どうも、たかしです。

ここ最近ずっと小屋建築の記事が続きましたが、今回は久しぶりに小屋暮らし予定地のある集落の町内会行事に参加してきましたので、その様子をお伝えしていきます。

その町内会行事とは「地域草刈り」です。国道・市道沿いなどの利用頻度の高い道の草を、とにかく刈っていくという集まりになります。

今回、引っ越ししてから初めての地域行事ということで、気合を入れて参加してきたのですが……そこで思いがけず地方の闇を感じる出来事に遭遇してしまいました。

今回の記事では、地域行事である草刈りの様子をメインに……していくつもりだったのですがあまりに衝撃的すぎる出来事があったのでそちらの方をメインにしつつ、ついでに草刈り行事の様子についてもお伝えしていきます。

それではやっていきましょう。

【その他】空き家から出てきた謎銀をなんとか売るために奔走した記録

①「地域草刈り」の概要

地域草刈りは、年に何回か行われる町内会で集まれる人たちが集まって行われます。

日曜日の朝8時半に町の集会所に集合して、そこから各集落で分かれて主要道路沿いの草刈りを行っていきます。

参加者は平均年齢50~60歳といった感じの男性陣十数名で、そこまで大々的な行事といった感じではなく、清掃時間も午前10時までと割とすぐ終わる感じでした。

皆さん装備品としては「草刈り機」「作業着」「長靴」といったいで立ちで、僕は現地でヤッケと胴付き長靴、そしてヘルメットに着替えたのですが、「お~やるきだね!」といった感じで軽くからかわれてちょっと恥ずかしかったです。

さて、集合場所に参加者が全員集まったところで総代さん(町内会長的な役割)からこの日の草刈りの説明が始まったのですが……その前にとあるヤバすぎな話が始まったのです。

②ボロボロの廃墟寺解体費に関する話で議論紛糾

総代さんはとある見積書を取り出し、こんな話をし始めました。

総代

崩壊した○○寺の解体の件なんですが、業者に見積もりを取ってもらったところ56万かかることが分かりました。町内会の積み立て金から出す予定です。これが見積書なので皆さん確認してもらって、OKなら依頼を出そうと思います。

なんと、僕の住んでいる集落の中に、崩壊したボロボロの寺があったのです。

もうここに引っ越してきて1ヶ月以上経つというのに、そんなものがあることを全く知りませんでした。集落内は一通り見て回ったつもりでいたのですが……

寺の名前で調べてみると確かにヒットして、なんと郵便番号まで一緒でした。

さて、手回しで順繰りに解体費用の見積もりを回覧し終わったところで、住人の方からこんな意見が飛び出して議論が紛糾します。

住人

流石に高すぎる○○さんのユンボを使って、ワイヤーとかで引っ張りながら崩せば何とかなるのでは?

これにはユンボを所有している○○さんも苦笑い。

メンバーの雰囲気としては「いやいや無理だろ」「流石に危ないって」「高いは高いけどさぁ」って感じで、自分たちで解体するのにはどちらかというと後ろ向きな感じでしたが、やはり町内会の積立金を使うということで全会一致でないとなかなか決められない様子でした。

僕はというと、そもそも寺の規模がどんな物かも分からないし、崩れているといってもどの程度なのかもわからないため、ただただ話を聞くことしかできず……。

ただ、聞いていて以下の点に関してはめちゃくちゃ闇だなと感じました。

  • この事態に寺の本山、住職やその子息はノータッチ。
  • ボロボロでほぼ機能していない寺なのに、総代さんが何回も廃寺の申請をしても断固として本山が首を縦に振らない
  • そのくせお布施金は毎年何万円も取っていく。そのくせ寺の維持管理は全くしない

寺やばすぎだろ。

③草刈り後、一同廃墟寺に集結

その後、僕はご近所の人について行って、集落に入って行く道沿いの草を刈っていきました。

見た通り木の枝とかもたくさん転がっている場所だったので、草刈り機で刈り辛くて大変でした。

とまあ、草刈りのことに関してはこれでおわりとして……その後一同寺で再集結して再び話し合うことに。

そこで初めて崩壊したという寺を見たのですが……これがもう本当にすさまじくて。

ちょっと流石に現物の写真は著作権の問題もありますし、場所バレしそうなのでフリーの画像でイメージしてもらいたいのですが……。

これよりももうちょっと規模の大きな寺が、これよりももっと崩壊している(画像が2割崩壊だとしたら、現物は4割崩壊ぐらい)と思ってもらうといいかなと。

最大の難点になりそうなのは、まだ屋根だいぶ残っていたということですね。屋根が半分ほど落ちてしまっていたのですが、もう半分は残っていて、それが見事な屋根瓦でした。

屋根が残っていなくて、ただ柱だけが残っているぐらいの状態だったら、自分たちで解体……というのもできそうなのかなと思っていた節もあったのですが、現物を見たら「あ、これは無理だわ」と確信しましたね。

まあ、自分たちでの解体を提案した方は現物を前にしても「ワイヤーで引っ張れば行ける」とかたくなだったんですけどね……。

結局その場で結論は出ず、とりあえずまた次集まる時にでも地面に落ちている瓦礫を皆で片付けて、そこから本当に自分たちで解体できるのか、もしくは業者に値引き交渉できないかまた考えるといった、言ってしまえば先延ばしにする方向で話は終わり、その日は解散となりました。

これは……どうにかなるのか??

④まとめ

今回の記事では、地域の草刈り行事に参加したらとんでもない寺と地方の闇を垣間見てしまった事件についてお伝えしていきました。

あまり詳しくお話しして何かしらの権利関係に触れてしまっても嫌だなと思い、かなり全体的にぼかしてお話ししていったのですが、闇ぐあいは伝わりましたでしょうか?

また次回、お盆当たりの腸内かいの集まりで今回お話しした寺の瓦礫片付けが行われるみたいですので、その時の様子なんかもまたお伝えしたいと思います。

いや、もう本当に近くで眺めているだけでも怖くなってくるような危うさのある廃墟寺だったんで、正直瓦礫の片づけだけで結構恐怖なんですけどね……瓦が頭上に落ちてきたら終わりですけどね。

その時にはちゃんと責任もって寺が僕を成仏させてもらいたいものですね(今世紀最大のブラックジョーク)

以上で今回の記事は終わりです。

また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。