どうも、たかしです。

小屋暮らし予定の土地に付随してきた空き家の整備を進めていくシリーズ、今回はその第67回になります。

タイトルからして不穏な空気が漂っていますが、まず経緯からお話ししますと……

つい先日、不動産屋さんの方から連絡がありました。

不動産屋

相続登記の方がようやくめどがついて、何とかなりそうです。

ただ、農地転用手続きの都合もあり、引き渡しは最長4月末まで延びるかもしれません……。

うーん、良い知らせ何だか悪い知らせ何だか……。

これまで土地の引き渡し期日が延びていた原因だった相続登記は、一応完了のめどがつき、農地転用はまず間違いなくできるということで、これまで五分五分ぐらいだった土地を手に入れられる確率が九割五分ぐらいには上がった感じですかね。

とはいえ引き渡し期日がまた延びている……僕の小屋暮らしは一体いつになることやら。

ようやく土地の入手がほぼ確実になったところで、今回はこれまで手を付けてこなかった部分の整備を行うことにしました。

それが今回問題となる「空き家の裏庭のゴミ」です

以前投稿した「空き家の庭の現状」をご紹介する記事でもご紹介したのですが、空き家の裏にはパッとみえるだけでも結構な量のゴミが投棄されていて、それが山からの湧水の流れを塞いでしまい、地面が常にびちゃびちゃの泥地になってしまっているような状況でした。

隣地へと繋がるのり面にまでゴミが落ちてしまっている状態だったので、ずっと何とかしたいとは思っていたのですが、土地が手に入らないかもしれないのに、こんなドロドロで厄介そうなゴミを処分するのは流石に割に合わないと思い今日までスルーしてきたという事情があります。

ですが、土地がほぼ確実に手に入るとなったら話は別です。隣地の所有者さんとのトラブルの種になってもいけませんし、早急に撤去しようと思い今回手を付けることにしました。

ぱっと見、テレビやソファー、衣服、タイヤなんかが捨てられていて量的にはそこまで多くなく見えたので、大体2~3時間あれば撤去できると思い作業を始めたのですが……これがとんでもない思い違いでした。

という訳で、今回は空き家の裏庭のゴミを撤去しようとしたら、地面からとんでもない量のゴミが埋まっていて絶望せざるを得ない状況まで追い詰められた記録をお伝えしていきます。

それではやっていきましょう……。

先日の記事でお伝えしたように、5時間にも及ぶ撤去作業動画がほとんど消えてしまったため、かなりダイジェスト的にご紹介していきます。

残った数少ないデータで作った動画も、よろしければ合わせてご覧ください。

①ゴミの下から次々とゴミが出てくる

空き家の片づけ作業を進める中で、これまで散々元空き家住人の闇を感じる物を多く見てきましたが、今回起きた出来事はその中でも群を抜いて酷いと感じました。

裏庭に残されていたゴミは、ぱっと見だとそれほど多くはなく、いくつかの布団・衣服類と廃家電、タイヤがあるぐらいだと思っていたのですが、ぜんぜんそんなことはありませんでした。

なんとこの量です。マジでヤバくないですか?

もうね、掘っても掘っても次から次にゴミが何層にもなって出てくるんですよ。まさにゴミのミルフィーユ。

布団の下から布団が出て、その下からポリ波板が出て、さらにその下からはトタン板が出て、またその下からブラウン管が出て……もう本当に無茶苦茶ですよ。

個人的に一番ヤバいと思ったのは、釘やら割れたガラスやら貝殻やら、細かい家庭ごみも多く捨てられていたことです。

テレビやら布団やらが捨てられているのは、処分費用が掛かるものなのでまだ理解が及ぶ範疇なんですけど、飴の包装やらビニールやら子供のおもちゃやらをなぜこんな場所に捨てるのかが本当に理解できませんでした。

だって飴の包装ですよ!? ゴミ箱にポイで終わりのはずなのに、わざわざなんで裏庭にまで行って地面に埋める必要がありますか!?

なぜわざわざライターのゴミをビニールでまとめて捨てるのか……まとめる意味あります? 

