どうも、たかしです。
小屋暮らし予定の土地に付随してきた空き家の整備を進めていくシリーズ、今回はその第86回になります。
前回・前々回の記事では、空き家の裏手に大量に積もっていた土砂を除去し、外壁を新たにガリバリウム鋼板を張ることによって土砂が流入しないよう補修していきました。
これで土砂が外壁内に侵入することにより、室内の壁ベニヤが劣化するのはかなり抑えられるのではないかと思います。
そんな訳で今回は、しばらく作業が滞っていたキッチンの補修作業の続きである「壁の補修」作業及び「ポンプの撤去」に入っていきます。
汚れた壁を磨いたり、剥がれたベニヤを打ち直したり、ポンプにつながっている配管を切ったりと、キッチンの床板張替えに向けて着々と準備を進めていきます。
それではやっていきましょう。
①キッチンの汚れた壁を磨く
まずはキッチンのシンク・ガス台部分にあたる壁の汚れを落とそうと試みました。
こちらの壁には長年の汚れが蓄積されているのか、焦げというか油汚れというか……とにかく広範囲にわたって壁が黒ずんでしまっています。
ただ拭くだけでこの汚れが取れるとも思えなかったため、最近新たに導入した電動工具である「サンダー」で壁を磨いてみることにしました。
こちらは本来木材の表面を仕上げ研磨したり、面取りしたりするための工具なのですが、こちらで壁の表面の汚れを削り取ることができれば、壁本来の白さを取り戻すのではないかと思い試してみることにしました。
その結果は……
うーん……微妙。
多少マシにはなったと思うのですが、思った以上に汚れが壁の中にまで染み込んでしまっていて、若干黒ずみが薄れたぐらいで完全に取り去ることはできませんでした。
もっと粗目の番手で繰り返し削ればよくなるのかもしれませんが……まあ、多少壁が汚れていても水回りとして使用する分にはそこまで気になりませんし、とりあえずこの壁に関してはこれ位にしておこうかなと思います。
どうしても今後気になるようだったら、上から塗装するのもアリかもしれませんね。
②壁ベニヤの打ち直し
キッチンの壁ベニヤが、3カ所ほど広範囲にわたって剥がれてきていたため、その部分の打ち直しを行いました。
寝室で同様にベニヤを打ち直す際には釘を使ったのですが、その時の何倍もの面積がある今回の作業で釘をいちいち打っていたら時間がどれだけあっても足りないため、今回は細い木ネジをベニヤの上から打ち込んでしまうことにしました。
こうして近くで見ると思いっ切り木ネジの頭が出てしまっているため目立つように思えますが……
遠目から見ると思ったよりは目立ちません。
木ネジの頭が見えていることよりも、ベニヤが浮いて剥がれている方が見た目的には目立ちますから、ここの補修もこれで完了としました。
ただ、こちらのベニヤの表面が完全にはがれてしまっている箇所は流石に何とかしたいところなんですけどね。
こちらは丁度冷蔵庫で隠れていた部分で、特に劣化が酷く、少し触っただけで表面のベニヤがボロボロと崩れて行ってしまうほどです。
こちらを何とかするのであれば、上から化粧板何かで覆ってしまうのが最も手っ取り早いのですが、その化粧板がこれだけのサイズともなるとめちゃくちゃ高価(大体2500円ほど)になってしまうんですよね。
なので、新規に購入するのではなくなにかしら廃材で使えそうなものを張り付けたいところです。
剥がしたキッチンの床板なんかで使える部分があったりするかなとも思ったのですが、流石に劣化が酷くとても使える感じではありませんでした。残念。
③井戸ポンプの撤去
最後に、床下に設置されている井戸ポンプを撤去します。
こちらの井戸ポンプ、上部のモーター部分に関してはずいぶん前に解体が済んでおり、今現在残っているのはくみ上げた水を溜めておくタンク部分のみとなっています。
床板が貼ってある状況では下部の配管を取ることができなかったため撤去が遅れましたが、今回新たに床板を張る際にこちらのタンクは邪魔でしかないので、完全に撤去していきます。
タンク撤去にあたって、地面から伸びている塩ビ管をどうしようか少し迷ったのですが、水道が通っている以上井戸水を利用する機会はハッキリ言って皆無だと思うので、思い切って切り取ってしまうことにしました。
配管が伸びたままだとタンクの撤去も難しかったですし、なにより床板を張る際に干渉してしまいますので、床板の高さに合わせて塩ビ管をハンディソーで切り落してしまいました。
タンクの撤去が完了しました。
これにて今回の作業はすべて終了しました。同時に、床板を張る準備も万端となりました。
④まとめ
今回はキッチンの壁を補修し、床下の井戸ポンプを撤去して床板を張るための準備を整える様子をお伝えしていきました。
全体通して、壁の補修に関してはあまり見栄えのいい状態にできたとはいえず、何だか中途半端な出来になってしまった感が否めませんが……今のところはこれぐらいが限界かなと思います。
これ以上壁の状態を良くして行こうとすると、どうしても新しく壁材を購入して張り替えるということになってしまうとは思うのですが、これだけ張り替える必要のある面積が広くなってしまうと、それに伴って資材費も膨大なものになってしまいます(軽く見積もっても5~6万円ほど)。
今回の補修の目的はあくまでも「キッチンを水回りとして最低限利用可能」なぐらいまでに環境を整えることを目標としているため、それ以上見栄えを良くするための補修というのはどうしても後回しになってしまいます。
せっかく補修するのだったら、全面張り替えとかやっぱりやってみたいんですけどね。お金が無いから仕方ないですね。
そんな訳で、まずは最優先事項である次回「床板の張替え」に向けての準備が今回できたということで満足したいと思います。
今回の記事は以上で終わりです。
また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。