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どうも、たかしです。

小屋暮らし予定の土地に付随してきた空き家の整備を進めていくシリーズ、今回はその第106回になります。

前回の記事で土地の引渡しが完了し、これからどんどん荷物を運びこんで引っ越しを済ませていきたいところなのですが、その前に一つだけ空き家で何とかしておきたい部分があります。

それは玄関戸の鍵についてです。

空き家の玄関戸は、昔ながらの家によく見かける「引き違い戸」になっているのですが、現時点ではそこに鍵が付けられておらず、獣対策のつっかえ棒がかけられているだけの状態になっているんですよね。

なので、このままだと簡単に中に侵入することができ、いくらでも荷物を盗まれてしまいかねません。

まあ、こんな山奥のこじんまりとした集落の、こんなボロボロの空き家に盗みに入る人がそうそういるとも思えませんが、世の中どんな人がいるか分かりませんからね。少なくとも簡単に入ることはできないぐらいの状態にはしておきたいところです。

土地の引渡し時にてっきり鍵を渡してもらえるもんだと思っていたんですが、売主さんが言うには「玄関の靴箱の上に置いてあると思うんですけど」とのこと。

でも、空き家の片づけ時にだいぶ探しては見たんですけど結局見つからなかったんですよね。

鍵があったかもしれない当時の靴箱の上の様子
片付け中にかき集めた鍵。どれも玄関の鍵では無かった

もう既に靴箱も回収した鍵も全て捨ててしまいましたので、改めて鍵を探すこともできません。

という訳で、今回はこの玄関の鍵を取り外してしまって、新しい鍵を取り付けて行こうかと思います。

果たして無事に鍵を交換し、空き家のセキュリティ性を向上させることはできるのか!?

それではやっていきましょう。

①鍵の取り外し

1.内鍵の取り外し

こちら、玄関戸の内側から鍵をかける部分になるのですが、残念ながら内部が錆びてしまっているのか開閉することができず使用は不可能なようでした。

なのでこちらも一緒に交換していこうと思います。

以前の住人も交換しようとして失敗したのか、下のネジが思いっ切りナメてしまっているのが分かります。

一度潤滑油を挿してみて回らないかどうか試してみましたが、どうやら無理そうだったので……

マイナスドライバーやバールを使ってむりやりこじ開けて取り外しました。

2.外鍵の取り外し

いよいよ本命である外鍵部分に入るのですが……

こちらも以前の住人が交換しようとして失敗したのか、下の方のネジ穴が完全にナメてしまっていて通常の取り外しは不可能でした。

なので結局こちらの鍵もペンチやバールなど様々な工具を使って無理やり取り外すことに……

サッシが大分傷ついてしまいました。取り付けの際に問題が無ければいいのですが……。

外鍵もうち鍵も結局上下ネジ2本ずつを取り外してしまえばあっさり外れるようになっているので、ネジがナメてさえいなければもっと美しく交換できたと思うんですけどね

一応ネジは屋内からじゃないと回せないようにはなっているので、ドライバーだけで侵入できてしまうなんてことはないですけどね。

それに今回結局ネジが1本付いたままの状態で無理やり破壊して外した訳ですが、それでもかなり大変だったので、ネジが2本ともついた状態で無理やりこじ開けるのは相当骨が折れるものと思います。

なので、きちんと交換して取り付けることができれば、これらの鍵は十分「侵入しづらくさせる」セキュリティとしては機能してくれるのではないかなと。

②鍵の購入

ホームセンターで同型の鍵が売っていないかどうか探してみた所……

意外といろいろな種類の引き違い玄関戸よう交換鍵がありました。

微妙な大きさの違いもそうなのですが、注目したい違いとしては

  • ディンプル式かそうで無いか
  • 押し回し式かそうでないか

という点ですね。

どの鍵にしようか結構迷ったのですが、僕は最終的に一番安い「非ディンプル&押し回し式」の鍵を購入することにしました。

理由としては、一番安かったからというのもそうなのですが、そもそも空き家の鍵にそこまでの防犯性を求めている訳ではないというのが大きいですね。

あくまで僕が鍵をつけたい理由は、例えばふらっとこの辺りを訪れた人が「お、何だこの空き家。いっちょ入ってみっか!」みたいなノリで侵入されてしまうのを防ぐためです。

なので、「ああ、ディンプル式だからこの家には侵入できないな」なんてレベルの話ではないんですよね。というか、そのレベルの人だったら窓を破壊するなり壁を破壊するなり、この空き家に侵入する方法なんて他にいくらでもありますから。

③鍵の取り付け

こちらが内容物になります。

左から順に

  • 内鍵
  • 位置決めピン、ネジその他予備パーツ
  • スペーサー
  • 外鍵

となっています。

開けてから気付いたのですが、この鍵って内鍵と外鍵が一直線に並んで連動するような仕組みになっているんですね。

で、この内・外の連動する鍵が真っ直ぐにうまくかみ合うよう、「位置決めピン」でズレが無いよう繋げつつ、「スペーサー」で鍵同士の間をうまく調整しつつ取り付けなくてはならないと。

これが正直かなり初心者泣かせで、取り付けるのにめちゃくちゃ手間取ってしまいました。たぶん1時間ぐらいはかかったと思います。

まず外鍵を取り付けて……

その次に内鍵を位置決めピンで外鍵の位置に合わせつつ取り付けて行くのですが、空き家の玄関戸は立て付けが悪くなっていて、上手く内・外両側が上手くかみ合う位置が全然見つからなかったんですよね。

ディスクグラインダーで枠の大きさを無理やり大きくしたりして、何とか両者が噛み合う位置を作ることはできたのですが、結局上記画像のようになぜか下側のネジ穴が馬鹿になってしまってこれ以上入らないという、何とも無様な仕上がりになってしまいました。

内鍵も全く固定されてなくてグラグラしてますし……いやぁ難しかった。

まあ、一応鍵が閉められるようにはなったのでOKとします。

ちなみに玄関戸両端の銀色部分はアルミテープで、もともと両端に取り付けられていた内鍵を取り外した後に空いた穴をふさぐために付けました。

この玄関戸、なぜかこの端っこの内鍵はつけられていて、外鍵と連なる内鍵は取り外された状態でした。

恐らくですが経年劣化で立て付けが悪くなった結果本来の内鍵が使えなくなってしまったので後付けでこの両端の内鍵を取り付けたのではないかなぁと予想しています。

とにもかくにも、これで空き家の玄関戸の鍵交換が完了しました。

④まとめ

今回は空き家の玄関戸の鍵が無くなってしまっていたため、ホームセンターで勝手きた新しい鍵と交換するまでの様子をお伝えしていきました。

結果的に自分での鍵交換は可能ではありましたが、慣れていないと結構訳が分からず四苦八苦することになると思いますので、しっかりと説明書を熟読してから取り組むことをお勧めします。

それにしても、やっぱり鍵関係は経年劣化でサッシが歪んで立て付けが悪くなると、どうしても後からきれいに交換するって言うのは難しいですね。今回も、元々の鍵を交換することにこだわるのではなく、もっと簡易的に取り付けられる補助鍵のようなものを取り付けるので十分だったかなと後から思いました。

後はもう、空き家に泥棒が入らないことを祈るばかりです。

本格的に鍵の修理、交換を行いたいなら業者を使うのもオススメ。

以上で今回の記事は終わりです。

ここまでお読みいただきありがとうございました。また次回の記事でお会いしましょう。