どうも、たかしです。
ご覧ください、この白さを。
僕が住む山奥集落では、中途半端に雨が降ったり止んだりといった天気になると大体こんな感じで辺りが白い靄に囲まれます。
別に一寸先すら見通せないような深刻な霧ではないので、特に問題は無いと言えば無いのですが、とはいえ流石にこのような状況下で無理してまで屋外作業をする気にはなかなかなれません。
さて、となると何かしら屋内での作業をしたいところですが、そこで一つ現状の小屋暮らしに置いて解決したいことが屋内にありまして、それは何かというと……
この、小屋を建てた時に使った資材の、大量に出てしまった端材の取り扱いです。
どうしても小屋を建てるに際して、購入した木材を丁度きれいに使い切るというのは不可能な物で、このように現在大量の端材で作業小屋は埋め尽くされてしまっている状態なんですよね。
しかもこれだけではなく、先日公開した動画「部屋干し部屋DIY」でも少し映したように、空き家の方にもまだまだ大量の端材が置かれており、スペースを深刻なまでに浸食してしまっています。
もちろん捨ててしまうなり、無垢の木材に関しては薪するなりしても良いのですが、まあ普通に考えてもったいないですよね。やっぱり端材まで活用してこそDIYヤーってもんです。当ブログはSDGsを愛し、そして愛されています。
というわけで今回の記事では、これからちょくちょくやっていくことになるであろう「端材DIY」の走りとして、ごくごく簡易的に作ることのできるイスを作成していく様子をお伝えしていきます。
それではやっていきましょう。
その他DIY記事
①材料準備
1.資材紹介
今回使用する木材はこちら
- 合板の端材……何の端材かは不明、厚さ12mm1本
- 杉角材(45mm角)……垂木の端材、8本
- 杉角材(45mm×30mm)……もと空き家の住人の遺物、2本
45mm角の杉材を脚に、厚さ30mmの杉材を脚同士の接続材に、合板を天板に使用していきます。
今回は実験的に、「端材でのDIYで問題はないか?」「合板を天板に使用して強度的に問題ないのか?」「長期的に使用して問題は出ないか?」等々を調べることを目的としているので、パッと作れて実用的なイスを作成していきます。
2.切り出し
まずは脚として使用する杉角材を、全て端をカットして長さを揃えます。
長さは17㎝とかなり短め。垂木の端材である杉角材は大量にあるのですが、残念ながら大体18㎝前後の短い物しかないので、背の低いイスしか作れません。
はたして脚の長さ17㎝のイスでも実用的なのかどうかを調べるのも今回のDIYの目的です。
続いて合板の端材を30㎝の長さにカットして、それを4枚並べます。これが天板の幅になるため、今度はその長さに揃えて脚の接続材である厚さ30mmの角材をカットします。
これで全ての木材のカットが完了しました。
②組み立て、完成
まずは45mmの杉角材を2本ずつで1つの脚とし、それを30mm厚の杉材で接続することにより片方の辺を構成します。
それをもう1対、全く同じものを作成して……
その間に渡すようにして天板を貼り付けていきます。
天板を取り付ける際には、合板が割れてしまわないよう45mm長さの細ビスを使用し、天板一枚につき4本使ってしっかり固定していきました。
以上で端材DIYによる簡易イスが完成しました。
③使用感
まず、心配していた天板に合板を使用したことによる強度ですが、全く問題ありませんでした。
写真のように、全体重を預けて座ることもできますし……
乗ることだってできてしまいます。
真ん中あたりに片足立ちすることさえ可能でした。想像以上に強度は高いです。
構造上、真ん中の2枚の天板は、脚間に渡している30mm厚の杉材だけでほとんど荷重に耐えなければならないようになっているため、真ん中付近に体重を預けると壊れないかが心配だったのですが、全くの杞憂でした。なぜこんなに強度があるのか、作った自分でも驚いています。
また、脚が短いことによる座り心地の問題ですが、これも特に問題には感じませんでした。
もちろん、テーブルに使うようなイスとしては機能しませんが、地べたに座って作業をするような状況の時に使用するイスとしてはかなりいい感じに機能します。
ゆくゆくは庭の方にかまどを設置して焚火をしたいなと思っているので、そういう時に使うイスとしては何ら問題は無いのではないかと思います。
④まとめ
今回は端材を使って簡易イスをDIYする様子をお伝えしていきました。
結果的に、とても実用性の高そうなイスが完成して僕自身驚いています。
この調子で、今後もちょくちょく端材を使って棚だったりテーブルだったり、空き家の中を整理するためのつちょっとした家具をDIYしていって、有り余る端材を少しづつ消費していきつつ空き家や作業小屋をもっと使い安く改良していきたいところです。
次は整理棚を作りたいですね。空き家でも作業小屋でも、あって無駄になるということは無いと思うので。
以上で今回の記事は終わりです。
また次回の記事でお会いしましょうここまでお読みいただきありがとうございました。