どうも、たかしです。

空き家に引っ越してきてからそろそろ3週間ほどが経過しようとしていますが、生活っぷりはどんなものかというと今のところ大苦戦しています。

それは、空き家に引っ越して早々発覚した庭に大繁殖しているマダニのことであったり……

ご近所さんからいただいた玉ねぎを一気に消費しようとして、まさかの玉ねぎ中毒になってしまったりと色々あるのですが……

その中には「空き家の中に侵入してくる虫問題」もあります。

以前空き家の中を飛び回る羽虫を駆除するために「電気のコバエ取り」を導入した際、紹介の記事を投稿しましたが……

実は羽虫以上に、執拗に空き家の中に侵入してきて、不快どころが実害までもたらす虫が他にいたんです。

それはアリです。

家屋に浸入してくる昆虫としては「ゴキブリ」「ムカデ」などと並んであげられることも多い「アリ」ですが、僕が住む空き家に関しても全く例外ではなく、もう本当にこいつには苦しめられました。

今回の記事では、具体的にどのような被害があったのかと、アリを駆除するためにどのような対策を講じたのかについてお伝えしていきます。

また、アリを駆除する中で最後非常に奇妙な出来事も起こりましたので、そちらについても併せてご紹介していきます。

それではやっていきましょう。

①アリによる被害

1.コオロギケージにたかられる

今回のアリ被害で最もきつかったのがこの「コオロギケージにたかられる」事件でした。

食べ残しなんかをそのまま放置していたら虫がたかるのは当然わかっていましたから、そこの所の処理はきちんとやっていたつもりだったのですが……考えてみればこんなアリにとって餌場でしか無いような物を大規模に飼育していたらアリがそれを嗅ぎつけないわけがないんですよね。

見ればお分かりのように、アリはせっせとコオロギの残骸を運んでいました。

コオロギケージ内はコオロギの食べ残しもそうですが、コオロギの死骸もゴロゴロ転がっていますから、アリにとっては最高の餌場という訳です。

じゃあ何かコオロギがそれで死ぬとか、餌を横取りされるとかそういうことは無いんですけどね。むしろ死骸を持って行ってくれるんだから、掃除になっていいじゃないかとすら言えるのかもしれませんが……。

でもやっぱりコオロギのためのケージ内を我が物顔でアリが何匹も行き来しているのは、やっぱりいい気はしませんでしたね。

普通に足元にアリがいないかどうかビクビクしちゃって、飼育に集中できませんし。

2.普通に体に登ってくる

コオロギケージのことと比べるとそこまでのことでは無いかもしれませんが、こちらも結構キツかったのはキツかったんですよね。

基本的に僕は日が落ちたらPC作業をするか、電気工事士2種の資格勉強するか適当に動画でも見るかして過ごしているんですが、座卓にPCを置いて地べたで胡坐をかきながら過ごすスタイルをとっています。

なので、気付いたら体にアリが登っているということが数回ありまして……何気なしに耳を触ったらそこにアリがいた時は流石に叫びましたからね。

とにかく、こうも頻繁にアリが空き家内を闊歩してしまっていては落ち着いてPC作業もできないということで、僕はアリ駆除に向けて動き出すことにしました。

②アリとの戦いの歴史

1.スーパー蟻の巣コロリ

まず真っ先に試したのが、こちらのアース「スーパー蟻の巣コロリ」でした。

こちら何がスーパーなのかというと、中に2種類の餌が入っていて幅広いアリに対して効果があるというのがウリになっているんですよね。

なので、これさえ設置すればアリなんて一ころだと思い、主にアリが出没する2カ所に設置し、様子を見ることにしました。

一カ所目はコオロギケージが置いてある寝室の隅。

こちらの角のすき間からアリが頻繁に出入りしていたので選びました。

二カ所目が風呂場のある土間部分。

寝室に出入りしているアリと同タイプのアリがこちらで頻繁に行き来しているのをよく見かけたため、恐らくここが侵入口なのだろうと思い選びました。

さて、その結果はというと……

アリが入りました!

こちらにも入りました!

