どうも、たかしです。

小屋暮らし予定の土地に付随してきた空き家の整備を進めていくシリーズ、今回はその第18回になります。

前回の記事では、パンダグラフジャッキとタイヤレバー2本を使って、自分の手でタイヤからホイールを6本取り外しました。

空き家の庭に放置されていたホイール付きタイヤ×6とタイヤのみ×2
道具を駆使して何とか取り外すことに成功

ホイールの取り外しを業者に依頼した場合、工賃として一本あたり500円以上かかりますから、この時点で既に500円×6=3000円の節約を達成できたことになります。

今回の記事ではいよいよ、タイヤ8本を処分するための費用をホイール6本を売却した額で相殺すると、廃タイヤをどれだけ安く処分することができるのかを実証実験していきたいと思います。

果たしてタイヤを実質タダで処分することはできたのか?

やっていきましょう。

シリーズ記事

【土地整備】空き家の整備 ①:納戸の片づけBefore・After

【土地整備】空き家の整備 ②:納戸を片付けて出てきた物を売ってみたら○○円になった

【土地整備】空き家の整備 ③:寝室の片づけBefore・After

【土地整備】空き家の整備 ④:空き家から出てきた衣服を売ったら○○円になった

【土地整備・検証】空き家の整備 ⑤:寝室から出てきた雑貨を売ったら○○円になった

【土地整備】空き家の整備 ⑥:キッチンの片づけ(前半)

【土地整備・検証】空き家の整備 ⑦:オフハウスの店舗間の格差がとんでもなかった話

【土地整備・検証】空き家の整備 ⑧:キッチン(後半)+風呂場の片づけ+とんでもない事態発生

【土地整備・検証】空き家の整備 ⑨:オフハウスの店員間の格差がとんでもなかった話

【土地整備・検証】空き家の整備 ⑩:空き家の使えそうな家具を売ったら○○円になった

【土地整備】空き家の整備 ⑪:空き家から出た粗大ごみを解体する……座椅子・布団編

【土地整備】空き家の整備 ⑫:空き家から出た粗大ごみを解体する……ソファベッド編

【土地整備】空き家の整備 ⑬:空き家から出た粗大ごみを解体する……棚・クローゼット編

【土地整備】空き家の整備 ⑭:空き家から出た粗大ごみを解体する……こたつ・食器棚・竹カーペット編

【土地整備】空き家の整備 ⑮:空き家の蛇口を修理する……蛇口の先からの水漏れの場合

【土地整備】空き家の整備 ⑯:空き家から出たタイヤをどうしたら安く処分できるか考える

【土地整備】空き家の整備 ⑰:空き家から出た廃タイヤのホイールを自分で取り外してみる(前回)

【土地整備・検証】空き家の整備 ⑱:廃タイヤ・ホイール処分&売却したら差し引き〇〇円になった←今ここ

①タイヤを処分する~タイヤ処分業者へ持ち込み~

前々回の記事でも書きましたが、相場だとタイヤの処分費用は1本に付き330円かかります。

なので今回8本のタイヤを処分するためには330円×8=2640円かかる計算になるのですが……これだとホイール買取代で相殺できるかが非常に怪しくなってきてしまいます。

なので、少しでも安く処分してくれるところはないのか調べていると、なんと空き家からそう遠くない場所に「タイヤ一本250円」で引き取ってくれる業者を発見しました。

もしそれが本当だったら、8本合計で640円も安く処分できることになります。

半信半疑で、その業者の工場があるという山奥の集落に向かってみると……

凄い場所が出てきました。

見渡す限りのタイヤ、タイヤ、タイヤ……。超大量のタイヤが敷地内に所狭しと積まれていました。

この写真とは反対側の方では、バラバラになったタイヤの欠片がこれまた大量に積まれていました。HPによるとこちらは引き取ったタイヤをバラバラの「タイヤチップ」に加工し、燃料・原料としてリサイクルできるようにして出荷する業務を行っているようです。

