どうも、たかしです。
小屋暮らし予定の土地に付随してきた空き家の整備を進めていくシリーズ、今回はその第29回になります。
最近11月に入ったというのに何だか気温が上がってきて、日々暖かいですね。空き家の近くにあるスズメバチの巣も日々フィーバーを続けていてブンブン飛び交っています。
前回の記事でもお話しした通り、飛んでいるハチは恐らくほとんどがオスバチか新女王バチなので見かけほどの危険は無いということが分かり、とりあえずは一安心といったところでしょうか。
すぐ近くでブンブン音を立てて大量に飛んでいるので、大丈夫とはわかっていても恐怖でしかないのですがこの土地で暮らしていくとなればこんなことは日常茶飯事になってくることと思います。
なので、慣れるための訓練もかねてこれまで後回しにしていた居間の家具を解体していくことにしました。
以前も寝室や納戸に残っていた家具を解体したことがありましたが、今回はタンス・棚類をまとめて3日間かけて解体していき、以前の解体とはまた違ったやり方やコツがありましたので、それも併せてお伝えしていきます。
それではやっていきましょう。
シリーズ記事
【土地整備】空き家の整備 ①:納戸の片づけBefore・After
【土地整備】空き家の整備 ②:納戸を片付けて出てきた物を売ってみたら○○円になった
【土地整備】空き家の整備 ③:寝室の片づけBefore・After
【土地整備】空き家の整備 ④:空き家から出てきた衣服を売ったら○○円になった
【土地整備・検証】空き家の整備 ⑤:寝室から出てきた雑貨を売ったら○○円になった
【土地整備・検証】空き家の整備 ⑦:オフハウスの店舗間の格差がとんでもなかった話
【土地整備・検証】空き家の整備 ⑧:キッチン(後半)+風呂場の片づけ+とんでもない事態発生
【土地整備・検証】空き家の整備 ⑨:オフハウスの店員間の格差がとんでもなかった話
【土地整備・検証】空き家の整備 ⑩:空き家の使えそうな家具を売ったら○○円になった
【土地整備】空き家の整備 ⑪:空き家から出た粗大ごみを解体する……座椅子・布団編
【土地整備】空き家の整備 ⑫:空き家から出た粗大ごみを解体する……ソファベッド編
【土地整備】空き家の整備 ⑬:空き家から出た粗大ごみを解体する……棚・クローゼット編
【土地整備】空き家の整備 ⑭:空き家から出た粗大ごみを解体する……こたつ・食器棚・竹カーペット編
【土地整備】空き家の整備 ⑮:空き家の蛇口を修理する……蛇口の先からの水漏れの場合
【土地整備】空き家の整備 ⑯:空き家から出たタイヤをどうしたら安く処分できるか考える
【土地整備】空き家の整備 ⑰:空き家から出た廃タイヤのホイールを自分で取り外してみる
【土地整備・検証】空き家の整備 ⑱:廃タイヤ・ホイール処分&売却したら差し引き〇〇円になった
【土地整備】空き家の整備 ⑲:空き家の蛇口を修理する……蛇口の継ぎ目からの水漏れの場合
【土地整備】空き家の整備 ⑳:居間の片づけBefore・After
【土地整備・検証】 ㉑:ガチンコ買取比較!セカンドストリートvs買取王国(衝撃のラスト)
【土地整備】空き家の整備 ㉒:空き家から出た廃家電を解体して鉄くず業者に売る
【土地整備】空き家の整備 ㉓:物置の片づけBefore・After(ラストにとんでもない品が!?)
