どうも、たかしです。
生活の拠点とするための小屋建築の様子をお伝えしていくシリーズ、屋根の建築編の第二回になります。
- 建築予定地の整地
- 基礎の位置決め・高さ合わせ
- 土台建築
- 壁パネル作成・設置
- 屋根建築 ←今ここ
- 外装
- 内装
- 建材設置
前回の記事では、トラスを壁パネルの上に取り付けて、合板が完全に取り付けられていなかった部分の外壁の微調整をする作業の様子をお伝えしていきました。
今回の記事では、外壁の合板全てに防水シートを取り付けていき、トラスの間に棟木を渡すまでの作業の様子をお伝えしていきます。
果たしてたった一人でトラス部分を含む外壁の防水シートを張ることができるのか?
やっていきましょう。
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①防水シート張りつけ
今回使用する防水シートは、普通にホームセンターで購入した1m×50m巻きの防水透湿シートです。
もう一つ遮熱性も高い高級な防水シートもあったのですが、値段が倍以上違ったので普通の方を選びました。
防水シートの感触としては、やや脆くて紙っぽい不織布といった感じでしょうか。ちょっとでも油断するとビリっといきそうなので、慎重に張り付けて行く必要があります。
まずは一段目。ロールのままぐるっと小屋を囲むようにして防水シートを取り付けていきます。
途中途中タッカーで仮止めしつつ、水平ラインを意識してできるだけしわにならないよう貼り付けます。
ちなみにタッカーはDCMのかなり安い(1500円前後)のものを使用しましたが、特に問題はありませんでした。
ちょっと打ち付ける時に力が要るのと、たまに針がへにゃるのが気になるぐらいで、小屋の防水シート張りぐらいだったらこれで十分だと思います。
職人向けのタッカーはめちゃ高いですからね。
ロールの幅が1mなので、1mのラインを大まかでもいいので事前に打っておくといい目印になります。DIYで小屋づくりをしているYOUTUBER「わっさんの庭遊び」様から授かった知恵です。
1段目の防水シートを張り終わりました。
ここから2段目をどうするかですが、1段目と同じようにロールのまま貼り付けて行くのはどう考えても不可能なので、長辺の長さ+αぐらいの長さで事前に切って、上から垂れ下ろして張り付けて行くことにしました。
小屋の内側から垂れ下ろしてクランプで仮止めし、再び反対側から回り込んでタッカーで止めていきます。
防水シートは縦の重なりは90mm、横の重なりは150mm以上重ねる必要があるみたいなので、側面に回り込む部分はかなり余裕をもって切り出しておきました。
反対側も同様に止めていき……
短辺側はさらに上から防水シートを切り出して重ね張りし、タッカーで止めていきました。
出入り口側も同様に防水シートを重ね、これで2段目の防水シートの貼り付けが完了しました。
タッカーの針は大体30㎝四方ぐらいの感覚でどんどん打ち込んでいきましたが、そうしたら1000針入っていたタッカー針が防水シート分だけでほとんど無くなってしまいました。もう少し間隔をあけて少な目でも良かったかもしれません。
トラス部分の防水シートですが、2段目同様事前に必要な分だけ切り出して張っていきます。
正面から脚立に乗って、上から順にタッカーで取り付けて行けばさほど苦なく貼り付けることができました。
背面も同様に。余分な部分の防水シートはハサミで切り取って処分します。
これで全ての防水シート貼り付けが完了しました。
②棟上げ
いよいよ棟上げです。
棟材には事前に、垂木のかかる位置やトラスの嵌る位置をメモしておきます。
棟木である2×6材の12ft(3640mm)をトラス間にはめ込んだら、後はひたすらゴムハンマーで叩いて入れ込んでいきます。
ある程度の締め付けはあった方が良いのですが、それにしてもかなりギリギリでした。ゴムハンマーで200回以上は棟木の頭を叩いて、ようやく棟木がトラスに収まってくれました。
とりあえずは一安心ですが、一つ問題が。
こちら、入り口側のトラスは目安の線とぴったり収まってくれているのですが……
反対側のトラスと棟木のおさまり部分ですが、全く目安の線と合っていません。
一体なぜこうなってしまったのかは全くの謎です。棟木が長すぎる訳でも、目安の線の位置が間違っている訳でもありません。なのに何故かトラス間の長さが本来の2730mmから20mmはズレてしまっているんですよね。
いやー、壁パネルもトラスもイイ感じで組めてきていると思っていただけにこれはショックです。後からこのズレが致命的な欠陥につながらないといいのですが……。
③まとめ
今回は小屋の外壁合板全体に防水シートを張り、棟上げをするまでの作業の様子をお伝えしていきました。
結果として何とか棟上げまで進めることはできたのですが、なぜかトラス間の距離が計画と大きく異なっており、先行きに不安を覚えることとなってしまいました。
近々で困るのは垂木の取り付け位置ですね。本来であれば棟木と壁パネルの桁部分の垂木のかかる位置は全く同じで問題ないはずだったのですが、現在棟木の位置がずれてきてしまっている訳ですから、どういう風に垂木を渡せばいいのか……。
新たな悩みが出てきてしまいましたが、ここまで来てしまったからにはもう微調整を繰り返して何とか形にしていくしかありません。完璧な物とは程遠くなってしまうかもしれませんが、小屋としては成立するような建物になるよう頑張っていきたいと思います。
以上で今回の記事は終わりです。
また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。