近年タイヤチップを販売して利益を得る業態の会社は経営が厳しくなっていると聞いていたのですが……こうやって頑張っている会社もまだまだあるのですね。

とりあえず、引き取った廃タイヤをそのまま不法投棄して暴利をむさぼるようないかがわしい会社では無さそうということで、受付に向かいタイヤの引き取りをお願いしました。

ちょっと状態を確認させてね~」と言われ、ひょっとして状態でケチを付けられて250円以上取られるのかと思いましたが……

OK、8本で2000円だね。じゃああっちに転がしといて」

ということで、特に問題なくタイヤを引き取ってもらうことができました! ……「転がしといて」?

そうなのです。この会社、タイヤの移送がまさかのセルフサービス。しかも駐車スペースからダイレクトに転がして運ぶという「タイヤボウリング方式」でした。

何を隠そう、この中途半端な位置で転がっているタイヤは僕が転がした奴なのです。ちゃんと奥の方まで転がさなくても大丈夫なのか聞いてみましたが、「全く問題ない」とのことでしたので、このまま工場を後にさせていただきました。

いやあ、面白不思議な工場でしたね。

②ホイールを買い取ってもらう~鉄くず回収業者に持ち込み~

さあ、タイヤが8本で2000円とかなり安く処分することができましたので、お次はは鉄くず回収業者にホイール6つを持ち込んで買い取ってもらいます。

ホイールは、4本が鉄チン、2本がアルミ製となっています。鉄くず回収業者は、純粋に鉄・アルミとして買取額を出しますから、素材代×重量が2000円を上回るかどうかの勝負となってきます。

以前家具から取り出した金具と調理器具類を630円で買い取ってもらった時と同じ鉄くず回収業者に向かうと、僕の他にも一般の持ち込みの車が停まっていました。

この日は土曜日だったので、家の中の家電品を鉄くず回収業者に引き取ってもらう目的の人が結構来てたのだと思います。粗大ゴミに出すよりも圧倒的に安く済みますからね。

そんな人たちをしり目に、早速鉄チンホイールとアルミホイールを分けて計量してもらい、買取金額を出してもらいました。

果たしてその結果は…………!?

に・に・に……2390円!!

やりました!! 390円のプラス! 390円のプラスです!!

あの難攻不落と恐れられた廃タイヤを、タダどころか390円の利益を上げて処分することができました!

大勝利です! 鉄くず回収業者最高!!

③まとめ

今回は、廃タイヤをできるだけ安く処分するためにはどうしたらいいのかを3記事に渡って書いていきましたがいかがでしたでしょうか。

正直、今回ばかりはもうお金を払って処分するしかないかと半分諦めかけていたのですが、工夫することでタダ以上の390円の利益を上げて処分をすることができました。

タイヤの処分をするのに、通常であれば引き取り費用+ホイール取り外し工賃で1本800円以上ですから、合計5000円以上の処分費用が掛かるところだったのを考えれば、今回の成果は非常に有意義なものだったと言えるのではないでしょうか。

買取結果を見ると、鉄チンホイールだけで990円の買取になっています。つまり、タイヤ処分を1本250円の業者を見つけて、自分でホイールを取り外すことができれば、10円だけの出費で鉄チンホイール付きタイヤは処分することができるということです。

もし鉄チンホイール付きのタイヤの処分にお困りの方がいらっしゃったら、ぜひ自分でホイールを取り外して、ホイールの買取額で相殺して安くタイヤを処分してみてください。

もちろんアルミホイール付きのタイヤならば、安くどころかある程度買取額を得て処分することが可能ですよ!

あ、ホイールも何もついていない廃タイヤだけがある場合はもう諦めてください。どうにもなりません。大人しく安い業者見つけて、4本1000円で引き取ってもらってくださいね。

そして、間違っても不法投棄はしないようにしましょう。

以上で今回の記事は終わりです。

また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。