……そう、入りはするんです。ですがなぜかは分からないのですがそこから「餌を持って行く」ということにはほとんどならず、結果的にあまり効果は見られませんでした。

2.DCM「巣のアリ退治」

2カ所の設置で足りないなら数で勝負! ということで追加で導入したのがこちらのDCM「巣のあり退治」です。

こちらもスーパー蟻の巣コロリ同様設置して毒餌を持ち帰らせるタイプの駆除剤なのですが、何と20個も入っています。

そのため、家じゅうのあらゆる場所に設置することができ、そのどこか一カ所でもヒットすれば巣のアリを一網打尽にできるのではないかとの希望を託して設置することにしました。

このようにポイポイと、手当たり次第に空き家の各所に毒餌を配置していきます。

最終的には以下の間取り図のような位置取りに、スーパー蟻の巣コロリも合わせて毒餌をセットしました。

アリの侵入が多い「風呂場」「寝室」に集中的に配置し、後は各部屋に満遍なく毒餌を配置しました。

そして、毒餌を設置して僅か数時間後のこと……

早速毒餌にアリが群がっている!? ……と、画像からは非常に伝わり辛いのですが、群がっていたのは目当てのアリではなく、もっと小柄な1~2ミリ程度しかないアリ(恐らくヒメアリ)でした。

その後も何度か毒餌にアリが群がっている場面を見かけたのですが、そのどれもが小さなサイズのアリで、僕が駆除したい大型のアリが毒餌に群がる場面は全く見られませんでした。

僕が今回苦しめられたのが、恐らく「ムネアカオオアリ」と「クロヤマアリ」という雑食性で大型のアリなのですが、なぜかそいつらには今回使用した毒餌があまり誘引効果が薄いように感じました。

毒餌の中には完全に液状の毒餌なんかもあるので、もしかしたら大型の雑食アリにはそれがよく効くのかもしれません。

③現在の状況

今のところのアリ被害ですが、毒餌が一応は効いていたのか、一時期よりは確実に数が減ったように感じます。

ただ、今回使用したDCM「巣のアリ退治」に関しては、まず間違いなくアリ以外の虫に対しても誘引・殺虫効果があるようで、設置する場所によっては目的じゃない虫が食べ尽くしてしまうといった事態も起こりうるように感じました。

実際、空き家に完全に住み着いているアシダカグモがなぜか弱っている状態で発見されたり、ヤスデの死骸が毒餌の周りで発見されたりといった事態が頻発したので、もはやアリ用の駆除剤というよりは害虫全般の駆除剤と割り切った方が正しい使い方なんじゃないかとすら思えたしまうほどでした。

また、使用されている殺虫成分なんかも有名な「コンバット」やら「ブラックキャップ」といったゴキブリ駆除剤に使われている物と一緒だったので、何ならゴキブリ駆除としても使用できるんじゃないですかね? 流石に言いすぎ?

④謎の現象

今回、どの位置のどの毒餌に反応があったのかまとめる為に、設置していた毒餌を一旦回収しようとしたのですがその際に奇妙な出来事が起こりました。

なんと設置していた20個の毒餌のうち、半数近い9個もの毒餌が容器ごと消滅していたのです。

上記図で青塗になっているのが無くなった毒餌になりますが、風呂場に至っては全ての毒餌が無くなってしまっていることが分かります。

一体どういうことなのでしょうか? 最初は隙間風で動いたのかと思っていたのですが、辺りを探しても見つからないのです。

今のところ仮説としては「ネズミ説」があります。

実は最近、明朝にかけて屋根裏で何やら小型の生物がトテトテと動き回るような音が時々聞こえてくるんですよね。

未だその姿を捉えられたことは無いのですが、恐らくはネズミが侵入して走り回っているものと考えられるので、そのネズミが持って行ったか、走り回るうちに蹴ったりしてどこかに飛んで行ったのではないかなと。

いやはや、ここに来て今度はネズミ対策も考える必要があるとは……本当退屈しないですね、悪い意味で。

⑤まとめ

今回は空き家に侵入してくるアリとの闘いの記録についてお伝えしていきました。

今回毒餌を設置したことにより多少数は減ったみたいではありますが、でもこんなのは対処療法でしかありませんからね。恐らくその内また別の巣のアリが家の中に侵入してくるようになるのだとは思います。

なので、一番の対策としてはとっとと小屋を建ててしまって、生活拠点をそちらに移すことなんですよね。

もともと空き家は電気と水道、それと荷物置きのための倉庫的役割を見越して購入していますから、いつまでもこんなところで寝泊まりしていられません。

もし本格的に空き家に侵入してくる生物の対策がするのならば、数年単位での補修・改築が必要ですし、そもそも土地自体の開拓も必要になって来るでしょうから、今一番急がれるのはやはり小屋の建築になるのだと思います。

なので、今はこの現状にとりあえず耐えつつ、早急に小屋を建てて生活を安定させてから、土地及び空き家の改造に着手したいですね。

今回の記事は以上となります。

また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。