時々見かける程度だったのですが、幼虫はかなりの数が存在しているのか、アリとかハエレベルでよく見かけます。
ハクサイのある場所でよく見かけるので、もしかして食害しているのか? とも思いましたが、枯れ葉や朽ち木などの腐食した物を好むそうなのでたぶん違うと思います。
空き家の中で見つけると、もう普通のチャバネゴキブリと見分けがつかないんだよな……。
たぶん普通のチャバネではないはずです。奴らは寒い場所で越冬できないはずなので。
⑤まとめ
今回は、秋に小屋暮らしで見られる虫事情についてお伝えしていきました。
虫の数自体や、その活性具合に関しても基本的には夏場よりだいぶ落ち着いたように思いますが、それでもこの位の時期だとまだまだ虫たちは元気ですね。
”戦い”とは言わないまでも、それなりに邪魔な時もあります。ですがそれ以上に、たまに見かける珍しかったり大きかったり面白かったりする虫を観察するのが結構秋は楽しい季節です。
虫たちの動きも鈍いため、観察もしやすいですしね。
やはり、小屋暮らしにとっても秋という季節は非常に過ごしやすい素晴らしい季節だと言えるでしょう。
また冬になったら、彼ら虫たちの様子がどのように変化していくのかが楽しみですね。
今回の記事は以上になります。
また次回の記事でお会いしましょうここまでお読みいただきありがとうございました。