どうも、たかしです。

生活の拠点とするための小屋建築の様子をお伝えしていくシリーズ、屋根の建築編の第九回になります。

  • 建築予定地の整地
  • 基礎の位置決め・高さ合わせ 
  • 土台建築 
  • 壁パネル作成・設置 
  • 屋根建築 ←まだここ
  • 外装 
  • 内装
  • 建材設置

前回の記事では、屋根の下地合板に防水シートを取り付け、その上から断熱材を充填していきました。

設計上雨水は侵入しない箇所だが、一応防水処理
その上から通気垂木を設置し、その間に断熱材を充填していった。

今回の記事では、二重屋根の通気層に必要な追加の垂木を取り付けていき、更にその上に二重屋根の下地合板を貼り付けていきましたので、その様子をお伝えしていきます。

それではやっていきましょう。

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①二重屋根の下地合板の切り出し。

今回、屋根の縁に「広小舞」と呼ばれる水切りを良くするための部材を取り付けることにしたので、その分だけ縁の部分を切り出していきます。

こちら、屋根の縁を横から見た図なのですが、鼻隠しや破風板のような屋根の縁を隠すように取り付ける部材の上に、若干飛び出たように取り付けてあるのが「広小舞」になります。

若干縁が飛び出るように広小舞を設置することで、水が下に落ちる際に垂木や下地合板まで水が浸透しづらくなり、屋根が長持ちするようになる効果があるそうです。

広小舞は垂木の上にまで渡って取り付けるため、下地合板の縁がその分だけ短くなることになります。

今回は合板の縁を70mm短くして広小舞の設置余白としました。

②通気垂木の追加設置

断熱材周りしか設置していなかった通気垂木を、縁の部分を中心に追加で設置していきました。

縁の部分の通気垂木は、広小舞と屋根下地合板両方分が乗らなくてはならないため、垂木を二本取り付けて幅を持たせています。

ただ、軒先の方の通気垂木は、一番端だけに2000mmの杉垂木を丸々使い、その上の合板が乗っかる部分に関しては節約として杉垂木の端材を3本使って補うことにしました。

③二重屋根下地合板の取り付け

追加分の垂木設置も完了したところで、二重屋根の下地合板を取り付けて行こうとしたのですが、ここでいきなり問題が発生しました。

上記画像を見て分かる通り、またしても垂木と合板の端がズレてしまっています。

このままでは断熱材の上に合板が乗っかってしまい、通気層を保つことができなくなってしまうので……

断熱材を削り、新たに垂木を端材で追加して無理やり合板が乗っかるようにしました。

その後、下段まで仮止めして問題ないことを確認してから本ビス止めをしていったのですが、これだと通気垂木の位置が分からなくなってしまうことに後から気付きました。

今回、断熱材の幅をあらかじめ固定していて、その幅で通気垂木も設置してあることが分かっていたので、その幅をいちいち計りつつ何とか通気垂木の通っている位置を見つけつつビス止めをしていったのですが、これはかなりめんどくさいため、上段だけをビス止めして垂木の位置をしっかり確認してから下段をビス止めしていくといった手順の方が良さそうです。

二重屋根の下地合板を取り付けるのに想像以上に時間がかかり、ここまでで日が暮れてしまったため、反対側は次の日に取り付けることにしました。

翌日、反対側も同様に通気垂木の追加設置からやっていきます。

通気垂木が全て設置し終わったら、二重屋根の下地合板を取り付けて作業完了です。

流石にこちら側の下地合板の取り付けは、反対側と比べるとめちゃくちゃ素早く済ませることができました。反対側が5時間ぐらいかかったのに対して、こちらは2時間ちょっとで済みましたからね。

これで今回の作業は終了です。

④まとめ

今回は二重屋根の下地合板を取り付けるまでの作業の様子をお伝えしていきました。

小屋建築の大変なところは、する作業する作業ほぼ全て新しいことの繰り返しで、なかなか作業に対する慣れが積み重なっていかないところですね。

今回、下地合板の取り付けに片側ずつで所要時間が半分も違ってくるぐらい、屋根の下地合板取り付け作業に関しては自分の中でマニュアル化できたのですが、この経験が次の作業では全く違ったことをしなくてはならないため活きてこないんですよね。それがなかなか大変です。

まあ、ビス止めとかは流石にだいぶ慣れてきましたけど……それでも高所で不安定な姿勢での作業だと未だに時間はかかってしまいますね。

早く高所作業の建築工程を終わらせたいものです。内装とかやりたい……!!

以上で今回の記事は終わりです。

また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。