どうも、たかしです。
4月も下旬に入るとぐんと気温が上がってきて、小屋の周りでもハチが飛び始めたり草花がみるみる成長していったりと、春の芽吹きを感じる今日この頃ですが……

暖かさに触発されて冬眠から目覚めたのか、最近害獣によって庭の地面が掘り返されるといった事案がかなりの頻度で発生するようになってしまいました。
3月の初めごろに庭のぐるりを防獣フェンスを囲み、そこから更にシカに飛び越えられないようアップグレードをし、そこから害獣の侵入は治まったかと思っていたのですが……

しかし、それでもどこからか侵入してきているようで、庭に侵入して地面を掘り、ミミズやらコガネムシの幼虫やらを食べている生き物がいるようです。

個の地面を掘られる被害、去年の春にもしょっちゅう目にしていたのですが、去年はまだ庭の整備も全然進めておらず、マダニ被害に関しても半ばあきらめてしまっていたため、なすすべなく傍観するだけでした。
しかし今年は違います。今現在庭は和風庭園として生まれ変わりDIYを進めている真っ最中ですし、マダニ被害だって何とか撲滅させようとしているからこそ高い資材を購入してまで防獣フェンスを設置したわけです。
野生の獣は言わば「マダニ拡散機」です。体中にマダニをこびり付かせた獣が庭を駆け巡ることになってしまえば、いつまだ建っても庭のマダニは無くなってくれません。
という訳で今回は、獣は一体どこから侵入してきているのか、そして庭の地面を荒らしていく獣とはいったい何者なのか等々について確認するため、夜間にカメラを回して撮影していこうとしていった様子をお伝えしていきます。
果たして獣は撮影できたのか?
どこからやって来ていて、一体何の獣だったのか?
それではやっていきましょう。
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①Goproの「ナイトラプス」機能で夜通し撮影
夜間の動物の侵入を撮影するためには、「トレイルカメラ」という、センサー付きで動物の動きがあった時に赤外線撮影を開始するというものを使うのが一般的ですが……

安い物でもネットで5000円以上しますし、安い物だとちょっとした動き(風で葉っぱが動くとか)で撮影してしまったり、逆にセンサーがイマイチだったりするみたいで、かといって高い物を買うのはハードルが高い……。

ということで今回はゴープロを使い、モバイルバッテリーでの給電をしつつ明かりも付けて撮影……という、超ごり押しの方法で撮影を試みることにしました。

「ナイトラプス」というのは、長時間撮影のためのコマ撮りモードで、1秒とか3秒とか一定間隔ごとにシャッターを切って、それをつなぎ合わせて動画にしている物です。
「ナイトラプス」は夜間撮影用に露光時間(シャッターを切る際に光を取り入れる時間のこと)が長く設定されていて、ヘッドライトの明かり以外ほとんど真っ暗な中でもある程度の視界を確保して撮影することができます。
ただ、その分動く物に関してはブレて写ってしまうことが難点で、果たしてこれで侵入してくる獣が撮影できるかどうか心配だったのですが……

!!?
な、何かが写っています。しかしやはりナイトラプスでの長時間露光に耐えられずブレブレになってしまっています。
別に高速移動しているからこうとかでなく、ナイトラプスは本当にゆっくり移動しているもの以外はこう写ってしまうんですよね。
これはダメか……と思って動画の続きを見ていると

こ、これは……!?

この小型犬ぐらいの体躯、伸びた鼻先とずんぐりむっくりとした姿は…………
またお前かあああぁぁあ!!!! アナグマああああぁぁ嗚呼ああ!!!!!!

奴との遭遇は遡ること去年の3月のこと。最初は床下に侵入してきていたアナグマを何とか追い出して……

かと思えばその3か月後今度は家族連れで壁を破壊して侵入し、かつて嫌になるほど苦しめられて戦いの末にようやく完全に追い出しが完了したかと思っていたのに……
どうやらとことん僕とこの土地との制覇権を奪い合いたいようですね……
いいぜ、やってやんよゴラァ!
②普通撮影で進入路を確認する
ナイトラプス撮影では、忙しなく動き回るアナグマはほとんどがブレブレで写っており、詳細な侵入経路に関しては定かでは無かったのですが、それでも何となくの侵入してきている向きは分かりました。

恐らくはこちらの、唯一防獣フェンスのはられていない崖際の方から侵入してきた物と思われます。
というのも、他に防獣フェンスの地際が掘られていたり、こじ開けられたりして何かしらが無理やり侵入してきたような形跡もないため、言ってしまえばここ以外ありえないんですよね。

こちらはかなりの傾斜になっていて、また竹も生い茂ってしまっているためそうそう獣がやって来ることも無いだろうと思い、かつ庭木が干渉したりしてフェンスを設置するのも難しそうだから空けていた部分なのですが……しかしそれは「この庭」自体を目的として行動している獣の場合は別なんですよね。
アナグマはもはやこの庭を「縄張り」と言ってしまってもいいぐらい、恐らくは去年よりももっと前から餌場として目を付けているのでしょう。そういう時の獣の「執着」という物がとんでもないことは、去年床下に侵入するアナグマに対しどれだけ対策をしても少しでも穴があれば突破してきてしまった経験から痛感しています。


推測を確信に代えるため、続いてはコマ撮りではなく普通の撮影モードで、もっと直接的に崖際付近にカメラとライトを向けて撮影することにしました。

侵入してくるのならこの丁度フェンスが途切れるあたりだろうと目を付けたのですが……

!!
やはり現れました。アナグマです。僕の予測に間違いはなかったようです。

それにしても、これだけ明かりに照らされていても何とも感じていなさそうなのはちっとも野生動物っぽくないですね。
それだけこの庭を自分の領地とでも考えているのか……

さらに驚愕だったのが、めちゃくちゃ長い時間アナグマが庭に入り浸っていたということです。
最初は山の陰に隠れていた月が、これだけ高く上がってくるまでずっと庭をうろうろしていたようで、少なくとも一度画面からいなくなって再び現れるまでは3時間ぐらいの間がありました。
さぞゆったりと庭の各所を歩き回って、地面を掘っては餌にありついていることでしょう。しかもその際マダニを庭のあちこちにバラまくというおまけ付きで。
ぐぬぬ……許ざん!!
③まとめ
今回は庭に侵入してきている害獣の種類と侵入経路を特定するため、夜通しカメラを回してその姿を撮影していきました。
結果としてはまたあのにっくきアナグマだったということですが……しかしアナグマへの対策に関しては僕は経験を積みまくっています。
これまで2度撃退した経験は伊達ではありません。今回もまたアナグマを完全に庭から締め出して、真の獣対策を完成させていきたいと思います。
とりあえず、次回はこの侵入経路となっている崖際にフェンスを設置していくのが急務ですね。
絶対にアナグマには負けないんだという強い気持ちで、2度目の防獣フェンスグレードアップをやっていきたいと思います。
今回の記事は以上です。
また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。