どうも、たかしです。

小屋暮らし予定の土地に付随してきた空き家の整備を進めていくシリーズ、今回はその第97回になります。

前回の記事では、業者による電気工事の様子をお伝えしていきました。

30A可能幹線への取り換え工事の様子

これにより空き家の電気に関する問題点だった「MAX20A・キッチン風呂場の電気ナシ・漏電ブレーカーナシ」等々が無事解決するに至り、安心して空き家の電気を使用できるようになりました。

ですが、未だに空き家の電気関係では一つだけ問題が残っています。それが「キッチン・風呂場の照明が未整備」ということです。

風呂場の照明はコンセント直結型だったため、結果的に点灯させることはできたのですが、照明に直についているスイッチが馬鹿になってしまっており消すことができない状態でした。

また、キッチンの照明に関してはそもそもコンセント直結型では無かったため、新設されたコンセントとは関係なく未だに点灯させることができない状態となっています。

という訳で今回の記事ではこれらキッチンと風呂場の照明の交換、新規取付を行い、空き家全ての部屋に照明が付くようにしていきます。

果たしてキッチン・風呂場に照明がつくと空き家はどのぐらい明るくなるのでしょうか。

やっていきましょう。

【土地整備】空き家の整備97:空き家のキッチンと風呂場に明かりが灯る日
【土地整備】空き家の整備96:空き家の電気工事を業者に依頼した記録
【土地整備】空き家の整備82:電気屋さんを呼んで断線修理の見積もりをしてもらった記録
【土地整備】空き家の整備81:電気配線をチェックし、断線の原因を探る
【土地整備】空き家の整備72:空き家に電気が通った日

①風呂場の照明交換

まずは風呂場の照明がどのような状態なのかを把握するため、吊るしてある機器を取り外して観察してみることにしました。

年季が入っております。いや~汚いですね。

右側のクリップ部分で天井の柱に取り付けられていたわけですが、何とこのような錆び錆びの状態であってもきちんとスプリングが機能しており、何の問題も無くクリップとして続投できる状態でした。凄まじい耐久度だ……。

そして左側部分のソケット部ですが、こちらの機器は上部分と下部分で分かれていて、上は普通にスイッチも何もない電球をつけるためのソケットで、下が電球にスイッチを取り付けるための中間機器的役割を果たすソケットとなっていました。

つまり壊れている部分は下側半分の中間機器部分だけということなので、個々の部分だけを同じような機器と交換することができれば風呂場の照明は修理完了ということになります。

でもこんな電球をスイッチ式にするだけの中間ソケットなんて、もう今どき販売してないだろ……」とは思いつつも、毎度御用達DCMの電材コーナーでソケット関連の商品を探した結果……

普通に置いてありましたよ。

メーカーはあの超大手電機メーカー「Panasonic」様。

商品名は「3号国民ソケット」

国民ソケット? 何ですかその妙な名前は? しかも3号??? 

気になって色々調べてみた結果、この「国民ソケット」が販売されたのは遡ること90年ほども前の1935年(昭和10年)。かつての松下電器が、当時いちいち取り外したり、照明根元のスイッチを回したりしないと明暗の切り替えができなかったのを、紐のスイッチを引っ張るだけで可能にした革新的な商品として売り出したのがこの「国民ソケット」なのだそうです。(参考:Wikipedia「国民ソケット」

3号という名の通り、国民ソケットには1号・2号が存在しており、1号は「主灯・副灯・コンセント差込口」が付いている型、2号は「主灯・副灯」が付いている型、そして3号は「主灯のみ」が付いている型という違いがあるようです。

改めて今回購入してきた「3号国民ソケット」(左)と風呂場に元から付いていた物(右)を見比べると、元からあった方には副灯用の差込口があるため「2号」であることが分かります。

でも、元からこの「副灯」用の差込口には何もついてなかったんですよね。なら最初から3号で良くない? 当時は2号が主流だったのかしら?

