どうも、たかしです。

今現在僕は自分で建てた小屋で生活をしています。

広さたった3畳なうえ、ベッドを置いてしまっているため生活スペースは非常に狭いのですが……

それでも空き家を仮拠点とし、そこで寝泊まりをしていた頃よりは遥かに快適に過ごすことができています。

こちらの空き家には電気も水道も通っているし、当然内部は小屋よりはるかに広く、普通に考えたら小屋で生活するよりもよっぽどまともに生活できるように思ってしまうのですが……。

しかし、実際のところはというと空き家はやっぱり空き家でしかなく、快適な生活とは程遠い環境であるということを、たった2か月ちょっとの間でしかありませんでしたが仮拠点として寝泊まりする中で強く感じました。

今回の記事では、空き家の一体何がヤバいのか、5月~7月を過ごした中で特に際立ったもの5選を今回お伝えしていきたいと思います・

それではやっていきましょう。

1つ目:虫がヤバい

空き家におけるもっとも分かりやすい脅威の1つ目が「侵入してくる虫」になります。

引っ越してすぐの4月終わり~5月頭ぐらいはそうでも無かったのですが、これが5月も後半になって暖かくなってくるともはや空き家内で虫が目に入らない時は無いと言ってもいいほどに、空き家の中には無数の虫が侵入してくるようになります。

侵入してくる虫の種類は挙げたらきりがありません。よく見かける順で言うと蛾・アリ・ハエ・カマドウマ・クモ・ムカデ等々……。

驚きなのが、逆にゴキブリなんかは滅多に見かけません。まあ見かけたとしてもゴキブリ以外の虫が無数にいるせいでもはや何とも思わない気がしますが。

僕自身、コオロギを飼っているぐらいですから別に虫が苦手という訳でもないんですが、それでもやはり生活空間に侵入してくる虫に対しては嫌悪感がありますし、思いもかけない場所から出てくる虫に対していちいちビックリするのもめちゃくちゃストレスです。

コーヒーを飲んでいる時に何かモシャっとした食感があって、「豆のカスかな?」と思って口から出したらアリの死骸だったりと……そんなことが日常的に起きていたら安心して過ごすことなんかできませんよね。

夜7時以降は特に室内に侵入する虫が活発になる時間なので、夜間のPC作業がまともにできないのもストレスの一つでした。当時は夜8時にはもうテントの中に入って寝ていましたからね。

いやほんと、テントを持ち込んでおいてよかったですよ。あんな虫が飛びまくっている空間ではとてもとても寝られたもんじゃないですからね。

2つ目:獣がヤバい

空き家におけるもっとも分かりやすい脅威の2つ目は「侵入してくる獣」です。

よくテレビの特集で「屋根裏にハクビシンが!」みたいなニュースがあったりしますが、まさしくそんな感じで、空き家のようなスカスカで侵入が容易な床下や屋根裏なんて言う空間は、獣にとっては格好の住処になってしまっているようです。

僕の場合は、床下にはアナグマが2度侵入し、屋根裏には頻繁にネズミが出現しました。

獣が侵入してくることで発生するのがまず騒音の被害です。

野生動物というものはその多くが夜行性で、昼間は自分の住処でじっとしていて夜になってから活発になります。そのため、昼間はそこまででも無いのですが夜に自分が寝床に入ったタイミングで床下・屋根裏で獣の足音をはじめとした生活音が鳴り響き始めるのです。

テレビで見ていると「足音ぐらい……」と感じてしまうのですが、実際家の中の自分の近くで獣が動き回る音が鳴り響くというのは、もう本当心臓がドキドキしまくってしまって全く落ち着きませんし、常に獣の動向を伺うようになってしまって凄くイライラしてしまうんですよね。

アナグマなんかは当時4~5匹の家族の群れですみ着いてしまっていたので、空き家への出入りをするたびに木材や外壁材を破壊する「バリバリッ!」という音が鳴り響きましたし、ネズミは電気を落とすと屋根裏から降りてきてテントのすぐ近くを動き回ったりと、怖い思いをしたのも数回どころではありません。

獣が侵入することで発生するもう一つの害が「悪臭」です。

獣は、侵入した空き家内で便を済ませることがあります。ネズミなんかは基本的にそこかしこに糞が散らばっていますし、アナグマに至っては時に床下の一カ所を決めてそこに糞尿をため込むことがあります。

それらによる悪臭は本当に酷くて、アナグマの臭いに至っては追い出しに成功して1ヶ月以上が経った今でも時折床下から臭いがたちこめてくることがあるほどです。

ネズミは糞尿による臭いはそれほどでもないのですが、ネズミ捕りで捕獲した後に糞尿垂れ流しでさらにネズミの死骸自体が腐ってきたりするとかなりヤバい臭いがたちこめるようになってきます。

ここ最近はもう屋根裏に常にネズミ捕りをしかけているのですが、立ち込めてくる臭いで「あ、ネズミがかかったな」と判別できてしまうぐらいです。

早い話、自分の生活空間が動物園の臭いに包まれるような物なので、そりゃあ落ち着いて過ごせるわけがないよなってことなんですよね。

後編へ続く

前編では「虫」「獣」といった、空き家内で発生するトラブルとしては比較的イメージしやすい物を詳しくご紹介していきました。

虫や獣がヤバそうというのは引っ越す前から覚悟していたつもりではあったのですが、実際に住んでみたら想像以上にしんどかったので、今回それを少しでもお伝えしようと思い記事にしていきました。

後編では、もうちょっとイメージしづらいような、空き家で住んでみて気が付いたといったヤバいところを、残りの3選でお伝えしていきます。

それではまた次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。