【土地整備】空き家の整備㉞：隠された謎倉庫を探索＆片付け

どうも、たかしです。

小屋暮らし予定の土地に付随してきた空き家の整備を進めていくシリーズ、今回はその第34回になります。

前回、寝室にあった謎の扉をヒントに、居間と寝室の間にあった隠し倉庫を発見しました。

今回の記事では、この倉庫の中を探索していくと同時に片づけを進めていきます。

探索してみた結果、なんと倉庫の奥の奥から驚愕の物体が！？

それではやっていきましょう。

①隠し倉庫片付けの様子（タイムラプス動画アリ）

倉庫内は狭く、そのままでは片づけ作業が十分に進まないため、一旦中の物を全て庭に運び出すことにしました。

部屋と部屋のデッドスペースに設けられている倉庫のため、そこまで品物は無いように見えますが、実際にはこれだけの荷物が隠し倉庫にしまわれていました。

そして、この荷物運びだし作業の最後、倉庫の一番奥に見えた鏡台を運び出した後、驚愕の物体を発見してしまったのです。

それが……小動物の頭蓋骨です。（以下、ややショッキングな画像のため閲覧注意）

しかも2個ありました。番か親子かは分かりませんが……。

当然動物の頭蓋骨になど詳しくないですし、顎下の骨も無かったので明確なことは分かりませんが、大きさや眼球周りの骨の形から猫の物かと予想されます。

野良猫の寿命は3～5年ということなので、恐らく空き家になってから住み着いた野良猫がここで一生を終えたということなのでしょう。辺りには骨らしき残骸が木枝に紛れて幾つか転がっていましたし。

白骨化してから発見したのは幸いだったと思うべきでしょうか……もし腐乱状態の死体を見かけたら流石にビビり散らかしていたでしょうからね。後処理も大変そうですし。

ていうか、今現在も普通に空き家内に僕以外の生命体の気配を感じる時があるんですよね。屋根裏とか、何かが飛び跳ねているような音が時々鳴り響くし、庭に真新しい糞が巻き散らかされてたりしますし。

まあ、山奥の物件ですしね。しょうがないですね。

という訳で、この日一番の掘り出し物の報告でした。

②倉庫内から出てきた物紹介

動物の頭蓋骨ほどのインパクトはありませんが、倉庫内からは興味深い物含め様々な種類の品物が出てきましたのでご紹介してきます。

１．布団

この日で最もガッカリだった品です。

布団はまずリサイクルショップに売ることができませんし、処分方法も燃えるゴミ袋に入らないサイズだと非常にメンドクサイです。

せっかく「積み重なった荷物の下に掘り出し物があるのでは？」と期待して片づけを進めているのに、これが出て来た時のガッカリ具合と言ったら半端じゃありません。汚いし、臭いし、埃が舞うし、もう最悪でした。

ていうか元の住民さん、いらなくなった布団はさっさと捨てましょうよ！　こんなボロボロの倉庫に布団しまっておいたってその時点でもう二度と使うことないの確定しているようなもんでしょうよ。そんなだから野良猫が住み着いたりするんだってば！

２．網

何に使うのかよく分からない網が出てきました。

最初漁業に使う投網かと思ったのですが、投網だったら錘が付いているはずだし、そもそもここは超内陸の山奥です。なので恐らくは害獣防止用の農業用ネットとして使用されていた物かと思います。

今後僕がこの土地で農業をする時に使えるかもですし、取っておいてもいいかもしれません。

３．モリ

これはモリですね、間違いありません。

恐らくは川魚を獲るのに使っていたのでしょうが……当時はスーパーとか無かったんですかね？

先が鉄製で、持ち手がアルミ製っぽいので鉄くずに回せそうです。

４．工具色々

これはかなり嬉しかったですね。カンナ、ノコギリ、げんのう、ナタ、枝切ばさみなど様々な工具が倉庫から出てきました。

これだけの山奥の土地で、片付け中にもかつてDIYをしていたらしき形跡がちょいちょい見て取れたので、どこかにはあるだろうと思いながらとうとう見つからなかった工具が、こんなところから出てきました。

