どうも、たかしです。

今回の記事は、小屋の壁パネル立ち上げ前のまたまた事前作業編になります。

前回記事では、小屋の棟材を支えるための「トラス組み」を作業小屋で骨組み作成から合板貼り付けまで進めて行きました。

晴れの日が一週間ほど続く時期に狙いを定めて一気に上棟まで済ませてしまうためにも、まだ作業小屋で事前にできる作業があります。

という訳で今回の記事では、トラスを壁パネルの上に立ち上げてしまってからでは作業がやりづらくなる「トラスの断熱材作成」と、屋根の下地合板が乗る骨組みである「垂木の加工」を進めて行きましたので、そちらの様子をお伝えしていきます。

それではやっていきましょう。

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①トラスの断熱材切り出し

まずは厚さ30mmの断熱材を、カッターナイフでトラスを構成する直角三角形の形に切り出していきます。

断熱材は合板とおなじ1820mm×910mmの企画になっていますので、1枚の断熱材から丁度トラス2枚分の断熱材を切り出すことができます。

直角三角形の形に切り出した断熱材をトラスに重ね合わせながら、骨組みの間に上手く嵌るように印を打ちながら断熱材をカットしていきます。

断熱材は、トラスを壁パネルの上に固定する際に邪魔になるのでこの時点でははめ込むことはしません。

そのため、後からでもどの断熱材をどの部分に当てはめればいいのか分かるように、対応する部分どうしに記号をメモしておきました。

断熱材のカットが完了しました。

使用する時まではまだしばらくあるので、一旦取り外して作業小屋の隅に保管しておきます。

②垂木加工

今回垂木材には、45mm×45mmの杉角材を使用します。

屋根は二重構造にする予定なので、その部分も含め合計30本以上もの大量の杉材を使用するわけですが、今回はその内の屋根下地材を支える18本を事前に加工しておきます。

やっておくことの一つは、棟材の上で垂木同士が干渉しあわないよう、先を45度の角度にカットしておくことです。

45度の角度切りには、トラスの骨組みを作成する際にも利用した丸ノコの角度調節機能を利用しました。

18本全ての垂木の先端を45度にカットし終わりました。

ですが、この垂木材にはもう一つやっておきたい加工があります。それは「垂木を固定する位置」に印をつけておくことです。

今回垂木は、上記画像のように棟材の上に乗せるような形で固定していきます。

その際、左右両方の垂木が丁度棟材の中間位置で重なるよう、どの位置で固定すればいいのかのマークを事前にしておけば作業が楽に進むのではないかと考えました。

垂木を固定する箇所は「棟材」と「壁パネルの上端」の2カ所になるので、下の方の固定カ所に当たる部分にも大体の目印を打っておきます。

大体このようなイメージで、垂木が屋根に固定されていくイメージですね。

こちらのマークも18本全ての垂木に打っていったのですが、これがなかなか大変でした。

一面だけじゃなく、側面含め3面に同じ位置での線を延長して行っているので、めちゃくちゃ大量の線を引くはめになり、それだけで1時間以上かかってしまいました。

ただ、苦労のかいあって18本全てにかなり正確な線を引けたので、これで当日の作業がスムーズになってくれるのを後は祈るばかりです。

以上で今回行った事前作業は終了となります。

③まとめ

今回は、壁パネル立ち上げの前に小屋建築を一気に進められるようにするための事前作業として、「トラスの断熱材切り出し」「垂木の加工」の2つの作業を進めて行った様子をお伝えしました。

前回の「トラス組み」作業以上に地味な作業にはなってしまいましたが、これで「壁パネル立ち上げ」から「棟上げ」「屋根作成」「外装取り付け」までを一気に進めるための下地を作ることができたのではないかと思います。

今現在、一連の作業に必要な資材をどんどん空き家に搬入している真っ最中ですので、空き家の中は資材だらけでかなり狭い思いをしているのですが、これで一気に小屋の建築が進むかと思うと楽しみになっても来ています。

次回はいよいよ小屋の建築を一気に進めて行く第一弾として「壁パネル立ち上げ」「下地合板取り付け」「防水シート取り付け」までの作業をしていく予定です。

これまでの積み重ねが一気に形になるかなりやりごたえのある作業だと思うので、気合を入れてやっていきたいと思います。どうかお楽しみに!

以上で今回の記事は終わりです。

また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。