今回は内容が内容だけに、閲覧注意の画像てんこ盛りです。
もちろんブツそのものが直接写ってはいませんし、ブツが中に入っている土にすらモザイクを徹底して掛けてはいますが、ご気分を害する可能性はあるので、閲覧には十分ご注意をお願いいたします。
どうも、たかしです。
今回、長らく沈黙を保っていた「コンポストトイレ」計画が、いよいよスタートします!
前回コンポストトイレに関して記事にしたのが既に5か月近く前。その時から特に使用している道具や環境にはさしたる変化も無く(尿タンクは割れたため一回買い直したが)、月日が経って……
これだけブツ入りの土が溜まりました(悶絶)
ちなみにこの画像外にも他にもう4袋ほどありますので、合計で16袋ほど溜まったことになります。ひと月毎に3~4袋と言った感じですね。
この袋が置いてある場所は空き家と畑を行き来する道沿いにあるちょっと開けた場所で、もともと元空き家の住人のお墓が建っていて撤去された跡地になります(申し訳)。
これだけの量の「土+ブツ」をどうしていくかというと、当然堆肥にするんだよォ!!
と言う訳で今回はいよいよ始動する「コンポストトイレ堆肥計画」のその序章として、果たして本当にブツ入りの土をたい肥にすることができるのかどうか、まずはコンポストゾーンを整備して実際にブツ入りの土を投入していきます。
それではやっていきましょう。
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①たい肥作りに必要な基材採集
今回、たい肥を作るコンポストゾーンには、現状未使用である農地の上段を利用していきます。
下段に関しては防獣ハウスに物置小屋とかなり整備が進んでいるのですが、上段は草を刈ってあるぐらいで今のところは特に活用のめどが立っていません。ゆくゆくはこちらも畑にするか果樹でも植えるかといったぐらいのぼんやりとした計画はありますが、それにしても土地は大いに余っていますので、端の方を使ってコンポストゾーンにしていこうと思います。
山肌に近い、最低限日の当たるぐらいの場所をコンポストゾーンにしていきます。
日当たりが弱い場所は畑にも向きませんし、端の方であれば後々畑作りをする際にも邪魔にはならないはずです。
また、山側に近い方が万が一発酵の際に異臭がしたとしても、近隣住民に迷惑をかけづらいはずです。
更に更に、山から下りてくる獣たちへの牽制になってくれるかもしれません。
とりあえずブツ入りの土を近くまで運んできました。
溜めていた場所と農地までは近いため、M先輩からいただいた一輪車を使ってそこまで苦労せず運ぶことができました。ありがとうM先輩……。
土がガラ袋に入れっぱなしと言うのも運びやすくていい感じです。
また、コンポスト場所に農地を選んだのにはもう一つ理由があって、草刈り後の雑草が大量に残っているためこちらをコンポスト発酵用の基材に利用することができるんですよね。
実際、牛糞堆肥にももみ殻や稲わらが混ぜ込まれていますので、それと同じようなことをコンポストトイレ堆肥でもできるのではないかと思いました。
もしこれが実現しようものなら、農地から出た雑草と落ち葉などの堆積土、そして僕自身の排泄物が合体して肥料になって、それを使って野菜を育ててまた僕がそれを食べて……と言った感じで循環させることができてしまいます。う~ん、SDGsぅ~。
雑草の回収には、M先輩置き土産の1輪車と、新しく購入したフォークを使いました。
これで僕もバイオ4の村人の仲間入りですね。オッ〇イノペラペラソース!
ちなみに余談なのですが、以前アパート暮らしの時にコンポストトイレを試して完全に失敗した結果生まれてしまった物体Xですが、とりあえず農地の端に放っておいたものをこの度回収したところ、臭いも何もなくめちゃくちゃイイ感じに分解されていました。
土……とまでは言えないまでも、ボロボロに腐食した木材?ぐらいに思えるほどには見た目も臭いも自然に還っている感じで、なんと植物まで根を張っていて芽を出しているほどでした。
回収した当初はグチャグチャの激クサでもうどうにもならないと思える状態だったのに……自然の力は偉大です。
これは俄然、コンポストトイレ堆肥への期待度も上がってきました。
②コンポストゾーンの整備
堆肥を作る場所をどのように整備するか色々考えたのですが、今回は実験段階と言うことで、そこまで物資も手間もかからない「穴を掘ってビニールシートで上から被せる」方式でやっていくことにしました。
まずは穴を掘ります。深さ広さは適当に、ブツ入りの土が全部納まるか少し飛び出るぐらいの大きさにします。
底にはまず雑草を敷いて……
雑草を細かく砕いた後、ブツ入りの土を3袋分ほど投入したら……
フォークを使って底の雑草と混ぜっ返します。
ちなみに、この時ブツ入りの土からは特に異臭などはしませんでした。長い間雨ざらしにされていたので、水分は土に持っていかれていい感じに目立たなくなっています。時々「これかな?」という塊が見え隠れするぐらいでした。
この中には、玉ねぎ中毒にかかった時の下痢ばっかりの土も混ざっていたはずなのですが、本当に混ぜている際には全然わかりませんでした。そもそもブツに対して土が結構過剰投入気味だったのかもしれません。
効率よく発酵させるためには、水分がそこそこあった方が良いみたいなので、じょうろで汲んでは度々ブツ入り土に混ぜていきました。
水分量は、含有量が60%ほどになるようにというのが定説のようで、目安としては土を握って軽く玉になるぐらい……恐らくカブトムシ幼虫用の昆虫マットを作る時と同じだとは思うのですが、もちろんこんなもんを握ってはいられないので大体でやっていきました。
土が乾いている状態だと結構水をいちいち汲むのが面倒なので、雨上がりとかに行うとこの作業の手間が省けていいかもしれません。
この工程を何度か繰り返して、穴が「土+ブツ+雑草」でいっぱいになったら……
最後にビニールシートで蓋をして完成です。
ちなみにビニールシートで蓋をするのには
- 雨が掛かると濡れる&温度低下で発酵分解の速度が落ちる
- 日に照らされることによる温度上昇を助ける
などの意味があります。わざわざコンポストように小屋を作ったり、パイプで屋根を作ったりするよりもよっぽど楽で効率的だと思います。
以上でコンポストトイレ堆肥づくりの準備が全て完了しました!
③まとめ
今回はコンポストトイレ堆肥づくりに初挑戦と言うことで、コンポストゾーンを作成して実際に溜まったブツを投入する様子をお伝えしていきました。
投入した翌日、コンポストゾーンの様子を観察しに行きましたが、とりあえずはめちゃくちゃ異臭がするということも無く、問題は無さそうでした。
ただ、このまま放置するだけだとどうしても内部の発酵場所が偏ったり、底の方は空気が足りなかったりするとは思うので、これから月一ぐらいのペースで切り返し(内部の表部と底部をひっくりかえすこと)をする必要があると思います。
なので、また様子を見ながら1ヶ月ほど経ったら新しく穴を掘り、そこにブツ入りの土を移しつつ切り返しをしながら、コンポスト堆肥の様子を見ていきたいと思います。
完成までにどのぐらいかかるかは分かりませんが、一つの目安としては土中の草が完全に分解されて、見た目がほとんどただの土になったら一応の完成と言っていいのではないかなと。
これから寒くなるので分解速度はかなり落ちてしまいそうですが、少なくとも来年の夏野菜作付けの時期ぐらいまでには分解しきって堆肥化してくれているといいなと思います。
以上で今回の記事は終わりです。
また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。