錆びている工具も多いですが、げんのうやナタなど錆びていても問題なく用途を全うできる工具も多いので、取捨選択をしつつ利用できそうなものは回収し、もう既に持っているor使えそうにない物は鉄くずに回します。

５．滑車とその関係用具

高所に荷物を上げ下げするための滑車と、その関係の道具が出てきました。

以前玄関周りの片づけをしていた時にもハーネスが出てきていましたし、屋根に上がって補修や掃除をすることが多かったのでしょうね。

滑車は流石に錆び錆びでとても使用できる状態ではありませんが、重量がそれなりにあったので鉄くずに回す分には十分すぎる収穫になります。

６．提灯

雅な提灯です。

2個出てきましたが、どちらも破れて壊れていました。そこまで使用した感じも無かったので、壊れていなければ売れそうだっただけに残念です。

７．美濃焼

現在も現役の会社「前畑陶器」の美濃焼、「花銀彩」というシリーズの陶器セットです。

メルカリで調べると、全く同じ物が出品されていましたが、大した値打ちがある感じではありませんでした。見た目高そうなのでちょっと期待したのですが、ありふれたギフト商品のようですね。

８．クーラーボックス

ほぼほぼ未使用のクーラーボックス×２です。

今回出てきた品物の中では一番状態が良い品ですね。リサイクルショップでの売却に期待です。

これだけきれいなら自分で使おうかなと一瞬思ったのですが、よく考えたらクーラーボックスで運びたい物なんてウシガエルぐらいしか思い浮かばないので止めました。

９．毛生え薬

何だかおしゃれな毛生え薬です。しかも未使用。

一体どういうことなのでしょうか。一旦は毛が薄くなってきて慌てて買ったけど、その後すぐ毛の薄い自分を受け入れて結果使わなかったとか？　まさかギフト品でこんなものを選ぶ猛者もいないでしょうし……謎です。

１０．衣服

いや、だから使わなくなった布製品はもう捨てようよ……Part2

こんな土丸出しの倉庫にしまっておいても、虫食いで1年経たずダメになるのなんか目に見えているでしょうに……。

案の定、ほとんどの衣服は虫食いやら糞にまみれているやらで使い物にならなくなっていました。一部まだマシな状態の物はまたリサイクルショップにでも持って行こうかと思いますが……あまり期待はできないでしょうね。

１１．着物

樟脳の香りに包まれた着物セットです。

スチールの箱に入ってて、樟脳も入れてあるのだから虫対策は完璧！……では全くありません。虫食いだらけ糞だらけで、中に入っている衣服は全てアウトでした。

１２．プレステ１のコックピット

レトロな雰囲気漂う、プレステ１の周辺機器である「コックピット」です。

コードがちぎれてしまっていて残念ながら中古で売ることはでき無さそうです。まあ、メルカリとかでも大したことない額で売られていたので、レトロ品としての価値もあまりなさそうですが。

重心を安定させるためか、なぜか底板に鉄板が組み込まれていたので、鉄くずとして売り上げには貢献できそうです。

１３．ホットプレート

段ボール箱に入った状態のホットプレートです。

未開封品ならリサイクルショップでそれなりの値段で売れるかなと思ったのですが、中を見てみると……

明らかに使用済み……どうみても自然に劣化したような状態ではありませんでした。

とはいえ、鉄くずとしてみた時にはそれなりの量になりますので、なかなかの収穫となりました。

１４．スチールラック

胸元ぐらいの高さのスチールラックです。

これももちろん鉄くずとして買い取ってもらえるので、有難いのですが、一つ気になる点があって……

ラックの所に思いっ切り地元テレビ局の名称が書かれたテプラが張られているんですよね……。

この空き家、いたるところからスーパーから持ち出したのであろう買い物かごがあって、そういう人種の人たちが住んでいたんだろうとは思っていたのですが、このスチールラックもまさか……？

