どうも、たかしです。

前回記事から等々始まった「マダニの大規模駆除作業」のシリーズ、前回は「直接駆除」「草刈り」「除草剤散布」の全工程を問題なくこなすことができるかどうか、道具・機器の準備点検を行っていきました。

今回の駆除作業で使う品々

今回はいよいよこれらの道具・機器を使って「マダニの駆除作業」に入っていきます。

マダニ駆除スプレーを使用した「直接駆除」、住処である草むらを除去するための「草刈り」、最後にダメ押しとしての「除草剤散布」までの全工程の様子を、今回の記事ではお伝えしていきます。

それではやっていきましょう。

動画も作成しました。よろしければ併せてご覧ください

①装備紹介

今回、駆除作業ということでどうしてもマダニが身に降りかかりかねない領域にまで進出しての作業が必要になります。

そのため、前回の分布作業時以上の防護装備を新しく用意しましたので、まずはそちらの紹介をしていきます。

こちらは草刈り作業時に装着する用の装備品です。

ヘルメットや防護メガネは草刈り時には装着が推奨されています。草刈り作業時は様々な細かい物体がブレードに弾かれて飛んできますから、身を守るためにこれらの装備が必要となります。

防振手袋は元から空き家にあった物をまだまだ使えそうで汚れ・臭いともに前々期にならないレベルだったのでそのまま使用します。

作業マスクに関しては、正直防護メガネとの相性が悪く(すぐ曇ってしまうため)できれば付けたくないのですが、やはり安全性の問題+マダニ防護の観点から言ってもできるだけ素肌を出さない方が良いため、草刈り時と除草剤散布時のみ装着することにします。

今回新たに作業用手袋としてビニール手袋を装備することにしました。

前回の分布調査時はは軍手のみで作業したのですが、布地のすき間から中に侵入されてしまいそうで怖かったんですよね。

ビニール手袋なら裾も長くてその面でも安心なので、草刈り時以外は基本的にこちらを装備して作業していきます。

ビニール手袋はできれば長く持たせたいので、要所に応じて上から軍手を着用して作業します。

後の装備としては、首周りの防護&暑さ対策として日よけつきインナーキャップを準備したのに加え、マダニ防護のために更にもう一つスプレー類を購入しました。

それがこちら、アース「ゴキバリア」

こちらは直接噴霧以外に、侵入されたくないエリアに事前に散布しておくことで侵入防止&駆除ができるという品なのですが、こちらを胴つき長靴に散布しておくことでマダニに取りつかれたとしてもその後服の中へ侵入される可能性が減るのではと考え、購入することにしました。

素肌に塗ってしまうと肌に悪いので、普通の服であれば使用するのは望ましくないとは思いますが、この胴つき長靴はもともと水場への進入用なので完全防水。なので散布しても問題ないと判断しました。

これで今回のマダニ駆除作業に使用する装備品の紹介は全てとなります。

②駆除作業の様子

1.駆除スプレー散布

駆除作業では、マダニが潜んでいると思われる疑わしいポイント全てに、とにかく処置を施していきます。

まずは最もマダニがヤバかった庭先

続いて裏庭

空き家の正面

小屋建築予定地に至るまで、とにかく全範囲にスプレーをしていきました。

当初の予定では農地の入り口辺りまでは駆除を施す予定だったのですが、残念ながら今回用意したスプレーがここまでで全て使い切ってしまったため、今回はこれら4カ所を重点的に駆除作業していくことにしました。

2.草刈り

駆除スプレーを施したのと同じ範囲に生えている、背丈のある草木を草刈り機で伐採していきます。

最初はチップソーを使ってみたのですが、空き家に生えている草木は柔軟性が高い草木が多いうえに密集している訳でもないためか、はたまたチップソー自体が錆びてしまっていたためか、全く良い感じに切れなかったためナイロンカッターで伐採していくことにしました。

ナイロンカッターとは、円盤形状のケースからナイロン製のワイヤーが日本飛び出している形のブレードで、チップソーと比べて太く硬い枝木を伐採するのには向きませんが、より安全性と柔軟性に長けたものとなっています。

チップソーは錆びてしまっていましたがナイロンコードは錆びないため、こちらは問題なく使用することができました。

途中裏庭に捨てられていたネットに絡むというアクシデントはありましたが……

普段の状況だったらこういうものも除去して作業ができるのですが、どこにマダニがいるか分からない状況では怖くて手が出せないので厄介です。

また、ナイロンカッターでは伐採できないような固い枝木に関しては、枝切ばさみで一本ずつカットしていきました。

地面だけでなく、木から生えている横木もマダニが生息していそうな部分の物は全て剪定してい置きました。

3.除草剤散布

最後に除草剤を散布していきます。

最初、乾電池式の噴霧器を使用していたのですが、5分も持たずに霧が出なくなり全く使えなくなってしまいました。やはりモーターが劣化してしまっていたようです。

そのため、急遽コオロギの水場への給水用に使っていた蓄圧式の噴霧器(1L)で除草剤を撒くはめになりました。

DCM製のこの噴霧器は特に問題なく散布することはできましたが、やはり1Lしかないタンクだと補給の手間が多くて大変でした。

今後も噴霧器を使用する機会は多いと思うので、今度改めてもっとマシな噴霧器を購入する必要がありそうです。

これにて全ての駆除作業が完了しました。

③まとめ

今回はマダニの大規模駆除作業をしていく様子をお伝えしていきました。

姿が見えない上に超大量にいるマダニを駆除する作業というのは本当に過酷で、ちょっと草木に触ってしまうだけでも「今取りつかれたんじゃないか?」と気にしてしまったり、「こんなもんでいいのか?」「もっとやったほうがいいんじゃないか?」と不安になったり、とにかく落ち着かない中での作業だったのでめちゃくちゃ疲れました。

除草剤の効果が表れるまでには2~3日かかり、さらにそこから草木が完全に枯れるまでは1~2週間ほどかかるようなので、ここからはまずは様子を見る以外は無さそうです。

そうすると結局マダニの根絶を確認するより早く空き家に引っ越すしかなくなるわけですが……仕方がありませんね、アパートの引き払い日は決まっていますので。

という訳で、またその後どうなったのか、マダニを根絶することができたのかどうかといった内容の記事を後々お伝えしたいと思います。

理想を言えば根絶、もしくは旗振り法でも滅多にマダニがくっついてこないぐらいの状況になるといいのですが……獣が侵入してくる以上それも難しいのかもしれません。マダニは獣にくっついてその版図を広げますからね。

獣対策同様、これまた長い戦いになりそうですが……完全勝利目指して頑張っていきたいと思います。

以上で今回の記事は終わりです。

ここまでお読みいただきありがとうございました。また次回の記事でお会いしましょう。