どうも、たかしです。

ついに……ついにやりました!!!!!!

昨年にあまりに愚かな失敗により実技試験が不合格になり、リベンジを誓って再度受験した電気工事士2種の資格試験にこの度合格いたしました!

免状が発行されるのは、これから郵送されてくる「試験結果通知書」を添付した申請書を郵送し、それから折り返しで郵送されてきてからになりますので、電気工事を実際に自分でやれるようになるのはまだもうちょっと先のことにはなりますが(9月ごろになりそう)。

去年実技試験に超うっかりミスで不合格になってしまって以来、心の奥底でずっともやもやしていた事案だっただけに、今回合格して本当にホッとしました。

今回は、全くの電気工事ド素人だった僕が、電気工事士2種の資格を取るために自己流で勉強し、挫折を経験してやっと試験合格にまで至った軌跡を振り返っていきたいと思います。

それではやっていきましょう。

①2023年11月~ 電気工事士2種筆記試験に向けて勉強開始

電気工事士2種試験に向けて行動を開始したのは、もう2年近く昔の2023年11月、

まだ仕事も辞めておらず、アパート暮らしをしながら通いで空き家の残置物処理に追われていた頃のことになります。

「いつか小屋を建てた時に、電気工事まで含めて全部DIYして完成させたい」との思いから始めた電気工事士取得に向けた勉強でしたが、当方バリバリの文系でして、初めの内は試験問題とか見てもマジでちんぷんかんぷんでした。

あまりに無知すぎて、電気工事士2種の過去問集をチラ見しても頭の中に「?」が1万個ぐらい浮かんでしまうような体たらくでしたので、まずは超超初歩の初歩としての基礎知識を得るための参考書から読み進めていきました。

上記参考書は、ただ問題が載っていてその解答を見て勉強する……というのではなく、電気工事に関する初歩的な知識についての解説が各分野(器具・工具に関してだとか、配線の決まりだとか、電流の計算方法だとか……)についてみっちりあって、ちょくちょく簡単な問題を挟みつつ、各章の終わりに復習としての練習問題があって……といった感じで、本当のド素人でも何とかついていけるぐらいの丁寧さで進めていける参考書だったので、しばらくはこれだけで勉強をしていきました。

しかしその後、空き家の片づけや引渡し、引っ越し、そして更には小屋の建築に向けた準備となかなか電気工事士の勉強に集中することができず、結局参考書をやっと一周読み終わったのが翌年5月に入ってからのこと。実に半年以上かかってしまいました。

そうして5月終わりに差し迫った筆記試験を前に、ようやく過去問を実際に解いて自分が合格ラインに達するかをチェックする段階に入ったのですが……

僕が購入した第二種電気工事士試験過去問集は、過去10年間の問題が掲載されており、しかも各年上期・下期で分かれているので計20回分の練習ができるようになっているのですが、結局僕が実際に解いて練習したのは6回・3年分のみでした。

せっかく分厚い過去問集を買っておきながら、実際に活用できたのはその半分以下と全くやる気が感じられない有様なのですが、では実際解いてみた結果はと言うと……

  • 1回目……28点
  • 2回目……66点
  • 3回目……70点
  • 4回目……76点
  • 5回目……68点
  • 6回目……74点

※第二種電気工事士筆記試験は60点以上が合格ライン

1回目こそ酷すぎたものの、2回目以降からはコンスタントに合格ライン以上の点数を取れるようになっていました!

これを見ると「別に参考書なんか読まなくても、いきなり過去問から何回か繰り返して行けば…取れるようになるのでは?」と思えなくも無いのですが、ですがやはり基礎的な知識ぐらいは事前に入れておかないと、もうほとんど勘に頼って問題を解くような状態になってしまって、解答を見た所でちんぷんかんぷんで何の練習にもならないので、ド素人の場合はいきなり過去問に手を出すのはやはり無謀かなと思います。

②筆記試験の結果

そして2024年の5月終わりごろに、第二種電気工事士の筆記試験をうけたのですが……

結論から言うと、筆記試験は「かなり余裕」で突破することができました。

各自治体で指定されている会場に赴いて筆記試験を受けたのですが、設けられた試験時間を大幅に余裕をもって回答し終わり、家に戻ってすぐ解答速報を見て自己採点をしたところ……

なんと82点という、過去ベストの点数をたたき出して無事筆記試験を突破することができたのです。

ど素人から勉強して筆記試験を突破することができた経験から言うと、第二種電気工事士の筆記試験は「ちゃんと参考書を読んで、過去問を繰り返し解いては見直して自分の苦手な部分を修正していって……」と地道にやっていけば、ド素人から始めてもほとんどの人が合格可能なんじゃないかと思います。

電気工事と聞くとバリバリ理系のように思えますが、実際のところは「器具の使い方」とか「配線のルール」みたいな暗記が物を言う部分が相当範囲を占めますので、理系的計算が必要な部分はすべて捨ててしまったとしても合格ラインの60点に到達できることを考えても、ド素人から勉強して合格するのは決して難しくないと思います。

③2024年6月~ :実技試験に向けての練習

筆記試験を突破した段階で、次の実技試験に向けての練習を進めていきました。

電気工事士の実技試験は一体何をやるのかと言うと、「電気スイッチや照明器具等々を、指定された図面通りにコードで配線する」という実際の電気工事を模したような工作物を実際に工具を使って時間内にミスなく作成していくといった内容になっています。

