【土地整備】空き家の整備㉝：隠された謎倉庫を発見した＋隣地の謎のビニール紐

どうも、たかしです。

小屋暮らし予定の土地に付随してきた空き家の整備を進めていくシリーズ、今回はその第33回になります。

今回は空き家に実は存在した「隠れ倉庫」を発見してしまいましたので、そちらの探索＆掃除を進めていきます。

空き家内の片付けも既にほとんどが終わり、後は溜まったゴミ袋を運搬しつつ細かいところを掃除していくだけ……のはずでした。

ですが、見つけてしまったんです。「隠れ倉庫」を！

今回の記事では、その隠れ倉庫を見つけた経緯と、底から出てきた品物をご紹介していきます。

それではやっていきましょう。

①発見の経緯

まずはこちらの間取り図をご覧ください。

ごらんのように、空き家は居間と寝室が隣り合っており、その間は壁で仕切られているだけ……だと思っていたんですよ。

ですが……これを見てください。

これは寝室側から見た居間と寝室を隔てる壁なのですが、なぜか扉があります。

これは居間に通じる扉ではありません。居間側から見た堺は全面砂壁となっていて、扉が通じているような形跡すらないからです。

ちなみにこの扉はなぜか取っ手が付いておらず、スライドドアでもなければ押し開くこともできませんでした。完全な開かずの扉となっています。破壊でもすれば別でしょうが……。

どうしてもこの扉の向こうがどうなっているのかが気になり、外壁側の方から寝室を覗いてみることにしました。すると……

何か扉あるやんけ！

これまで1ヶ月以上空き家に通ってきていて、この扉の存在に全く気付きませんでした。この辺りはクモの巣が酷くて近づきがたかったのはあるのですが、それにしてもこんなに堂々とした扉に気が付かないなんて……。

つまり、これまで散々お見せしてきた間取り図は誤っていたということです。

実際にはこのように、居間と寝室の間には空間がひろがっていたということですね。

早速扉を開けて中を探索……と行きたいところだったんですが

謎の空間に続く扉には、ご丁寧にも南京錠で施錠がしてありました。

この空き家、玄関ドアにすらまともな施錠がされていないというのに何でこの扉にだけ……これは嫌が応にも期待が高まります。

実は空き家の片づけを進めていく際に出てきた鍵の類は、こんなこともあろうかと取っておいたのです。

この家、恐らく農機具だか車だかバイクだかの鍵がいたるところから出てきたのですが、果たしてこの中に南京錠の鍵は入っているのか……

あ、開いたーーーー！！

いやぁ、これは気持ち良い。まるでリアル「ゼル伝」でもやっているかのような気分でしたよ。

鍵が開いた瞬間完全に頭の中であの「テレレレテテテテン♪」が鳴り響いてましたからね。

②謎スペースに侵入

という訳でいよいよ中に入っていくのですが、やはりこの感動を皆さんと味わいたいと思い、一旦引き返してGoproを携えて撮影しつつ扉を開けることにしました。

僕も初めて入る瞬間の記録ですので、新鮮なリアクションをぜひ一緒にお楽しみください。それでは、どうぞ。

まあ、記事名からお分かりだったとは思いますが、謎の空間はデッドスペースを利用した倉庫になっていました。

見て分かるように、幅は相当狭く、人が行き違うのがギリギリ行けるかぐらいしかありません。寝室側の扉は倉庫内のスチールラックに阻まれて開かなくなっていたというカラクリだった訳です。

ただ、その分奥行きはあるので、動画や画像では伝わり辛いかと思いますが、かなり広々とした印象を受けました。なので、内容量は期待できそうです。奥に鏡があるのが何だか不気味な感じですね。

パッと見た感じ目立つのは手前側に置かれている工具類、そしてスチールラックと、奥の方にある箱やたらいなどの日用品ですが、これだけ物が積み重なっているのだから何が眠っているのか分かりません。

これまでの片づけでは終ぞ出てこなかった掘り出し物をもとめ、片づけを進めていくことにしました

すると……なんと最後の最後にとんでもないものが！？　次回、ご期待ください。

③隣地の謎のビニール紐について

ここから話が変わるのですが、実はこの日倉庫から取り出したものを片付けていると、すぐ隣家の林で何人かの集落の方たちが話し合っているのが見えたんですよね。

向こうもこちらに気付いたようだったので、あいさつしつつ話を聞くと、僕の空き家のすぐ隣地の杉林に謎に張り巡らされている青いビニール紐について相談し合っている様子でした。

僕の小屋暮らし予定地がある集落は周囲を山林に囲まれているため、田んぼや畑、宅地になっている部分以外は杉林になっているのですが……

それで、最初に空き家の内見に来た時から僕も気にはなっていたのですが、空き家の隣の杉林の斜面になっている土地に、杉と杉の間を縫うようにして、１００㎡以上にもなろうかという範囲にビニール紐が張り巡らされているんですよね。

最初は土地の仕切りを示しているのかなとも思ったのですが、それにしては綿密にビニール紐を張り過ぎているし、そもそも頂いていた土地公図の線とも合っていない感じだったので、とにかく謎な存在でした。

不動産屋さんに聞いてみた所「山からイノシシなどの獣が下りてこないようにしているのではないか」との話だったので、僕も何となくそんなもんなのかなと捉えていたのですが……。

その場にいた方々の話だと、なんとそこにいた土地の所有者さんまで「こんなビニール紐が張り巡らされているのを知らなかった」と、「何のために張られているのか分からない」とのことでした。

…………何それ怖い。

しかも話の様子から察するに、このビニール紐を張り巡らしたのが僕なんじゃないかという疑いまであったみたいで……。ひええ、話の場に遭遇できてよかった……。

とにかく謎だし、あまりに綿密に張られているから取り除こうにも一日二日じゃとても終わらないしで、その場の話し合いは解散となりました。

しかし……あまりにも奇妙な出来事です。何だか昔都市伝説にもなった探偵ナイトスクープの「謎のビニール紐」を彷彿とします。

「誰にも気づかれずに」「大量のビニール紐を」「何の目的か分からず」といった部分が非常に酷似していますね。こちらが一本一本括り付けてあるのに対して、杉林の方は長い紐を張り巡らしてあるという違いはありますが……。

探偵ナイトスクープの方では、結局誰が何のためにやったのか不明のまま捜査打ち切りとなっていました。まさか、僕の小屋暮らし予定地の近くにこの犯人がやって来ている…………というのは考え過ぎでしょうか……？

もしも真相が判明したらまたお伝えしたいですね。もしもこのブログがある日突然更新停止したら、そう言うことだと思っておいてください。

④おまけ

なんと、その時話し合いの場にいたおじいさんからその後、原木から収穫したばかりだという「なめこ」をいただきました。

「原木から収穫したばかりなので泥が付いてるけど、それを払って味噌汁にでも何にでも使えるから、片付け頑張ってね！」とのお声をいただきました。

これは有難いことです。また今度秋の味覚として制作予定の「コオロギ汁」の具材の一つとして使わせていただきたいと思います。

また何かお返しをしなくてはいけませんね。流石にコオロギの佃煮とかだったらブチギレられかねないので、何か別のことでお返ししないと。これが都会から失われて久しいという「ご近所付き合い」というものか……。

村八分にされないよう、頑張っていきたいと思います。

また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。