まさかね……。

１５．ゴルフバッグ、ゴルフセット

ゴルフバッグのみのものが１つと、クラブも入ったゴルフセットが１つ出てきました。

中のゴルフクラブは流石に多少錆びていましたが、鉄くずとして考えた時にはなかなかの量です。

一回リサイクルショップに持ち込んでみて、結果がいまいちだったら鉄くずに回すといった感じがいいかなと思いました。

ゴルフバッグの中には、ボールやグローブ、ティーやマーカーが大量に入っていました。

あと、使い捨ての鉛筆芯だけの筆記具（ペグシルというらしい）とか、なぜか105円とかも入っていました。

１６．ローション

ヌルヌルのあれです。

即刻捨てようかとも思ったのですが、考えてみるとこれまで全くローションに触れてこなかったので一回ぐらい感触を確かめてみるのも面白いと思い取っておくことにしました。

どれぐらいヌルヌルするんだろう！？　楽しみー♪

１７．鏡台

倉庫の奥の方に見えていた鏡の正体です。

この鏡台見るからに鏡がデカすぎですが、実際バランスは最悪ですぐにひっくり返ります。

取っ手は錆び錆びだし、木材はカビカビだし、これはもう分解して捨てるしかないと思い引き出しを取り外していると……

なんと棚の中がありの巣窟になっていました。

これは流石に声が出ましたね。棚の中がすぐ巣になっていたのではなく、棚の中の底敷きのようなものをどけた所にこれですから、マジでビビりました。

羽アリが何匹かおり、恐らく女王アリだと思われます。

体色はやや褐色がかっていて、光沢が強いです。複数女王アリがいることから「クロヤマアリ」かと思います。

アリが木の中に営巣していると「シロアリみたいに木をかじっているのではないか」と思われがちですが、実際は腐って空洞のできた木の中の居心地の良さにひかれてやって来ていることが多いらしいです。

さて、このままこの子達のコロニーを破壊したまま打ち捨てるのも何だか申し訳ない気がします。なので、何かこの子達の巣の代わりになる物は無いか探してみたのですが……。

特にいい物が無かったので、庭に打ち捨てられていたテレビで試してみることにしました。

別にふざけている訳ではなくて、アリにとって「適度に身を隠せる隙間」「風雨をしのげる空間」があればそれは何でもコロニー足り得るのです。

かの生き物系YOUTUBERの奇才「ヘビフロッグ」様が実際にスマホで実験していたので間違いありません。

どうせテレビは「家電リサイクル法」によって分解して処分することが禁止されており、さらには2000円前後でリサイクル券を購入して処分しなくてはならないので、たぶん当分捨てません。

なので、どうせだったらアリに巣として活用してもらおうという魂胆です。

このように、鏡台を丸ごとテレビの上に被せ、自然とアリたちがテレビに誘導されるように仕向けておきました。

次回空き家を訪れた時に、果たしてアリはテレビの中に住みかを移しているのかどうかとても楽しみです。

③まとめ

今回は空き家から新たに発見された隠し倉庫にあった荷物を紹介していきました。

残念ながら、超高価買取が期待できそうな掘り出し物はありませんでしたね。この空き家、相当昔から立っているもののはずなのに、年代物的な品物は全く出てこないんですよね。何だかガッカリです。

回収した品物は、不要なものはゴミとして処分し、鉄くず業者やリサイクルショップに回せそうなものはまた持ち込んで資金にしていこうと思います。

流石にもう隠し部屋みたいなものは無いと思うんですけどね……ワンチャン屋根裏とかに物置スペースがあったりするのかも？　ちょっと調べてみてもいいかもしれません。

本当に、一発逆転の家宝的なお宝とか出てきてくれたら最高なんですけどね。世の中そんなに甘くないようです。

ということで今回の記事はこれで終わりです。

また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。