どうも、たかしです。
生活の拠点とするための小屋建築の様子をお伝えしていくシリーズ、屋根の建築編の第五回になります。
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- 建材設置
前回の記事では、棟材と壁パネル上の桁にかけた垂木の間に、合板との間にできる隙間を埋める「面戸板」を作成して取り付けていきました。
今回の記事ではいよいよ屋根の下地合板の取り付け……と行きたかったのですが。
実は更にもう一つ、屋根の下地を付ける前にしておいた方が良いことが残っていることが判明してしまいました。
それは「トラス妻壁部分の外壁材取り付け」です。
こちらのトラス外壁部分には、三角形の形状に沿って外壁材を取り付けて行く必要があるのですが、屋根下地合板を取り付けた後だと施工難易度がグッと上がってしまいます。
屋根下地合板を取り付ける前だったら、外壁材を大まかに取り付けた後に三角形状にはみ出た部分を切り取ればそれで済むので、できれば先にやってしまいたいです。
という訳で、今回の記事ではトラス部分の外壁の取り付けをするため、外壁材を調達して切り出し、取り付けて行ったまでの作業の様子をお伝えしていきます。
まだまだ続く屋根作業、一体どれだけかかることやら……やっていきましょう。
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①外壁材を屋根形状に合わせ大まかにカットする
今回、外壁材には当初の予定通り杉の野地板を使用し、トラス外壁合板を切り出した際に出た端材を組み合わせてトラスと同じサイズの型枠を準備し、並べて行くことにしました。
野地板のサイズは1820mm×180mmの厚さが12mmあります。
杉板は横向きに重ねて行って、重ね幅は30mmとしたいので、30mmずつずらしつつ重ねられるよう型木を準備し、合板の上に並べていきました。
トラス外壁が丁度隠れるように、現物合わせで野地板をカットしていって、大まかな切り出しが完了しました。
こちらを元にもう1セット作って、小屋の妻壁にまずは取り付けていきます。
②妻壁に杉の野地板を取り付ける
まずはスターターとして、45mm幅13mm厚の杉胴縁材を、妻壁の下端に取り付けたら……
その上から杉野地板を、型木を使いつつ30mmずつ重ねてビスで固定していきます。
ビスは合板を取り付ける時に使う45mmの物を、トラスの骨組みの位置に打ち付けていきました。
トラスの骨組みに打ち込む関係上、一つの杉板に対してビスが5つつしか打てず強度が心配でしたが、野地板自体そこまで重量のある物ではないので特に問題なく固定できている感じでした。
棟木の横部分まで外壁材を重ねて行ったら、大まかな取り付けが完了です。
③はみ出た部分を切り取って妻壁の形状に合わせる
当然、このままでははみ出た野地板が邪魔で合板が張れなくなってしまうので、トラスの形状に合わせてはみ出た部分をカットしていきます。
小屋の側から、レシプロソーを用いてカットしていったのですが、思った以上に姿勢が苦しく手力が入り辛く、大変な作業でした。
レシプロソー自体がかなり大きいため、どうしても垂木の間で使用しようとすると引っかかって上手くいかなかったので、どうしても無理な端の部分は手鋸でカットしていったのですが、これもまた大変でした。
とはいえ、何とか野地板をトラスの形状に合わせてカットすることができました。
この日はもう疲れてしまったので、翌日に反対側を行い、妻壁の外壁材貼り付けは終了しました。
④まとめ
今回は、屋根下地合板を取り付ける前にトラス部分の妻壁の外壁材を取り付け、三角形状に加工していく作業の様子をお伝えしていきました。
思った以上に取り付けた後に三角形状に切り出すのが大変でしたが、これがもし屋根下地合板を取り付けた後だったらと思うと恐らくもっと大変だったと思うので、先にやっておいてよかったかなと感じました。
次回こそ……次回こそは本当に屋根下地合板の取り付けを行っていく予定です。
今後屋根作業は「下地合板」「断熱材取り付け」「2重屋根の取り付け」「下葺き材」「水切り金物」「屋根材」「棟換気材」とそれはもう取り付けるべきものがてんこ盛りで、一体いつになったら終わりが来るのか気が遠くなりそうですが、一つ一つクリアしていきたいと思います。
どうか気長にお付き合いいただけたら幸いです。
以上で今回の記事は終わりです。
また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。