どうも、たかしです。

つい先日の記事で、ある日突然同じ集落に住む隣人から、杉の丸太で出来た物置小屋を丸ごともらったお話をお伝えしていきました。

まさかのユンボでの丸ごと配送
その後、まさかのトラックからのダイレクトダイブで配送完了

さて、せっかく頂いたからには有効活用しなくてはもったいない。というか、いつまでも道路脇に置いといたら邪魔ですし、木材も劣化していってしまいます。早急に何とか設置しなくてはなりません。

しかし、塊のままでの直送でしたので、このままの状態では僕一人の力では如何ともしがたいものが在ります。

と言う訳で今回の記事ではまず、この組み上げられた状態の丸太小屋をまずは解体していきましたのでその様子をお伝えしていきたいと思います。

それではやっていきましょう。

①バールでとにかく解体していく

この丸太小屋は本当に立派な作りになっていて、丸太同士の重なる部分が全てしっかり150mmもの長い釘で接合してあります。

その上接合に使われている鉄釘は錆びて丸太と固着してしまっており、くぎ抜きを差し込む猶予もないぐらいバッチリ埋め込んでしまってあるのが、解体する側としては質の悪いことこの上ありません。

解体するには、丸太と丸太の接合部にバールを無理やり差し込み、丸太ごと釘を持ち上げて取り外していくという方法を取りました。この方法の最大の難点は、接合部になっている丸太の切り欠け部分で釘を引っ張ることになるため、その部分に最も力がかかってしまうということ。その結果丸太が割れてしまう危険性があるということです。

丸太が割れてしまったらその時点でかなりめんどくさいことになるのは間違いないので、できるだけ切り欠け部分に力が集中してしまわないよう、バールを奥まで差し込み、ゆっくりと持ち上げながら解体していきました。

力も使う上に気も使わなくてはならない作業で、なかなか大変でした。以前空き家の横に立っていたボロボロのトイレ小屋を解体した時があったのですが、その時は木材がいくら傷もうが割れようがお構いなしだったので、とても気楽だったのだなと今更思い知りました。

作業開始から大体2時間ほどかかって、何とか丸太を痛めることなく解体することができました。

最初から最後までバール一本で解体することができました。やっぱりバールしか勝たん!

②丸太から釘を取り除く

釘ごとバールで持ち上げて解体したので、解体した丸太にはこのように釘が刺さったままになっています。

このままだと危ないし、今回小屋を立て直す際には木ネジを使って接合していくためこの釘は邪魔なだけなので、すべて取り除いていく必要があります。

しかし、解体していく際にもネックだったように、釘頭はかなりしっかりとめり込む形で打ち込まれていて、くぎ抜きの入るすき間もない状態です。このままだと釘を取り除くのは厳しいので……

ハンマーを使い、反対側から釘の先っぽを押し込む形で叩いていきます。すると……

反対側から釘の頭が出てくるので、こうなるとバールで釘を抜くことが可能になります。

釘が長すぎてバールだけだと引っこ抜けないので、バールと丸太の間に石を挟み込んでやっと抜くことができました。

この調子で全ての丸太の釘を抜いて行ったのですが、錆びた釘は丸太と固着していてかなり抜くのが大変だったので、こちらの方が解体より時間がかかり2日がかりになってしまいました。

釘が刺さっているのが丸太だというのも抜くのが大変だった要因の一つですね。引っこ抜こうとしてもゴロゴロ転がってしまってなかなか力が入らなかったため、丸太を足で押さえつけつつ、回らないよう丸太と平行の方向に向かって釘を抜かないと上手くいきませんでした。

③屋根部分の解体&釘抜き

実は本体部分以外にも、屋根部分もいただいていました。

左奥にある外れている部分が、元の所有者である隣人がクレーン車をぶつけて壊してしまった部分です。この位だったら全然問題はなさそうです。

こちらも同様に、バールを使って解体していき……

釘を全て抜いておきました。

以上で全ての解体&くぎ抜きが完了となります。

④まとめ

今回は隣人から突然頂いた物置丸太小屋を解体していく様子をお伝えしていきました。

結果として、ほぼ何の傷みも無く全ての丸太を解体していくことができました。隣人の話では、この丸太小屋は作成してから20年経っているということだったので丸太が壊れないかかなり心配だったのですが、杉の丸太の頑丈さは素晴らしいですね。

次回からはいよいよ小屋の再建築ということになるのですが、一つ問題があって、もともと基礎に使われていた丸太がもう腐敗してボロボロになってしまっているんですよね。

もともと掘っ立て小屋として建てられていたので、基礎丸太の先は焼き入れ加工をして埋められていたようなのですが、それでもこれだけボロボロになってしまう訳ですからね。20年という歳月の重みを感じます。

そんな訳で、基礎はまた別にどうするか考える必要があるんですよね。さてさてどうしたものか。

また物置小屋に進捗が合ったらご報告しますので、どうかお楽しみに!

以上で今回の記事は終わりです。

また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。