どうも、たかしです。
こちらは、飼育しているコオロギ達を締めて作ったコオロギの煮干しです。
以前、飼育しているコオロギを使って佃煮を作ったことがあるのですが……
この時は使用したコオロギの数が少なく、煮干しではなく下茹でしただけで、更にかさ増しのための昆布も多すぎたことでコオロギ自体のうま味がよく分からない結果になってしまいました。
なので、今回は大量のコオロギ煮干しを使って佃煮のリベンジを果たしたいと思います。
たかし
目指すはカリカリ濃厚で、白飯に
ぴったりの最強佃煮!
小屋根ちゃん
天ぷらではなかなかのものだったけど、
佃煮でもその力を発揮できるのか!?
それではやっていきましょう。
①レシピ紹介
食材
- コオロギの煮干し
- いりごま
調味料類
- お酢
- 砂糖
- 醤油
- 酒みりん
- ゴマ油
レシピについてはこちらのページを参考にさせていただきました。
ポイントとしては酢を投入して煮ることで、コオロギの煮干しを柔らかく煮浸けることです。
昆虫食の最も大きな問題点の一つは「殻のモソモソした食感」です。それを何とかするためにこれまで身だけをほじくり出して食べたり(セミマヨ)、すり身にしたり(バッタ豆腐しんじょ)、唐揚げにしたり(バッタのザクザク唐揚げ)してきました。
コオロギはセミやバッタに比べればかなり殻は柔らかい方だとは思いますが、それでも翅や脚、雌の産卵管などの食感はどうしても気になってきます。そこで今回は、煮干しにした上に更にお酢に漬け込んで煮ることで食感の固さを解決できるよう目指しました。
②調理する
1.コオロギ煮干しを炒る
フライパンを火にかけ、そこにコオロギ煮干しを広げて炒っていきます。こうすることで煮干しに残っている水分を完全に飛ばし、香ばしさを足していきます。
2.お酢・砂糖を投入し沸騰させる
お酢・砂糖ともに大さじ3倍ほどの量を投入し、全体になじませながら沸騰させてコオロギ煮干しを煮込んでいきます。
この時にお酢が完全に蒸発するほど飛ばしてしまえば、身を柔らかくするだけでお酢の味が佃煮にあまり残らなくなりますが、お酢の味を残したい場合は水分を飛ばさずに中火程でコオロギ煮干しに馴染ませていきましょう。
3.醤油・酒みりんを投入して煮詰めていく。
お酢が完全に飛ぶか馴染むかした位のタイミングで、醤油と酒みりんを投入していきます。
味を濃くつけたい場合はともに大さじ4~5杯、薄目で煮干しの味をしっかり味わいたいという場合はともに大さじ3杯ほどで十分です。
焦げ付かないよう、かき混ぜながら、水っ気が無くなるまでとにかく煮詰めていきます。
4.いりごま、ごま油を投入
水っ気が無くなって来たタイミングで、お好みの量いりごまとごま油を投入し、火を弱めながら全体に馴染ませていきます。
5.完成
いりごまとごま油が全体に馴染んだら完成です!
温かいうちにすぐ食べてもいいですが、冷蔵庫で寝かした方が味がしみ込んで美味しくなるような気がします。
佃煮は保存食なので、数日であれば冷蔵庫保存で持ちます。だんだん美味しくなる佃煮を日々味わうのがおススメです。
③実食
白ご飯の上にのっけていただきます!
たかし
うおおお! 見た目は正に
イナゴの佃煮!
小屋根ちゃん
美味そ、う……?
たかし
しっかり佃煮の味!
コオロギのうま味もしっかり感じるよ!
小屋根ちゃん
食感はどう?
たかし
シャリシャリっとしていてかなり食べやすいよ!
今回はお酢多めで作ったので、結構酸味強めの味付けになりましたが、それがご飯との相性も良くてとても美味しく食べられました。
また、食感の方もお酢で煮込んだだけあってかなり柔らかくなっており、ぱりぱりとしていた煮干しがシヤリシャリっとした食感になっていて、これまでの昆虫食の中でも相当食べやすい部類に入りました。
よく佃煮は「味付けで誤魔化していて昆虫本来の味ではない」という批判にさらされがちなのですが、このコオロギの佃煮はしっかりとコオロギの魚っぽいような感じのうま味が良く出ていました。コオロギの味は本当に唯一無二なので、コオロギの佃煮でしか味わえない美味さがあると思います。
④完食、まとめ
今回の佃煮では、コオロギ煮干しのポテンシャルをいかんなく発揮できたのではないかと思います。
コオロギ佃煮はたんぱく質が豊富な食材なので、日々の食事に一品加えることで不足しがちな栄養素を補うことができる点です。
ただ、コオロギは脂質も多く、煮干しにしているため塩分もやや過多になっている可能性があるため、食べ過ぎは禁物ですね。なまじ美味しいだけに要注意です。
コオロギ煮干しにはまだまだ可能性が秘められています。今後も煮干しを使った料理をお伝えしていきたいと思っています。
今後は、コオロギ煮干しを粉状にして、最近話題のコオロギパウダーも作ってみたいなと思っています。また記事にしたいと思いますので、ぜひ楽しみにしていてください。
今回の記事はこれで終わりです。
また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただき、ありがとうございました。