どうも、たかしです。

小屋暮らし予定の土地に付随してきた空き家の整備を進めていくシリーズ、今回はとうとうその第30回になります。

もう既に空き家の整備を始めてから1ヶ月以上が経ちました。流石に毎日空き家に通っている訳ではありませんが、週3~4日のペースで片付けに行っていますので、大分整備も進んできたように思います。

今回は、空き家に残っている残りの家具である「スチールラック」「米びつ付きレンジ台」などのスチール系の家具を解体していきます。

なぜこれらの家具を最後に残したのかと言うと、スチール系の家具であれば解体した後に鉄くず業者に持ち込んで売却することができるからです。これまで木製の家具の解体ばかりやってきて、大した稼ぎにはならないわめちゃくちゃしんどいわ木くずが手に刺さるわで散々だったので、楽しみは最後に取っておいたということですね。

今回、かなりまとまった量の鉄くずを持ち込むことになりますので、買取額の方もかなり期待できるのではないかと思います。楽しみですね。

これが終わったら、いよいよ空き家内の片づけは一旦区切りとなります。気合い入れてやっていきましょう。

①解体する家具紹介

1.食器棚

丈が2m近くある巨大な食器棚です。

前回までで空き家に残っていた木製の家具はほぼ全て解体・処分したのですが、縁取りに多少の金属が使われているため、スチール製の家具と一緒に処分しようとこの食器棚だけは残していました。

見た目の劣化はそこまでないし、あまりに巨大で解体も苦労するのが目に見えていたのでこれだけは引き継いで使用しようかとも思ったのですが、やっぱり空き家は一旦全て空にして徹底的に清掃&点検をしたかったので今回処分することにしました。

2.米びつ付きレンジ台

平成の雰囲気漂うスチール製のレンジ台です。母方の祖父母の家にこれと全く同じものがあったので、最初見た時ノスタルジーが半端じゃなかったです。当時は一家に一台これがあるのがスタンダードだったんですかね? 

プラスチック部分を取り除けばあとはまるまるスチール素材なので、なかなかの鉄量が期待できます。

3.スチールラック

見た目そのまんま、スチールラックです。そこまで重量はありませんが、まるまるスチール製なのでそれなりの買取額の回収が見込めます。

4.巨大棚のフレーム

もともと2m近い横長の棚を支えていた土台の鉄材です。この間に分厚い木の板が2枚渡らされていてかなり感情な棚となっていたものですが、既に木材は解体・処分が完了しているため現在は土台の鉄材だけが残っています。

片付け前の写真。レンジや電気ケトルなど様々なキッチン周りの品が置かれていた棚だった。

めちゃくちゃ重たい木の板2枚を支えていただけあって、かなり頑丈で中身が詰まっている鉄材になっています。こちらもそれなりの買取額が期待できます。

以上4品を解体して、鉄くず業者へ持ち込んで行きます。これまでで一番の鉄くず重量となりそうなので高価買取が期待できます。

②解体の様子

1.食器棚

まずは食器棚についている金具を外していきます。

金具を取り外すときに不思議だったのが、部位によって様々な素材の金具が使われていたことです。

たとえば、こちらは棚を引っかけるためのダボ金具なのですが、緑青の錆ができており「銅」もしくは「真鍮」製であると思われます。

たったこれだけのダボ金具でもずっしりと重たさを感じます。恐らく真鍮になにかしらのメッキを施してあるのだろうと思います。

テーブル部分には磁石につかない金属……恐らくアルミのカバーが付けられていました。

かと思えば棚周りの装飾金具には鉄が使用されていたりと、部位によって様々な金属部品が使用されていました。

別に全部鉄でいいんじゃないかと思うのですが、この金属の使い分けは何か意味があるのでしょうか? こういうのには疎いため全く分かりません。

装飾に使われているアルミや鉄の薄板はご丁寧にビス止めされていました。

ほとんど錆びてネジ山がつぶれてしまっていたため、おなじみバールを用いてビス部を破壊しつつ取り外していきます。

かなり薄い板なので重量はたかが知れていますが、どっちみち金具を付けたまま可燃ごみには出せませんので、金属部で取り外せるものは全て分解していきます。

蝶番やドアストッパーなどの金具もすべて外していきます。

取り外した金具はビス含め全て取っておいて、後からまとめてくず鉄回収に出します。こんな小っちゃい物でも寄せ集めて1kgを超えれば45円ですから、意外と馬鹿にはできません。

金属部分を全て取り外したら、あとは今までの木製家具と同じように庭で解体して燃えるゴミとして処分します。

特にこれまでの解体と替わったことは無いので割愛しますが、この解体がこの日一番大変でした。普通に1時間以上かかりました。

2.米びつ付きレンジ台

基本的にあらゆる箇所がビス止めされているため、取り外して解体していきます。

ただ、全てを解体する必要はないのでプラスチック部分を取り外すための最低限のカ所を選んで取り外していきます。

コードが回収できたのは思わぬ収穫でした。コード内の銅線をかき集めれば、1kgで1000円以上で買取してもらえますので、こちらは捨てずにとっておきます。

プラスチック部分もビス止めしてあるので、簡単に取り外すことができました。

米びつの方は内部のほとんどがプラスチックになっていたため、全て破壊して取り外しました。

内部を始めてみましたが、予め米を奥の方にある空洞の中にため込んでおいて、手前のレバーを押すと対応した容量の空間が回転して米を回収する仕組みになっていたんですね。なかなか興味深かったです。