「ゴミはきちんと同じ種類でまとめなきゃ」という発想はあるのに、その後地面に捨てているのがマジで理解できない。

結局ゴミの量が多すぎて、片づけをした後はまるで墓穴でも掘り起こしたかのように大穴が空いてしまいました。深いところは1m近くまで地下にゴミが埋められていましたからね。

この場所は山からの湧水が流れ出して泥地になっている場所なので足元が悪くて何度も転びかけましたし、気温が3度で手はめちゃくちゃ冷たいしでもう最悪でした。

ここまで苦労してせっかく作業風景を動画データに残したのに、それも8割がた消えるし。

久しぶりにマジで〇にたいと思いました。

②埋められていたゴミ紹介

1.布団類、座椅子

最も多かったゴミの種類の一つがこの布団類になります。

もうどこを掘っても布団が出てきてすっかりトラウマです。しかも泥水を吸っているもんだから重い! 冷たい!

特に厄介なのが布団の外側を剥いでワタだけになった奴ですね。もうめちゃくちゃ重たいし、持ち上げようとすると裂けたり千切れたりするから移動させるのも大変、早朝だったので一部が凍っていたりと、本日の糞MVPでした。

2.ブラウン管、VHSデッキ、ヘルメット、鳥かご、でかいビート板

ブラウン管も大量に出てきて、未解体の物含めて6つありました。

ヘルメットはよく分からない企業の名前が載ったものが出てきたので、ワンチャンこの企業の不法投棄物の可能性があります。訴えてえ……。

3.衣服類、ビニールシート

布団類ほどではありませんが、衣服類もそれなりに多く出てきました。が、もはや衣服呼べるような状態の物は少なく、もはやただの重くて冷たい泥布の塊と化している物が大半でした。

3.陶器類、二層式洗濯機の残骸

陶器類は籠に入れられてまとめて捨てられていました。ゴミらしく割れていたり欠けていたりしている物がほとんどでしたが、中にはほとんど新品に近い状態の物も捨てられいたので謎です。

二層式洗濯機は、外側の鉄部分だけを剥がされて、中のデカくて処分しづらいプラスチック部分だけが埋められていました。

恐らくは外側の鉄部分だけを売却して、中のプラスチックを持て余した結果裏庭に放ったといったところでしょう。やってることがマジでクソ過ぎて完全に僕以下です。

4.雑多なゴミ、ガラスの破片

もはや分類することさえ困難な雑多なゴミも大量に捨てられていました。

ガラスの細かい破片も大量に捨てられていたのが本当にクソです。今回作業中に手を切らなかったのは完全に運が良かっただけですからね。そのぐらい至る所に散らばってガラス片が捨てられていました。

以前庭のゴミを片付けた際に、ペンキ缶の中に土と炭と土が混じった物が投げ込まれていた謎のゴミがあったのですが、まさかそれが土地全体で行われていたとは……絶句。

5.ポリ波板、トタン板、タイヤ

もともと建材として使われていたのであろうポリ波板とトタン板、それと不法投棄物の王・タイヤも出てきました。

処分費を浮かせるために廃材やタイヤを自分の土地に埋めるって、やってることがヤバい企業と同じなんだよなぁ……。

③まとめ

今回は小屋暮らし予定の土地から超大量のゴミが出てきてしまった事件についてお伝えしてきました。

正直な話、もう本当にめちゃくちゃショックだったし、流石にこの土地の契約を取り消そうかなと結構本気で悩みました。

法律関係には全く明るくないため、今回のような事態で契約取り消しが可能なのかどうかは分かりませんが、たとえ違約金を支払ってでもこの物件からは手を引いた方が良いんじゃないかと思ったぐらいです。

ただ、契約取り消しとなると、空き家の整備にかけたこれまでの4か月以上の頑張りが全て無駄になることになります。そしてまた一から小屋暮らしに向けての土地探しを始めなければならないと……それもまたキツいので、やっぱりこの土地にしがみつくしかないのかな……。

土地自体はもうこの際どんな状態でも気にしないんですけど、これだけのことをしでかしているような人種と関わりを持つことの方が嫌なんですよね。

誰か法律に詳しい人とかがこの記事を見てアドバイスとかくれないですかね? 弁護士の方、ご連絡お待ちしております。

以上で今回の記事は終わりです。

また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。