どうも、たかしです。
小屋暮らし予定の土地に付随してきた空き家の整備を進めていくシリーズ、今回はその第59回になります。
空き家の庭の片隅に放置されていたボロボロのトイレ小屋解体企画、今回でとうとう本当に本当のラストです。
トイレ小屋解体の最大の山場、「便壺の撤去・解体・処分」に挑んでいきます!
改めてこの便壺について説明すると、左側にあるのがもともと小便器があった場所の便壺で、右側が大便器があった方の便壺になっています。
この土地は下水道が通っていないため、大便器から直でこの便壺に便を溜め、定期的に業者にくみ取ってもらうことで便の処理をしてい者と思われます。
小便器の方は中身が空のためそのまま壺を撤去してしまえばいいのですが、大便器の方は屋根が崩落していたためか水が溜まってしまっていて、しかもその中にヘドロも混ざってしまっているようです。
まさかこのヘドロの中に便が残っている……なんてことは無いと思いたいところですが、果たして。
長きにわたったトイレ小屋の解体シリーズ最終章、やっていきましょう。
※取り上げる物の都合上、お下劣な表現を含む部分が多々出てきてしまいます。記事をご覧になる際には、そこのところご了承のほどよろしくお願いいたします。
①ヘドロをかき出す
大便のものか小便のものかどちらを先に取り扱うか迷いましたが、僕はお弁当では嫌いな食べ物から先に食べる派なので、大便の方から先に取り掛かることにしました。
ヘドロが溜まっているせいで便壺がどのくらいの深さなのか分かり辛かったのですが、シャベルを突っ込んでみるとそれなりの深さがあることが分かりました。目測で言うと大体深さ50~60cmといったところでしょうか。容量で言うと軽く100Lぐらいは入りそうです。
その分ヘドロも結構詰まっていて、とりあえず底の方から掻き出せるだけかき出してみたのですが、ここで緊急事態が発生します。
※一応モザイクかけてますが、汚物画像注意!!!!!!
ヘドロの中に若干オレンジがかっている物体があるのがお分かりでしょうか。
便壺の底に溜まっていた、オレンジがかった、粘り気のある物体……後はもう言葉はいりませんね。
当然めっちゃくちゃ臭いです。これまで水と上層のヘドロで閉じ込められていた臭気が一気に解放されてしまったみたいです。
やっぱり残ってましたね……なんというかもう、酷すぎて言葉になりません。
とはいえ、便壺の撤去をすると決めた時からこの事態は予想していましたし、覚悟もしています。ですので、例のブツが残されていたからといって作業を中止することはありません。めちゃくちゃ臭いし、軍手にもヘドロが付くわ、ズボンや靴にも飛ぶわで色々終わっていますが、引き続き撤去作業をしていきます。
②便壺の解体
こちらはヘドロを一通りかき出した後の便壺の様子です。
固形物は取り出せても、便壺の中に侵入した雨水とヘドロが混ざってしまっている泥をシャベルで取り除くのはなかなか大変です。元々の予定では水の取り出しに手押しポンプを使用するつもりだったのですが、流石にこんな便の混入した汚物の中にポンプを投入するのは気が引けます。
便壺ごと一旦回収してしまいたいところですが、現段階では便壺はみっちりと地面に埋まってしまっており、周りを多少掘り起こしたくらいでは取れそうにありません。
何とかして便壺を取り出しつつ、中のヘドロはそのまま穴の中に埋めてしまえるような方法はないか考えた結果……
穴に埋めた状態のまま上部から便壺をハンマーで破壊していき、取り出せるぐらいになってから一気にシャベルで壺を掘り起こす作戦を取ることにしました。
便壺は陶器製で出来ているため、縁の方から思いっ切りハンマーで叩けばそこの部分を割って解体することができます。これを上の方から順番に行っていき、底の部分だけになったら後はシャベルで一気に取り除けるはずです
地道にハンマーで破壊していき、便壺が底の部分のみになりました。
後は周りの地面ごと救うような感じで、底の部分をシャベルで掬い取ることで……
便壺を取り出すことに成功しました!
便壺をひっくり返すようにして取り出すことで、中のヘドロもそのまま穴の中に落とすことができました。
ハンマーでの解体中、ヘドロの中にこぼれて落ちてしまった陶器のかけらも回収して、便壺の撤去が完全に完了しました。
③便壺の解体・欠片の洗浄処理
そのままの状態だとあまりに汚いため、バケツで水をぶっかけて軽く洗浄します。
しかし、それでも流石に汚いし臭いです。この日はこのまま燃えないゴミ袋に入れて、セメントや石膏ボードなどのゴミと一緒に便壺のかけらを処分しようと考えていたのですが、このまま車に詰め込んだら車内の臭いがとんでもないことになってしまいそうです。
そのため、一旦きれいに水洗いしてしばらく天日干しすることにしました。
いずれ臭いが落ち着いてから処分しようと思います。
④小便の便壺撤去・解体
続いて小便器の方の便壺を撤去していきます。
基本的に大便器の方と手順は同じですが、中にヘドロが溜まっていない分格段に作業はしやすいです。底の方に少しだけ泥が溜まっていて若干臭いましたが、大便器の方と比べたら全然大したことありません。
ものの十数分で取り出すところまで進みました。
こちらは特に臭いが染みついていることも無かったので、そのまま細かく砕いて燃えないゴミとして処分することにしました。
⑤穴の埋め立て・整地→撤去完了
最後に、小屋が立っていた部分の地面を均しつつ便壺の入っていた穴を埋め立てていきます。
便壺を埋めるために掘った土をそのまま使っていたのか、小便器側の方の地面がやたら盛り上がっていたので埋め立てるための土には困りませんでした。
これにて完全に廃トイレ小屋の撤去作業完了です!!
⑥まとめ
今回はトイレ小屋解体作業の最終工程、便壺の撤去・解体・処分の様子をお伝えしました。
作業中、めちゃくちゃ臭くて頭が痛くなりましたし、終わった後も鼻の中に臭いが染みついて、ふとした瞬間に便壺の臭いが蘇るのがなかなかつらかったです。
それに何より、ヘドロが飛んでついてしまった靴やズボン、そして軍手越しに手にも臭いが染みついてしまって、特に爪の間に入り込んでしまった便壺ヘドロの臭いはかなりしつこくて本当にきつかったです。深爪してしまうぐらい爪切りした後に石鹸で爪の間をゴシゴシしまくっても臭いが抜けませんでしたからね。
いつも空き家の整備に行った帰りにはファミレスによってご飯を食べるのを楽しみにしているのですが、流石にこの日は行こうかどうか迷いましたね。便壺臭い男が飲食店に行くって、一体何の嫌がらせって話ですし。
飲食店に迷惑はかけたくない! でもやっぱりファミレスでご飯は食べたい! そんな葛藤に苛まれた僕の決断は……
人生初の8×4を全身にぶっかけまくって、できるだけ端っこの席でファミレスご飯を食べることでした。
この日は休日だったので、ファミレスにも家族連れが多くって……ご迷惑になっていないことを祈るばかりです。
和食〇とに最近行って、なぜかやたら大便とヘドロを混ぜて中途半端に発酵させたようなツンとした臭いがしてきて戸惑った方がいらっしゃいましたら、それは僕のせいです。本当に申し訳ありませんでした。
以上で今回の記事は終わりです
また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。