どうも、たかしです。

今回は「コンポストトイレをDIYで作成する」企画の第二弾。「便座作成、塗装編」になります。

前回の記事では、2×4材から部材を切り出し、組み立てて便座の土台を作成していきました。

2×4材6ftを使用し、頑丈な土台が完成

個の土台部分だけでもコンポストトイレとして使用するのは不可能ではありませんが、やはり便座部分が無いと座り辛く、長時間の使用が辛くなってしまいます。

そのため、今回の記事では便座シートと合板の端材を組み合わせて、便座部分もDIYで作成していきます。

また、空き家の元住人が残していった大量のペンキもこの際消費していってしまいたいので、今回は塗装も含めてやっていきます。

それではやっていきましょう。

動画も作成しました。よろしければ併せてご覧ください

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①便座の作成

1.型を取る

まずは便座シートを参考に、便座部分の型をとります。

便座シートより二回り大きめを意識して、U字型を半分に割ったような形で型を取りました。

2.切り出し

型の線に沿って、ジグソーを用いて便座を切り出していきます。

ジグソーを用いることで、便座の曲面部分もきれいに切り出すことができました。

半分ができたらその形に添ってもう片方も切り出せば、きれいに左右対称のU字便座の形に切り出すことができました。

2.便座シートを張る

便座シートは元々便座に張り付く「吸着面」が付いているため、それで接着できるのかと思いきやどうやら木目の上に貼ることは想定していなかったのか、全くくっついてくれませんでした。

そのため、急遽以前キッチンのクッションフロアを張る際に使用した「クッションフロアテープ」を使用してみることに。

こちらの方は、元々合板とビニールのマットを張り合わせる用途のテープなだけあって、かなりしっかりくっついてくれました。いやー、取っといてよかった。

3.面取り、完成

仕上げとして、お尻が付く部分が痛くないように、サンダーを使って面取り(角を丸くすること)をしておきました。

これで、座っても痛くない合板製の便座が完成しました。

ちなみに、便座の座り位置を調整しやすいよう+便座が壊れてしまった時すぐ交換できるよう、便座と土台は接合しておらず、土台の上に乗っけるだけの形を取りました。

②塗装

今回は組み立て後に仕上げとして塗装を行うことにしました。

別に屋外で使用するわけでもないので無塗装のままでも問題ないとは思うのですが、今回塗装することにした理由は主に「作業小屋に残されたペンキを消費するため」です。

これらすべて中身が4割~10割ほど入っており、もちろん塗料ですから処分する場合はしかるべき方法で処理する必要があるんですよね。

以前空き家の倉庫に残されていた塗料に関しては、同じく空き家から出た大量のぼろ布に染み込ませて燃えるごみとして処分したのですが、既に空き家の片づけは終了してしまっており、染み込ませるための布はもうありません。

そのため、この大量の塗料を消費するため、今後はDIYの度に塗装までしていって少しずつ処理していく必要があるのです。

ちなみに今回使用するのはこちらのペンキなのですが、これ黒じゃなくてグレーのペンキですからね。

どうやら成分が分離しているみたいだったので、もう一度蓋をして中身を振ると……

ちゃんと灰色のペンキになりました。

他にもピンクやらオレンジやら様々な色があったのですが、今回はこちらのグレーを使用して塗装をしていきます。

1.塗り(1度目)

作業小屋内にブルーシートを敷き、端材で台を作り、作業小屋内にあった不織布のつなぎを着て塗装をしていきます。

こちらのペンキは油性のため、本来であればもっと換気のできる屋外で使用した方がいいようなのですが、残念ながら屋外はマダニパラダイスのため窓とドアを全開+マスクをして作業しています。

塗装(1度目)が完了しました。

このまま1日放置して、今度は裏側を塗装していきます。

2.塗装(裏側&2度目)

1日経ってある程度乾燥したため、ひっくり返して裏側を塗装していきます。

裏側をぬり終わりましたが、まだまだペンキが残っているので2度塗りをすることにしました。

急いだ乾かすため、扇風機をあてて1~2時間ほど放置しました。

ある程度乾いたため、再度ひっくり返して2度塗りをしていきます。

2度塗りをしたことにより、木目の感じがほぼほぼなくなってツルツルした感じになりました。防水性や腐食体制が相当アップしてそうです。

これをまた更に1日放置して乾かせば……

コンポストトイレ、完成です!

ちなみにポリタンクなのですが、最初使用を考えていた白いポリタンクが作業中に割れてしまったため、急きょ別のポリタンクを使用することにしました。

その結果高さが変わってしまったため、ちり取りを間に噛ませることができなくなり、小便の分離口が狭くなってしまいました。

もし実際に使用して問題が出てくるようであれば、ポリタンクを変更して対応するつもりです。

③まとめ

今回はコンポストトイレの便座をDIYし、仕上げとして塗装をして完成するまでの様子をお伝えしました。

ご覧のように、体重を全て預けてもビクともしないぐらいの頑丈さのあるコンポストトイレを作成することができました。

何と言っても2×4材6ftをほぼほぼ5本使用している訳ですから、重量がとんでもない分頑丈さも折り紙つきです。

後は実際に使用してみて問題は無いのかを、今後空き家に本格的に拠点を移してからレビューしていこうと思っています。

ちゃんと座って普通に大をすることができるのかとか、小便の分離は上手くいくのかとか、溜まってきた便の処理はどうしていくのかなどなど、またご報告していくつもりですのでどうかお楽しみに。

今回の記事は以上になります。

また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。