どうも、たかしです。

小屋暮らし予定の土地に付随してきた空き家の整備を進めていくシリーズ、今回はその第62回になります。

現在、空き家の整備後半戦として「ギリ住める環境を目指す」シリーズをやっています。

「ギリ住める環境」とは?

読んで字のごとく、「これならギリギリ住めるかも?」と言ったぐらいの清潔感、利便性が整えられた環境のことを指します。

  • 余計な荷物が無い
  • クモの巣、ゴキブリの死骸、蛾の繭など得体のしれない物体が無い
  • 床が抜ける、天井が落ちてくるといったような危険が無い

前回の空き家整備記事では、「寝室」の掃き掃除を行い、「ギリ住める」とは言えずとも「ギリ寝転がれる」ぐらいまでには室内環境を整備することができました。

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after

今回の記事ではは引き続き「ギリ住める」環境を目指して「キッチン」の清掃を行っていきます。

キッチンの現状。これでは住めない

もう現状からして「ギリ住める」環境にまで持っていけるかどうかかなり怪しい感じですが……できるかぎり頑張っていきます。

それではやっていきましょう。

①現状のチェック&掃除準備

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キッチンには、空き家の中にもともとあった物の中でまだ使えそうなものが集めてあるので、まずはそれをどかす必要があります。

また、キッチンは床の状態が相当酷いためか、地面に合板やら銀マットやらジョイントマットやらが敷いてあるのでそれもどかす必要があります。

キッチン上の荷物は、空き家内に異常にある買い物かごにジャンルごとに分けて入れて移動させました。

調理器具や掃除道具、キッチン小物とガスコンロ関連に分けてあります。

床下に敷いてあったものを全てどかすと……

どでかい穴が開いてました。ヤバすぎる……。

それに、この穴だけじゃなくて床板自体がもう油断した瞬間に抜けてしまいそうな箇所ばかりで、床の柱の上に足を置くことを常に意識せざるを得ないような状況でした。

だからこその合板やマットだったのだとは思いますが……元住人の人はこんなのそのままにして住み続けるってどういう心境なんですかね? ちょっと理解の範疇を超えています……。

それによく見るとこの床板、ベニヤ板で出来ているんですよね。

壁面ならまだしも、床板にベニヤ板って強度的にどうなんですかね? どう考えてもキッチンの床だけここまでボロボロなのはベニヤ板製のせいのような気がするのですが……。

②天井・壁の掃き掃除

掃除の基本は上から、ということで天井から垂れ下がっているクモの巣的な物や、壁に張り付いている蛾の繭できなものを除去していきます。

棚の中も意外とカビが浮き出ていて汚かったので掃いておきました。

まあ、この棚を実際に使うかどうかは微妙なところですけどね。かび臭いし……。

あと、ガスコンロ裏の壁面の汚れもエグいですね。一体何年分の汚れなのか……。

これを何とかするためには相当根気よく洗うか、もしくはもう壁ごと取り換えるかするしかありません。キッチンは床面もひどすぎるし、壁・床ともに全面的に張り替えるのもアリかも。

③流し台の掃除

天井・壁を掃除した次は、流し台の掃除を進めていきます。コンロ台の上は煤やら錆やらゴキブリの糞やらで結構ひどい状態でした。

それに対してシンクは割ときれいな状態でした。

が、排水口の中から何やら蠢く音が。ゴムパッキンをめくるとそこには……

ギャアアアアアアッ!! カマドウマパラダイスぅぅぅぅうう!!!

最近空き家の中で見かけないと思ったらこんな所に集まっていたとは。コオロギを飼っていてもカマドウマの圧倒的ビジュアルにはやはり慣れませんね。

彼らには森の中にお帰り願いました。また戻ってきそうだけど……

シンク下の収納も掃除しておきます。

この収納、明らかに何かしらの獣が入り込んだ形跡があるんですよね。こんなとこに普通落ち葉溜まらないでしょ。

なんで収納の中に蛾が入り込んでるんだよ……この収納全く信用できないですね。

一応きれいになりましたけど、この収納を活用するかどうかは微妙ですね。

とはいえ、このキッチンは流石に丸ごと交換するわけにもいかないですからね。この収納は補修して使用するほかないかもしれません。

④床を掃く

最後に床を掃いていくのですが、床板のベニヤが剥がれまくっていてめちゃくちゃやり辛いです。

箒に引っかかるし、埃が剥がれたベニヤの下に入り込んじゃうし、掃けば掃くほどベニヤが剥がれてゴミが増えるしで、完璧に綺麗にするのは不可能でした。

MAX掃いてこんなもんでしたね。ぱっと見はきれいな感じになってますが、ここに寝っ転がれるかというと絶対に無理です。

穴の開いている箇所回りも掃きましたが、穴が開いてしまっている以上どれだけ頑張っても焼け石に水ですね。キッチン床の掃き掃除はそこそこで済ませることにしました。

⑤合板を敷く

このままだとまともにキッチンを移動することができないので、もともと敷いてあった合板を外で掃いてきれいにしてから再配置することにしました。

どでかい穴を覆いつつ、道を作るように合板を敷いていきます。

合板を敷いたことでビックリするくらい歩きやすくなりました。やっぱり床板はベニヤよりも合板の方が良いのでは……。

以上でこの日の清掃を完了としました。

⑥まとめ

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今回は空き家のキッチンを、「ギリ住める環境」を目指して掃除をしていきました。

結論から言うと無理でした。ちょっと床があまりにも痛み過ぎていて、掃除だけで何とかなる領域を超えていましたね。

床に合板を敷くことで移動することはできるようになりましたし、掃き掃除をすることでぱっと見はだいぶマシになりましたが、住めるかどうかで言うと論外と言わざるを得ません。

キッチンに関してはゆくゆくは床板の張替えは絶対必要ですし、なんなら壁・天井全て張り替えてしまいたいですね。

今回の記事は以上で終わりです。

また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。