ちなみに、差込口の付いている「1号」は2010年3月に販売を停止しているようです。残念ですね。まあ現代過程において「コンセント穴付きの照明」ってどう考えても必要ないですしね。

早速この「3号」を新しく風呂場の照明ソケットにセットし、スイッチを引っ張ってみると……

無事点灯しました。ちゃんとON・OFFの切り替えもできます。

いやあ、やっぱり明るいっていいですね。照明がついていない時とはまるで別世界です。

比較用

これにて風呂場の照明問題は無事解決しました。

電気配線ができなくても、コンセント直結のソケットさえあればスイッチ付きの照明が設置できてしまう「国民ソケット」。照明が壊れていてコンセント穴しか使えないような空き家の照明にぜひいかがですか?

②キッチンの照明新設

キッチンの照明に関しては修理することが現段階で不可能なため、新規でコンセント直結型の照明を設置することにしました。

これまた御用達DCMの、今度はリフォーム・照明コーナーで何かいい品は無いか探していると、何と運命的な出会いが。

正しくキッチン用といった感じの、良いサイズ感のコンセント直結式LEDライトが、「パッケージがボコボコだから」という理由で半額近い値段で売られていたのです。

こんなのもう即買いですよ。

こちら日本グローバル照明様の「LED SLIM LIGHT F600」という商品になります。

正しくイメージにあるキッチンライトといった感じの照明で、スイッチ下部のスイッチでON・OFFができ、付属の金具で壁や天井に設置することができます。

また、同型のライトと側面で連結することもでき、一本では光量が足りないと思った際には、電源は一つのまま長い一つなぎの照明として使用することも出きます。

まずは付属品の金具を、付属品のビスを使って壁にとめます。

ビスを止めるのに僕はインパクトドライバーを使用しましたが、ネジが一瞬でナメてしまうためキリで穴をあけて手動とかの方がいいかもしれません。もしくは電動ドライバーとか。

また、壁面に設置する際壁ボードの上だとネジの固定強度が今一つになってしまうため、しっかりと止められる木製の廻り縁の上から止めました。

設置するためにはこのように壁に穴をあける必要があるため、流石に賃貸に設置するのは厳しいかもしれません。

あとは本体を取り付けて、その後コードを繋げるだけの簡単設置です。

コンセント穴には3口の電源タップをつけておきました。流石に2口しかないコンセントのうち1口を証明に取られてしまうと後が厳しかったので。

コードを繋げて照明をつけた明るさはこんな感じです。

これまで真っ暗なキッチンしか体験してこなかった僕からしたら激的な明るさですが、流石にメイン照明としての運用として考えた時にはもう一つ明るさに欠けるかなといった感じの明るさではありました。

特に、このキッチンは廊下も兼ねているだけあって非常に横長なので、端っこの方には明かりが十分届かないですね。

まあ、そんな時にも連結して明かりが届く幅を広げられるのがこの「LED SLIM LIGHT F600」の利点ではあるのですが。僕的にはこれでも十分なので、今のところ追加の注文は考えておりません。

これにてキッチンの照明設置も完了です。

一戸建てや分譲マンションをお持ちの方は、クローゼットの中や廊下足元なんかのちょっとした照明にいかがでしょうか。

③まとめ

今回は空き家のキッチン・風呂場の照明を交換・新設し、空き家全ての部屋に明かりが灯るまでの様子をお伝えしていきました。

既製品をただ設置していくだけなので、別に何も特別なことはしていないんですけどね。

でも、国民ソケットの下りは自分で調べていても面白かったですし、空き家の整備を続けているとこれまでは見向きもしなかったような新しい商品との出会いがあったりして、そういうワクワク感を今回皆さんと共有出来たらなと思って記事にさせていただきました。

唐突なアフィリエイトに驚かれた方もいらっしゃるかと思いますが。ちょっと今回はアフィリエイトの実験として導入させていただきました。

今後は空き家整備・小屋暮らしに置いて「これは素晴らしい!」と思った商品を紹介させていただく記事もどんどん書いていこうと思いますので、どうかよろしくお願いします。

ブログで生きていきたい。その一心で。

今回の記事はこれで終わりです。

また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。