どうも、たかしです。

去年2024年の後半にかけては、竹に覆われていた農地下段の土地や雑草に覆われていた飛び地など、長い間放置されていた土地を次々と開拓していきました。

その結果利用できる敷地が広がり、その場所に新たに竹棚を設置したり、ベンチやテーブルを設置して休憩地にしたりと、土地利用の幅が広がったのは良かったのですが、その反面それまで土地に繁茂していた竹や雑草の処理をどうしていくかと言う問題に直面することとなってしまいました。

竹の方はと言うと、現在様々なDIYの素材として活用できないか色々と試している所で、大量に出た竹の利用法も何となくイメージできるようにはなってきているのですが……問題は雑草の方です。

これまで草刈りで出た少量の雑草なんかは、コンポストに混ぜ込んで「雑草堆肥」として少しずつ消費していっていたのですが、飛び地から出た雑草はあまりに大量で、かつ一本一本が太くて硬く、これらまで全て雑草堆肥にしていくのはあまり現実的ではありません。

そこで、やはりこれらを処理するために一番現実的な線としては「焼却して灰にし、畑の肥料にする」という形になるのではないかと考えています。

そこで、今回の記事ではここで問題になってくる「どうやって焼却するのか」ということについて考えていきたいと思います。

最も経済的に、そして安全に、法律やその他問題に関しても注意しながら、どのような方法で雑草を焼却処理するのが一番良いのか考えていきます。

それではやっていきましょう。

①野焼き

やはり草刈りなどで出た雑草を処理する際に一番お手軽なのは「野焼き」でしょう。

僕の住んでいる集落周辺でもこの時期田畑から煙が上がっているのはよく見かける光景ですし、そんな光景を日常的に見ていると「じゃあ僕もやっちゃおうかな」とつい考えたくなるのですが、しかしお手軽な分野焼きにもいくつかの懸念点があります。

まずは「煙が半端なく出る」ということですね。田舎道を車で走ることがある人なら分かると思いますが、野焼きをしている横を車でちょっと通っただけでも車内が煙臭くなってしまうぐらい、野焼きで出る煙と言うのはトンデモない量になります。

どうしてもふきっ晒しの状況で、地べたの上でまだ水っ気が残っているような雑草を償却しようとすると不完全燃焼が多く発生し、煙の量が多くなってしまうんですよね。

まあ街中ならともかく、「野焼きをするのが当たり前」という感覚を共有している田舎であれば野焼きの煙が問題になるということはそこまで無いと思いますし、それに加えて僕の住む場所は最も近い隣家とも直線距離200mは離れていますから、よっぽど大丈夫だとは思いますけどね。

それでもやっぱり煙がめちゃくちゃ出るというのは、それを実践する僕自身大変なことになりそうという観点から見ても、間違いなく野焼きのデメリットだと言えるでしょう。

そしてもう一つ野焼きの懸念として「延焼→火事の危険性」もあげられます。

ふきっ晒し&地べたで行う野焼きは、延焼の危険性も非常に高い焼却方法だと言えます。雑草を焼く場所がよっぽど広い開けた場所で、かつ地面も延焼の危険のない砂や土であればよっぽど大丈夫なのですが、そうではなく「周囲に草や木がある狭い場所」で行うとなると危険度も跳ね上がることとなります。

そして、僕の所有する農地はそこそこ広い土地ではある物の、地面は一面「草刈りして枯れた草や根」で覆われてしまっており、非常に延焼の可能性が高い状況となっています。実際、かつての土地の所有者さんが飛び地の草を野焼きで処理しようとした結果、火が予想以上に燃え広がってしまって火事になりかけたといった事件もあったみたいです

一たび延焼し始めてしまうと、それを燃え広がらないよう消すためには人手が必要になってしまいます。そのため、不慣れな僕一人で野焼きをするというのはなかなか危険性が高いのではないかと。

どうしても野焼きしか方法がないとなれば、知人やご近所さんに応援をお願いして行う必要がありそうですが……ここは別の方法を検討したいところです。

②焼却炉を作る

野焼きではなく、焼却炉を作ってその中で雑草を焼却処分するという方法があります。

焼却炉を使用するメリットは、まさしく野焼において懸念となっていた点がかなり軽減されることです。

焼却炉内で燃焼させることにより、ふきっ晒しの中で行う野焼きよりは格段に延焼の危険性が下がりますし、そして何より炉内で高温で焼却することにより不完全燃焼が減り、煙の量も圧倒的に減ることが予測されます。

ではデメリットは何かというと、これもまた野焼の時とは逆でお手軽に導入することが難しいことでしょう。

ネットで焼却炉を検索すれば既製品が安い物だと1万円そこらで売られていますが、小さすぎる焼却炉は今回の場合では使いにくく、時間がかかってしまうでしょう。

大きい物だとその分費用も嵩んでしまうため、今回の僕と同じく「大量の雑草を一気に焼却処分したい」場合には、コストの面から見て野焼の方が圧倒的に選択しやすい事情がやはりあるのでしょう。

③できるだけ安く焼却炉を導入するには?

今回大量の雑草を処分するに際し、とはいってもやはり野焼きにチャレンジするのは町育ちの僕には心理的ハードルが高いので、焼却炉を導入したいと考えています。

では焼却炉の導入コストの問題に関してどうするのかと言うと、どうにか安くDIYで焼却炉を作れないもんかと色々考えまして、「中古のドラム缶を改造する」のはどうかという結果に落ち着きました。

引用URL:https://jmty.jp/

ネットショップで焼却炉に良いサイズのドラム缶(200L)を購入しようとすると、送料込みで大体1万5000円行かないぐらいは掛かってしまうのですが(それを改造するぐらいだったら既製品を飼った方がマシ)、ジモティーで検索すると大体2000円ぐらいで中古のドラム缶が出品されています。

自分の住んでいる地域の近くであれば、自分で取りに行くことで配送料もかかりませんから、恐らくこれが一番安くドラム缶を手に入れる方法なんじゃないかなと。

後はディスクグラインダーや穴あけドリルを駆使し、ドラム缶を焼却炉にDIYで改造することができれば、高く見積もっても5000~6000円ぐらいで焼却炉が導入できるのではないかと思います。

④まとめ

今回は土地開拓で出てしまった大量の雑草を焼却処理するためには、どんな方法を取るのが一番良いのか考えていきました。

結論としては「中古で安く手に入れたドラム缶を改造して焼却炉を作って、そこで燃やして灰にする」ということで、早速僕の地域近くで安くドラム缶を出品している人に連絡を取ってみています。

焼却炉に関してはそこまで急ぎで何とかしなくてはならない問題ではないので、とりあえず春が来る前までには何とかできたらいいかなと思っています。具体的にはマダニが動き出す前に……マダニが出てきてしまったら雑草を持ち運ぶことすら困難になりますからね。

とりあえずは、ドラム缶を出品している人の反応待ちと言うことで、また何か動きが合ったらお伝えしたいと思います。

今回の記事は以上です。

また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。