【土地整備・検証】 ㉔:空き家から出たお宝(?) を査定してもらったら○○円になった
【土地整備・検証】 ㉕:オフハウスの店員間の格差に直面しました~「居間・物置」から出た雑貨の買取~
【土地整備】空き家の整備㉖:空き家から出た廃家電を解体して鉄くず業者に売る②
【土地整備】空き家の整備㉗:マットレスを解体し、鉄くず業者に持ち込んで処分する
①3日間の解体の記録
day1.「棚・コンポ・ショウケース」
ボロボロの棚、音響部分を取り除いたコンポ・人形が収められていたショウケースを1日目は解体していきました。
ボロボロの棚はその見た目通り非常に脆く、踵落としであっさり分解することができました。
ただ、こういう感じの棚を破壊する時には釘やビスの位置を気にしながら作業をしないと、刺さったり引っ掻いたりして怪我をする可能性もあるので気を付けましょう。
バラバラになったパーツをゴミ袋に詰め込んで解体は完了です。
続いてはコンポです。
既に中の機材は取り除いてあるので、あとはガワの木材だけなのですが、これがめちゃくちゃ頑丈で重く、1日目の解体の中ではこれが一番大変でした。
接合がビスや釘ではなく、ほぞ穴で一つ一つが強固に組み込まれていて、バラバラにするのも一苦労です。何とか隙間を見つけてはバールを突っ込んで、てこの原理を用いてパーツごとに解体していきます。
大体の家具の木材は、薄いベニヤ板二枚を合わせたものを板材のフレームで補強してあるだけなので、折るのも切るのも簡単なのですが、こちらのような心材が組み込まれている木材はかなり頑丈で折ることはできず、切るのも時間がかかります。
なので木材の両側からノコギリで切っていき、3分の2ぐらいまでいったら踏み抜いて折ることで細かくしていきます。ある程度のサイズになったらゴミ袋に詰めていき、処分します
残ったショウケースは、コンポに比べたらめちゃくちゃあっさり解体することができました。特に語ることもありません。
以上で1日目が終了しました。
day2.「シューズクローク・タンス・小物棚」
玄関にあったシューズクローク、そこそこの大きさのタンス、小物入れの棚です。
まずはシューズクロークからです。もう既にかなりボロボロだったので、パーツごとの解体をあっさり済ませた後袋に入るサイズに切り分けていきました。
ほとんどの安物家具は、壁面にベニヤ2枚ををフレーム材で貼り合わせただけの簡単なパネル材を使用しています。
その場合、上記画像のように両辺からフレーム材だけ切断されるように切れ目を入れて……
バールや自分の体重を利用し折り曲げてやると……
あっさりと、かなりきれいに半分に割ることができます。
家具を解体する際には膨大な量の木材をカットしていかなくてはならないため、このように労力なく寸断する方法を使っていくのが重要になってきます。
また、思わぬところから釘の先端が出ていることがあるため、手や足で木材を折る際にはやはり注意が必要です。
続いてタンスの解体です。
まずは、棚を全て引き抜いてから……
側面のベニヤを全て剥がして骨組みのみにします。
このような家具類は、側面のベニヤを剥がすだけで意外と脆くなるもので、あとはどこか一本骨組みの木材を取り除いてやれば後はひねったりねじったりすれば次々と解体していくことができます。
こちらの家具は、まるで日本建築のようなほぞ穴を使って組み立てがされていました。
家具の中にも、ビスとパネル材を使う2×4工法のような組み立て方をされているものと、日本建築のように骨組みを組んでから壁面をはる構造の物があることが分かり、なかなか興味深かったです。
大量の板材が出るので、後はこれらを袋に入るサイズに切って終わり……と思いきや
タンスなので、当然最初に引き抜いた棚も全て解体していく必要があります。
なかなか解体する物が多くて、この日はこのタンスの処分が一番大変でした。
小物入れの棚は、よく考えたら分解しなくてもそのままゴミ袋に入るサイズだったので、あっさりと処分は済んでしまいました。
これで2日目が終了しました。
day3.「クローゼット付きタンス・小タンス・神棚ショウケース」