不要なプラスチック部分を取り除いた後は、丁度いい大きさにまで解体してから車に詰め込みました。なかなかの重さで、これだけでも20kg近くはありそうです。

3.スチールラック&棚の残骸

この二つに関しては、特に苦労することも無く解体することができました。

スチールラックは、どこもビス止めされておらずただはめ込んで組み立てられていただけなので、錆て癒着している部分をバールで剥がせば後はあっさりと解体できました。

全ての鉄くずを荷台に詰め込んで、鉄くず回収業者へと出発します。

③買取結果

さあ、計4つの家具を解体して得られた鉄くずの買取価格の結果はと言うと……

2250円買取! 何と重量は50kgもありました。

何げに、これまでの鉄くず買取で「鉄単体の買取額」としては最高記録ですね。これまでの最大重量は一斗缶の42kgでしたが、一斗缶は単価がkg35円でしたし。

しかし、今回の量で50kgとなると、一度の持ち込みで100kg運ぶのは不可能そうですね。よっぽど鉄がギチギチに詰まっているようなパーツならば可能かもしれませんが、空き家から回収できる鉄くずは大体が薄い板状の鉄板なので、どう頑張っても一回で運べる量は70~80kgくらいに限られそうです。

④まとめ

今回は空き家に残された最後の家具類を解体し、鉄くず回収業者に持ち込む様子をお伝えしていきました。

これで空き家内の片づけに関しては一区切りになります。すぐに処分できそうなものは一通り終わりましたし、あと残っているのは「浴槽」だとか「洗濯機」だとか、処分するのにどうしても費用が発生したり、今現在の装備では処分するのが難しい物ばかりです。

今後は、空き家や庭に残っているものの中から手の付けられそうなものをちょっとずつ解体したり、捨てられるように細かくしていったりといった作業が主になってくると思います。まだまだ時間はかかりそうですが、まあ土地の引き渡しは早くても2月とかになるみたいですから、のんびりやっていきたいと思います。

また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。

シリーズ記事

【土地整備】空き家の整備 ①:納戸の片づけBefore・After

【土地整備】空き家の整備 ②:納戸を片付けて出てきた物を売ってみたら○○円になった

【土地整備】空き家の整備 ③:寝室の片づけBefore・After

【土地整備】空き家の整備 ④:空き家から出てきた衣服を売ったら○○円になった

【土地整備・検証】空き家の整備 ⑤:寝室から出てきた雑貨を売ったら○○円になった

【土地整備】空き家の整備 ⑥:キッチンの片づけ(前半)

【土地整備・検証】空き家の整備 ⑦:オフハウスの店舗間の格差がとんでもなかった話

【土地整備・検証】空き家の整備 ⑧:キッチン(後半)+風呂場の片づけ+とんでもない事態発生

【土地整備・検証】空き家の整備 ⑨:オフハウスの店員間の格差がとんでもなかった話

【土地整備・検証】空き家の整備 ⑩:空き家の使えそうな家具を売ったら○○円になった

【土地整備】空き家の整備 ⑪:空き家から出た粗大ごみを解体する……座椅子・布団編

【土地整備】空き家の整備 ⑫:空き家から出た粗大ごみを解体する……ソファベッド編

【土地整備】空き家の整備 ⑬:空き家から出た粗大ごみを解体する……棚・クローゼット編

【土地整備】空き家の整備 ⑭:空き家から出た粗大ごみを解体する……こたつ・食器棚・竹カーペット編

【土地整備】空き家の整備 ⑮:空き家の蛇口を修理する……蛇口の先からの水漏れの場合

【土地整備】空き家の整備 ⑯:空き家から出たタイヤをどうしたら安く処分できるか考える

【土地整備】空き家の整備 ⑰:空き家から出た廃タイヤのホイールを自分で取り外してみる

【土地整備・検証】空き家の整備 ⑱:廃タイヤ・ホイール処分&売却したら差し引き〇〇円になった

【土地整備】空き家の整備 ⑲:空き家の蛇口を修理する……蛇口の継ぎ目からの水漏れの場合

【土地整備】空き家の整備 ⑳:居間の片づけBefore・After

【土地整備・検証】 ㉑:ガチンコ買取比較!セカンドストリートvs買取王国(衝撃のラスト)

【土地整備】空き家の整備 ㉒:空き家から出た廃家電を解体して鉄くず業者に売る

【土地整備】空き家の整備 ㉓:物置の片づけBefore・After(ラストにとんでもない品が!?)

【土地整備・検証】 ㉔:空き家から出たお宝(?) を査定してもらったら○○円になった

【土地整備・検証】 ㉕:オフハウスの店員間の格差に直面しました~「居間・物置」から出た雑貨の買取~

【土地整備】空き家の整備㉖:空き家から出た廃家電を解体して鉄くず業者に売る②

【土地整備】空き家の整備㉗:マットレスを解体し、鉄くず業者に持ち込んで処分する

【土地整備】空き家の整備㉘:空き家に残された大量のペンキ一斗缶を処分・売却する

【土地整備】空き家の整備㉙:居間に残った大量の家具を全て解体していった3日間(前回)

【土地整備】空き家の整備㉚:空き家のスチール系家具を解体して鉄くず業者へ持ち込む←今ここ