どうも、たかしです。
小屋暮らし予定の土地に付随してきた空き家の整備を進めていくシリーズ、今回はその第89回になります。
今回は、とうとう僕が購入予定である空き家のブラックボックスに踏み込んでいきます。
それは「空き家の排水が一体どこにつながっているのか」についてです。

空き家の建っている土地には下水道が通っていません。
ですが、上記画像は元々洗濯機につながっていた排水のホースなのですが、どこかに向かって伸びています。

こちらは風呂場の床下部分になるのですが、こちらもブロックの隙間から辛うじて排水管が見えます。どこかにつながっているのです。

以前空き家の裏手の土砂を除去した時に発見したキッチンの排水管も、塩ビ管につながれてどこかへと伸びていました。
これら空き家の雑排水に関わる排水管が一体どこに延びているのか? そして排水の処理はどのように行われているのか?
今回はこれまであえて目を逸らしてきたこれらの疑問を解き明かすため、排水管を全て掘り起こしその先の状況を調べていきます。
それではやっていきましょう。
①現状視認できる範囲の状況
まずは、各排水管が地上から見える範囲でどのようになっているのかの状況を説明していきます。

まず、洗濯機の排水ホースが外壁のトタンのすぐ下を通って外に出て、そのまま地中に埋もれています。
ここから上方向に向かって伸びているようなので、そこをたどっていくと……

地中から現れた塩ビ管と、そこから意味深に地中に向かって伸びている小さな土管のようなものが現れます。
ちなみにこの塩ビ管は洗濯機ではなくキッチンの排水管で、空き家の裏手から地中を通ってここまで延びてきているようです。
洗濯機の排水ホースは完全に地中に埋もれてしまっているのか、現時点では確認できません。
さらにその先へと向かうと……

左上に今度は風呂の排水用の土管が地面に向かって伸びて行っているのが見えてきます。
恐らくですが、地中に埋もれたままの洗濯機の排水ホースも恐らくこの地中に向かって伸びているため、全ての排水管はここに集結している物と思われます。
この下には何かがあるはず……早速掘り出していきましょう。
②掘り出してみた結果……意外な結果に
まずは、洗濯機の排水ホースが本当にほかの水道管が埋まっていっている場所に向かっているのかどうかを調べるため、配水ホースを掘り出していきました。

すると、やはりキッチンの塩ビ管や風呂場の排水管が集まっている場所に向かって、ホースが伸びて行っているのが確認できました。
ちなみに白い蛇腹状の管は、キッチンの排水管の中継素材みたいですね。全てを塩ビ管にしている訳ではなく、なぜか始まりと終わりだけ塩ビ管で、中腹はこのような謎の蛇腹ホースを使用しているようでした。余っていた素材でもつなぎ合わせて作ったのかなといった印象です。

そしてホースはやはり例の場所に向かって地中へとうまって言っています。
これはもう全ての排水管が集結する場所を掘り返すほかありません!
一体何が埋まっているのか、ドキドキしながら掘り返していると……

!?

!!!?

はい。こちらが空き家の排水管の全容です。
掘り返している最中、太い植物の根っこが出てきたのでそれを引っ張ったら、何とその根っこが地中に埋まっていた排水溝の蓋ごと出てきてしまいました。
そこを起点にホースをたどってみると、ホースも根っこが伸びていたのと同じ排水溝の奥まで伸びているのが確認できました。
そして、風呂場の排水はその排水溝の起点の位置に設置してあり、おそらくそこから出た水が排水溝の中を通って排水されるようになっていたのではないかなと。

ただ、中はほぼほぼ流入してきた土砂で埋まっており、これで排水溝につながっていると言って果たして正しいのかは微妙ですが……。
さて、気になるのはこの排水溝がどこへつながっているのかですよね。
その先を追うように地中を掘り返していくと……

このように、空き家の庭を横断するように伸びていました。そしてその先は、土地の端である斜面に向かって開かれており、そこで排水路は終わっているようです。
ちなみに排水ホースは排水溝の中間あたりまで伸びていました。想像以上に長かったです。

排水溝の先はどうなっているのかというと……ご覧の通り、本当に普通の斜面です。この先は川につながっているとか、道の排水溝につながっているとかいうことは全くありません。
つまりは地面に垂れ流しということですね。まあ、予想はしていたことですが。
一応、上記画像の斜め左奥にずっと進んで行くと一応道路の排水溝はあるにはあるのですが、そこまで大体30mほどあり、どう考えてもそこに水を流す計画にはなっていませんよね。
③現状の排水の問題点
まず、現状の排水方法は「地面垂れ流し」つまりは「浸透式」であると言えるのですが、まあこれ自体はもうしょうがないと言えます。
「浸透式」とは、雨水や排水を、道路側溝や公共下水に直接流すのではなく、地下に吸い込ませる排水方式のこと。(中略)下水道や側溝が未整備の地域において本方式が使用されている。
東建コーポレーションHP「用語辞書:浸透式」より抜粋
なぜならば下水道が通っていないからです。下水が通っていない時点で方法としては「側溝に流す」や「川へ直に流す」、「地面に浸透させる」などなど、いわば「自然に返す」以外の排水方法は基本的にありません。
ただ、環境のことを考えるのならばそのように排水を自然に返す前に、「浄化槽」などのフィルターを介する必要があるのですが、この空き家のような古い家だとまだまだ雑排水(排泄物以外の排水のこと)は自然に垂れ流しているところが多いのが現状のようです。

現在自治体によって推奨されている「合併浄化槽」の設置は出費がかなり大きいうえ、維持費もだいぶかかりますからね。自治体が補助金を出している場合でも設置に50万円以上、かつメンテナンスや電気代などの維持費に諸々7万円ほどはかかってくるようです。
僕も、流石に浄化槽をすぐに設置できるかというと厳しいです。主に費用面で。
ですが、じゃあ今現在の空き家の排水設備をそのまま使えばいいのかというと、それも問題があるような気がします。
地面浸透式にするにしても、流石に何でもない斜面に垂れ流しというのはいささか大雑把すぎますし、それに最大の問題点はこの斜面を下ったすぐの場所(杉の木がたくさん見えるあたり)は、僕の購入予定の土地ではなくまた別の人の土地ということです。
今現在その土地は何に利用するでもなく放置されているようですが、それでも排水を隣地に向かって垂れ流しという現在の状況はよろしくありません。
という訳で、地面浸透式のままでもいいのでこの排水が隣地に流れ出る現在の状況を何とかする必要があると考えます。
④まとめ

今回は空き家の排水管の先を掘り返し、配水状況がどのようになっているのかについて調べてきました。
当初の予想としては「排水管がただ地面に埋まっているだけ」ぐらいの状況を予想していましたので、排水溝があったりその中に排水ホースがつながっていたりと、思っていたよりは整備されていたなという印象です。
ですが、現在の配水状況をそのまま使い続けるのもそれはそれで問題がありそうだということが分かりました。
そこで、次回からは空き家の排水を新たにどうしていくかを考えて、空き家に引っ越すまでに水回り環境を整えていこうと思います。
キッチンの流しに洗濯機、そして風呂と、小屋暮らしといえども最低限の水回りはやはり整備したいところです。何とか3月末の土地の引渡しまでにこの水回り環境の整備を済ませて、4月から何の憂いも無く小屋づくりを開始したいですね。
以上で今回の記事は終わりです。
また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。