どうも、たかしです。
生活の拠点とするための小屋建築の様子をお伝えしていくシリーズ、屋根の建築編の第六回になります。
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前回の記事では、屋根下地合板を取り付ける前にトラスの外壁部分の外壁材を貼り付け、トラス外壁の形状に合わせてカットしていきました。
これでこんどこそ本当に屋根下地合板を取り付けるまでの準備が完了したということで、今回はようやく屋根下地合板の取り付け作業に入って行きます。
……が、とうとうここに来て素人DIYによる小屋づくりの綻びが出始めることになります。
一体何が起きたのか……やっていきましょう。
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①屋根下地合板の取り付け
屋根下地合板を取り付ける際には、まずとっかかりとなるビスを垂木に打っておかなくてはなりません。
とっかかりのビスに引っかけつつ、屋根の上に合板をセットします。
垂木の間から身を乗り出しつつ、合板を垂木にビスで打ち付けていきます。
一応命綱として、ロープフックを棟木に回しつつ作業をしています。
上段を取り付けたら続いて下段の合板を取り付けていきます。
下段の合板には、予め軒下通気口を取り付けるための下穴をあけてあります。
今回屋根下地用の合板には9mm厚の物を使用していますが、12mm厚の物と比べると非常に軽く取り回しがしやすいのでおススメです。
②合板と垂木のズレが発生
合板を取り付ける際には、頂点部分と角をしっかり揃えて取り付けて行ったのですが……
垂木と直角に交わっておらず、微妙にずれてしまっていることが判明しました。
垂木を取り付けた際にチェックした時にはずれは無かったように見えたのですが……やはり棟木とトラスの交わる地点がズレていた時から不安には感じていたことが、ここに来て顕在化してしまったようです。
反対側は逆に合板が落ち込む形でズレていたので、どうやら垂木が全体的に斜めになってしまっているようです。
さて、このズレをどのように修正していったのかというと……
棟木の位置のずれによって垂木が歪んでいるのだとしたら、まだ固定していない棟木をズレている方向に押し出せば修正できるのではないかと思い、ゴムハンマーでひたすら叩いて棟木をずらしていきました。
その結果、ずれを修正することができました。この時点では。
実は、この行動が後にとんでもない事態を引き起こすことになってしまいました。
③合板取り付け完了&更なる問題発生
もう片方の合板も上段・下段合わせて取り付け終わり、これで屋根下地合板の取り付けが完了したのですが……
反対側の垂木が大きくゆがんでいることが発覚しました。
しかもこれ、桁の飛び出しようを見てもらえばわかると思いますが、上段を取り付けた段階で発生していたずれを修正してなおこの歪みようですからね。
見れば、棟木を押し込んだ方向へ垂木が大きくゆがんでいてるのが分かります。つまり、片側を修正するために棟木を押し込んだら、反対側はより一層歪みが大きくなってしまったということですね。
当然、反対側の垂木も歪んでいます。
こちらも、上段の合板を当てはめた段階で大きくずれていたのを、桁ギリギリまで修正してなおこのずれようですから、もう本当にどうしようもありません……。
そして、今回最大の問題がこちら。
暗くてわかりづらいですが、本来であれば垂木の上に2枚の合板の継ぎ目が来るはずなのに、完全にずれて左側の合板が垂木に乗っからずに宙に浮いてしまっています。
これでは左側の合板の端がグラグラしてしまって安定しなくなってしまいます。あまりにも由々しき事態です。
本当、マジで何でこうなった???
④まとめ
今回は屋根下地合板を取り付けて行った結果、屋根の垂木が大きくゆがんでおり、様々な問題が発生していることが判明してしまった様子をお伝えしていきました。
一体どうしてここまで歪んでしまったのか……トラスの立て付けが悪かったのか、垂木の取り付け位置が悪かったのか……うーん。
今回僕が挑戦した屋根の形状が「切妻屋根」といって、中央の棟木から左右に垂木を渡す形式の屋根で難易度が高めだということは分かってはいたつもりだったのですが……正直予想以上でした。
とはいえ、ここまで来てしまった以上何とか修正していって小屋として成立させていくしかありません。
なので、次回は今回発生した問題を少しでも改善するために修正を施していく様子をお伝えしていきたいと思います。
これがド素人DIY小屋の現実ですね。何とか住める状態までにはもっていけるよう頑張ります。
今回の記事は以上となります。
また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。