かなり大きめのサイズのクローゼット付きタンス、小タンス、神棚にあったショウケースの3つです。
クローゼット付きタンスについては、高さが2m近くあったので外に持ち出すのは無理かと思ったのですが、タンス部分とクローゼット部分が取り外しできるようになっていたので何とか持ち出すことができました。
まずは下のタンス部分から先に解体していきます。
2日目のタンスと同じく、まずは棚を全て取り外してから……
骨組みの木を一本ずつ解体していきます。
棚の方も特に工具などは使わず、手で解体していくことができました。
印象的だったのはほぞ穴で、2日目のタンスよりも複雑なほぞ穴で接合されていました。
だから頑丈ってわけでも無かったですけど、こういう所を見るとなかなか高級な家具だったのかなと思わされますね。とはいえ、こんなかび臭いクローゼット絶対使いたくなんかないですけど。
タンス部分が済んだら、続いてクローゼット部分の解体です。
まずは扉部分を、蝶番を無理やり押し開くようにして取り外していきます。
解体のとっかかりを作るため、骨組みの板材を一カ所ノコギリで切ったら……
天板が外れました。こうなると箱型の家具は途端に脆くなるため、後は箱を展開させるようにして解体を進めていきます。
クローゼットをパーツごとに分けることができました。
ですが、クローゼットが巨大なため、一枚一枚のパネルも大きく、半分にしても袋に収まりません。なのでそれぞれ4等分にしていったので、それがなかなか大変でした。
4等分にする時には、これまでと同じやり方で切り込みを入れてから折って割っていきます。
切り込みの長さの目安としては、ノコギリで切り進んでいる時の感触と音が変化するタイミングです。板材とベニヤ材では切り進める時の感触が変わるので、そこまで切り進めたらあとは体重をのっけて折り割ることができます。
こんな感じでどんどんパーツを小さくして行って、何とかクローゼットの解体は終わりました。この日はこのクローゼットの処分が一番大変で、1時間半近くもかかってしまいました。
その後小タンス、小ケースと解体を進めていったのですが、クローゼットと比べるとかなり簡単に、時間もかからず解体することができました。小タンスなんか15分もかかりませんでしたね。
やはり、バラバラに分解し終わった後のパーツがゴミ袋に収まるサイズになるかどうかというのが労力がかかるか同課のターニングポイントになりますね。サイズが小さい家具なら、ほとんどのパーツがノコギリで切らなくてもゴミ袋に収まるのでだいぶ時短になります。
神棚ショウケースも同様に、あっさりと解体・処分することができました。
これで3日目も終了し、これで全ての居間の家具を解体・処分することができました。
②まとめ
今回は3日間に渡る家具解体の様子を一気にお伝えしていきました。
今回は以前も使用したノコギリに加え、新たに空き家から出てきた巨大なバールが大活躍してくれました。長さ1メートル近くもある頑丈なバールなので、家具をパーツごとに分ける時にかなり使えます。購入しても1個3000円ほどで手に入るようなので、汎用性も高いので、家具を解体して処分しようとしている人は購入してみてもいいかもしれません。
家具の解体は、正直あまり面白味が無く、それでいて労力もかかるし、家電製品のように鉄くずとして売れるわけでもないのでモチベーションも上がらない結構辛い作業でした。
家具を粗大ゴミで出すなら、大体平均して1つ700円ほどがかかるため、今回解体した8つの家具で約5600円もの節約にはなっているのですが……どうしても実感がわかないんですよね。
とはいえ、これでほぼすべての空き家の家具類も片付けが完了し、空き家にはわずかの家具と、冷蔵庫、洗濯機、浴槽関連、キッチン関連、大量の燃えるゴミ袋が残るのみとなりました。
空き家の片づけも本当に後ごくわずかと言った感じです。後もうひと踏ん張りです。
次回は空き家に残っているスチール系の家具を解体し、鉄くず業者に持ち込む予定です。木製家具と違って直接の売り上げにつながるので、こちらは今から結構楽しみにしてます。
また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。