どうも、たかしです。
前回、河川敷にて20匹のバッタを捕獲することに成功しました。
今回はこれらのバッタの下処理をした後、調理を進めていく様子をお伝えしていきます。
今回のレシピはこちらの記事を参考にした「バッタのトマトソースパスタ」です。
果たしてバッタはエビの代わりの食材足り得るのか? やっていきましょう。
①下処理
1.冷凍庫で締める
捕まえてきたバッタは、虫かごごと冷凍庫でいきなり締めてしまいます。
前回冷蔵庫で冷やして弱らせるだけで下処理を進めようとしたら、普通に跳んで部屋の中が大惨事になってしまったことがありましたので、まずは確実に締めてしまいます。実際、この後の下処理においては生きていても死んでいてもやることは変わりませんので。
冷凍完了。カチコチのバッタです。
2.水洗いをする
ボウルに水を溜めて、バッタを揉み洗いします。
そこまで見た目は汚れていないように見えますが、野生の、それも雑草だらけの環境で生きていたバッタですから、それはもう汚いはずです。しっかり洗っておきましょう。
バッタの脚がめちゃくちゃ脆くて、この時にポロポロ取れてしまいます。まあ、もともと脚は細くて硬くて食用には向かないので、取れた脚は捨ててしまうことにします。
3.糞抜きをする
バッタの腹に溜まっている糞を取り出しておきます。
ボウルに水を溜めた中でバッタのお腹を絞り出すように押すと、ピュッと糞が出てきます。
気持ち悪いような気持ち良いような、何とも言えない気持ちが体験できる結構好きな作業なのですが、ほとんどのバッタは虫かごの中で糞を出してしまっていているのか、実は目に見えて糞が出るバッタはほとんどいません。
今回は20匹中4匹しか糞が出ませんでした。それでも必要な作業ではあるので、しっかり全て確かめておきましょう。
4.下茹でする
野生のバッタは、雑菌に加え寄生虫の心配もあるのでしっかり火を通す必要があります。
調理する段階でも炒めたり煮込んだりしますが、念には念を入れて下茹でもしっかりやっておけば安心です。
栄養が逃げないよう塩ゆでにします。
バッタは茹でるとエビのように殻が赤くなります。
茹で時間はお好みで構いませんが、長く茹でて損をすることもありませんので、菌や寄生虫の心配がなくなるまでしっかり茹でましょう。だいたい5~10分ほど茹でれば十分だと思います。
これにて下処理は完了です。
②材料紹介
以下が「バッタのトマトソースパスタ」の材料になります。
調味料類
- オリーブオイル……少々
- コンソメ……1つ
- チューブニンニク……10cmほど
食材類
- バッタ……20匹
- 玉ねぎ……1玉
- パスタ……150g
- ホールトマト……1缶
僕はパスタ好きの食いしん坊なので、これはだいたい1.5人前ぐらいの量になっています。
通常の量であれば、これの3分の2ほどの量がちょうどいいでしょう。
③調理
1.玉ねぎを切る・パスタを茹でる準備
玉ねぎを1口大に切ります。
玉ねぎを切るのに時間がかかっていると、どんどん涙が出てきてしまうので、ここは手早く行いたいところです。
また、この時に同時進行でパスタを茹でる準備も進めておくと無駄がありません。
2.ニンニクと玉ねぎをオリーブオイルで炒める
まずはオリーブオイルでチューブニンニクを炒めていきます。この時半端じゃなく油が跳ねるので注意しましょう。
香りが立ってきたら玉ねぎを投入して、ニンニクと絡めながら炒めていきます。
玉ねぎがしんなりしてきて、若干飴色になるぐらいまで炒めます。
3.トマト缶・コンソメ・バッタを投入、パスタを茹で始める
ここからだんだん忙しくなってきます。
まずはトマト缶をぶち込みます。トマトの固まりをつぶしながら玉ねぎ全体と絡めて、煮立ってくるまで火にかけます。
煮立ってきたらコンソメとバッタを加えて……
コンソメを溶かしながら中火でコトコトと煮詰めていきます。
ソースを煮詰める横でパスタも茹でておくと、丁度パスタが茹で上がったくらいにイイ感じに煮詰め終わります。
4.パスタとソースを絡める・完成
パスタが茹で上がったら、ソースを煮詰めている鍋にパスタを投入し、混ぜ合わせます。
混ぜ終わったら火を止め、お皿に盛り付けたら……
「バッタのトマトソースパスタ」完成です!
うまそ~
……ですが、なんかほとんどバッタ要素が分からなくなってしまいましたね。何しろパスタと玉ねぎの量がめちゃくちゃ多いものですから。
という訳で、今回の記事はここまでとなります。次回、いよいよ実食編です。
バッタは見事エビの代わりを果たすことができているのでしょうか!? お楽しみに!
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。