どのような工作物を作るのかは事前に候補問題が13問公開されており、受験者は事前に13問全体を練習してから、当日選出された問題に臨むというのが一般的な流れになっています。

その練習ですが、学校に通っていたり電気工事関係の仕事についていたりするような人であれば何かしらのツテで練習用の器具を準備してもらえることもあるのでしょうが、僕のようなど素人の場合は全て自分で準備して練習するしかありません。

そういった場合に役に立つのが、候補問題13問に必要な器具が全てセットになっている「実技試験練習キット」です。

引用:準備万端シリーズ公式サイト(https://www.jmn.co.jp/SHOP/rental-long-2kai.html

僕はその中でも、練習し終わった後は郵送して器具類を全て返却することを条件に安く仕入れることができるこちらの「レンタル練習キット」を使用しました。

練習用の器具だけでなく、どのように汲めばいいのかを開設した電子参考書や動画データなんかも提供してもらえるので、そもそも何がミスでどうなったら不合格なのかと言うことすら分からないド素人自己流の勉強しかできないような人にとっては、こういったセットを利用するというのは非常に重要なのではないかと思います。

セットは13問を1周する分しか入っていない物か、2周分かもしくは3週分かを選ぶことができるのですが、僕のおススメとしては最低でも2周、できれば3週分を購入してちゃんと練習するべきだと今だと思います。

ちなみにこの年僕は2周分を購入し、しかも13問全部やったのは1周分だけで2周目は特に難しそうな問題を選出してやるという、またしても中途半端な練習で終わってしまっていました。

筆記試験の方がそれで何とかなったので、おごりがあったのかもしれません……。

それがまさかあんな事態を招くことになろうとは……。

③2024年7月 実技試験に落ちる

中途半端なふわふわした状態のまま「まぁイケるやろ」ぐらいの余裕ぶった気持ちで実技試験を受験したのですが……

その結果「本番思った以上に作成に時間がかかり、しかも時計を忘れて試験終了時刻も分からず、その上たぶん必要なかった余計な手直しをしている最中時間切れになって全てが終わる」というあまりに情けなさ過ぎる理由で僕は実技試験に落ちてしまいました。

上記写真のように、器具のネジを外した状態で時間切れになってしまうと、他の場所をいかに丁寧に仕上げていようと「未完成」扱いになり一発アウトになってしまうのです。

この時はマジで落ち込みましたね……だって当時は「これに落ちたら小屋に電気を引くことができなくなる」と思っていましたから。

実際今は延長コードで無理やり仮設電源を引いて特に不自由なく過ごせているので、そこまで大きな問題では無かったのですが……でも「参考書代、試験代、練習キット代」と諸々含めて4万円近く資金を投入しているので、それが全部無駄になったというのもショックの要因でしたね。

④2025年7月 実技試験リベンジの練習開始

それから1年が経ち、電気工事士試験をどうしようかはだいぶ迷ったのですが……

「前年度筆記試験合格している物は、次年度及び次々年度まで筆記試験が免除される」というシステムがあったため、せめてそれが効いている間はチャレンジしようということでリベンジすることに決めて、1年のブランクがあったため再度1周分だけ練習キットを注文して復習を始めました。

最初の方はやはり記憶がおぼろげだったためだいぶ時間がかかってしまっていたのですが、だんだん思い出してくると「実質練習3週目」(13問の候補問題は前年度と変わってない)ということもあり、最後の方には前年度の実技試験直前以上に手がスムーズに動くようになっていました。

やはり電気工事に全く触れてこなかったド素人が電気工事士実技試験に合格しようと思ったら、3週はミッチリ練習しておかないと手がスムーズに動くまでにはならないのかなと思いました。

1周目でやり方を学び、2周目で自分の苦手な部分を見つけて、3週目で仕上げるといった流れが一番確実なんじゃないかなと。

⑤2025年8月 そして合格へ……

そうして結局、今年の実技試験はちゃんと時計も忘れず(なんなら時計がある会場だった)、余計な手直しもせず、未完成で時間切れと言うことにももちろんならず、自分の中では「これは流石に大丈夫だろ」と言った状態で試験を終えることができました。

それでも、「うっかり全然気づかないところでミスをしていた」という可能性はまだ在り得たので、合格発表までびくびくしながら過ごしていたのですが……今回無事合格と相成った訳です。

結局今年も「申請代、及び練習キット代」で2万円以上かかっていますので、電気工事士試験のための出費は最終的に6万円ちょっとになってしまいましたが……前年度の4万円が完全に無駄になることが無くて良かったと考えることにします。

⑥まとめ

今回はド素人が第二種電気工事士試験に合格するまでの軌跡についてお伝えしていきました。

第二種電気工事士を得ることによってDIYで出来る範囲が圧倒的に広がるので、非常に楽しみです。

  • 小屋に電気を引く
  • アース付きコンセントを敷設できる
  • 空き家のリフォームで出来ることが増える

上記で挙げたこと以外にも、これから先開拓が進んで行けば新しい小屋を作ってはまた電気を引いたり、更には農地にも例えばソーラー発電システムを使った施設を作成したりと、電気工事の資格が生きる場面はいくらでもありうるはずなので、今回試験に合格できて本当に良かったです。

また近々、免状が発行されたら電気工事DIYの様子なんかもブログやYOUTUBE動画でお伝えしていく予定ですので、どうかお楽しみに。

今回の記事は以上です。

また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。