どうも、たかしです。
小屋づくりの計画をガチで立てて行くくシリーズの、今回は外装編になります。
今現在、小屋の建築の方は「壁パネル」の骨組み作成、「トラス組み」の作成まで進み、そろそろ小屋の外装部分に関しても具体的・現実的にどのような資材を使用して作成していくのか考えて行く必要が出てきました。
いよいよ6月に入ってしまい、うかうかしていると梅雨が始まってしまいます。
雨がちらつく前に一気に棟上げをし、外装まで終わらせてしまえばもう小屋の完成は目の前となります。
今回の記事では、小屋の下地となる合板の上からどのように外装を整えて行くのか、具体的にどのような資材を使うのかを挙げつつ計画を立てていきます。
6月中の小屋完成を目指し、計画をどんどん詰めていきます。
それではやっていきましょう。
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①小屋の外壁材について
今回、小屋の外壁材には、以下の資材を使用していく予定です。
下葺き……透湿防水シート
外壁材……杉野地板、塗装
まず、透湿防水シートを下葺きに使用する理由としては、「断熱材と外壁下地材の間に生じた湿気による結露を防ぐ」というものがあります。
今回僕は壁面の断熱材の施工法として、「室内側からの充填方式」を採用する予定なのですが、その際に室内側からの湿気が断熱材と合板の間に籠ってしまわないよう「気密テープ」を使用します。
そうすれば室内側からの湿気がこもることによる断熱材と合板間の結露、そこからの木材の腐敗がある程度は防ぐことができます。
ただ、湿気が侵入することを完全に防ぐことは難しいと思いますので、その場合の湿気の逃げ道とてして「透湿防水シート」をさいようする。ということなのですが……
これってどうなんでしょうね?
正直な話、これで本当に断熱材内側での結露が起きないのかどうかはかなり疑問ですよね。
だって、もしも室内側の気密が完全にうまくいっているなら湿気が籠らないんだから別に透湿である必要は無いということになるし、そもそも透湿シートが湿気を逃がすということは逆に透湿シート側から湿気が断熱材内側に侵入してしまって結露が生じるということなのでは? とか……。
なので、ここに関してはかなり不確実な状態ではあるのですが、まあとりあえずやってみてって感じですかね。もしも結露してしまって2~3年でダメになっちゃったとしても、そこは3畳小屋ですがからまたその時補修すればいいということで。
また、外壁材に「杉の野地板」を採用する理由としては、これはもう単純に「一番安上がり」だからですね。
杉の野地板は主に合板のように床の下地材に使われたすることが多いのですが、そこは杉材なのである程度耐水性があり、塗装を施せばさらに耐水性が上がりかつ小屋の雰囲気を自分色に彩ることも可能です。
杉の野地板は10坪分まとめて○○円といった感じで大量に安価で手に入り、施工も簡単なため非常にDIY向きの外壁材で、実際外壁材に杉の野地板を採用している例は多いようです。
施工方法としては、下から上に向かって少しずつ板を重ねつつ張っていくといった非常に単純な形で施工が可能です。
何なら現在僕が住んでいる空き家の外壁も同じ方法で作られているように見えます。
②小屋の屋根材について
小屋の屋根材については、以下の資材の採用を考えています。
下葺き材……アスファルトルーフィング
屋根材……アスファルトシングル「アルマ」、その他水切り板金
今回小屋の屋根材には「アスファルトシングル」という屋根材を使用します。
この「アスファルトシングル」には「瓦、スレート屋根などと比べると安価」だったり、「金属屋根と比べると施工が簡単」という、DIY向きの要素が非常に多く、採用率も高い屋根材になっています。
ただ、ホームセンターでアスファルトシングルを置いてあるところがなかなかないため、通販だったり、販売している会社に問い合わせて注文し自己搬入するなどの方法を取る必要がありそうなのは少々厄介な感じがします。
今回採用するアスファルトシングルには「アルマ」というサイディングメーカーである「ニチハ」が出しているアスファルトシングル一式を採用しようと考えています。
こちらを採用する理由としては、大手ネットショップである「楽天市場」で一通りそろえることができそうという点と、棟関連の部品が多く、今回僕が屋根の通気工法として採用している「棟換気部材」が専用で取り揃えられていることが大きなポイントとなっています。
今回僕が小屋の屋根断熱に採用を予定している通気工法では、小屋の頂点に当たる棟部分から空気が抜けて行くようにするため「棟換気用部材」が必要になります。
専用の部材が無いアスファルトシングルだと、そこの部分だけは「棟換気板金」を使用する必要があるのですが、今住んでいる空き家が金属製屋根で、大雨の日はかなりうるさいのでできれば屋根材に金属は使用したくないんですよね。
なので、専用の屋根換気部材があり、かつ価格もアスファルトシングルの中では比較的安価な「アルマ」シリーズを採用することにしました。
また、屋根材にアスファルトシングルを使用するとは言っても、軒先やケラバ(妻壁側の屋根の端のこと)の水切りには板金を使用した方が良さそうなので、そちらの採用も考えてはいます。
下葺き材の「アスファルトルーフィング」は、屋根の下葺き防水シートとして使用される一般的な物です。
透湿性の無い素材ですが、今回屋根を二重構造にして通気性を確保しいますので、断熱材による結露の危険性に関してはかなり防げるのではないかと考えています。
③まとめ
今回は、小屋の外装に当たる「外壁材」「屋根材」をどのような資材を使って施工していくのかという計画を立てていきました。
まだまだ先の作業ではあるのですが、特に屋根周りのことなんかは調べれば調べるほど「ここはこうすべき」みたいな内容が出てきて、しかも場所ごとの名称なんかもたくさんあって、それだけで頭がパンパンになりそうです。
今僕が住んでいる空き家は、ぱっと見「垂木の上にただトタン板を乗っけてあるだけ」みたいな感じなんですが、それでも今のところ目立った雨漏り箇所も見当たらないので、そこまで複雑にしなくても何とかなりそうな気はするんですけどね。
ですが、どんなに立派な小屋を建てても雨水が侵入してしまったらそれだけで一発アウトではありますので、自分に把握できる範囲のことは精一杯突き詰めて考えて、万全の小屋の外装を整えたいと思います。
以上で今回の記事は終わりです。
また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。