どうも、たかしです。

先日の記事では、これまでほとんど手を付けてこなかった空き家の風呂場の掃除を進めていったのですが……

掃除を進めていく中で、段々と自分の中でも「空き家での入浴をどう済ませるのか」という問題がリアルになってきて、ふと真剣に計画を立てたくなりました。

やはり小屋暮らしをするにおいて「風呂をどうするか」というのは切っても切り離せない問題です。かの小屋暮らしのパイオニア「吉田克也」様は、小屋暮らし当初は「バケツの水でタオルを濡らして体を磨く」という強者スタイルでいらしたようですが……

僕のような生まれも育ちも近郊でやわに育ってきた人間には、とてもそんなストロングスタイルは真似できません。やはりシャワーを浴びたいですし、それも温水である必要があります。

幸いにして空き家には電気も水道も通っているため、どうにか工夫すれば多少は近代的な入浴スタイルを実現することは難しくなさそうです。

ということで今回は、「空き家の風呂場で温水シャワーを浴びるにはどうしたらいいのか」について考えていきます。

最終的にどうしても無理そうなら「吉田克也」神のようなストロングスタイルもやむ無しではありますが、やはりできる限り近代的な入浴スタイルを保てることを目指して計画を立てていきます。

それではやっていきましょう。

案① 普通に蛇口にシャワーをセットする

最も現代的である「蛇口にシャワーをセットして温水を浴びる」という方法ですが、不可能ではありませんが果てしないほどの費用が必要になってしまいます。

現在空き家の風呂場は「ボイラー追い炊き式」の風呂釜となっており、蛇口は給湯器にセットされておらず、というか給湯器自体が存在しません。

蛇口は冷水のみ(右手のホースは洗濯機につながっている)
お湯は石油を燃料としたボイラーで沸かしていたようだ。
給湯器と呼べるものは、キッチンの簡易的な物のみだった(現在は撤去済み)

となると、蛇口から温水シャワーを浴びるためには新規で給湯器を設置する必要があるのですが、その設置費用はというと……

  • 給湯器の新設……約25万円
  • シャワー機能付きのバランス釜設置……約20万円
  • 必要経費……計約45万円

参考ページ:ハピすむ「お風呂のシャワーの取り付けにかかる費用や工事とは?」

という、トンデモ費用が必要になってきます。これは流石に厳しいです。

それに加えて、この空き家はプロパンガスを利用していたようなのでそのための契約とか、ガス管を新しく設置する必要があったりとか、いろいろと手間が発生します。これでは全くスマートではありませんね。

以上の理由から、ごくごく一般的な蛇口からの温水シャワーの案は、この空き家では実現が難しいという結果に至りました。

案② エコキュート(電気式温水器)を使う

ガスを利用した給湯器の設置が厳しいのであれば、近年注目が集まっているエコキュート(電気式温水器)を利用する方法があります。

エコキュートは、ガスの代わりに電気を利用した給湯器や温水器の総称です。様々なメーカーの品がありますが、その中で僕が注目しているのは壁掛け貯湯式のエコキュート、itomicEWM-14Nアイホット14です。

多くの家庭用エコキュートが、巨大な貯水タンクをはじめとした大掛かりな設備の設置が必要なのに対して、こちらのアイホット14は壁掛け式で、施工もDIYで十分可能な難易度になっています。

基本的にはキッチンなどに取り付けて使う簡易的な給湯器という扱いですが、取り付ける位置によっては十分浴室のシャワー用としての運用も可能そうな気がします。

ただネックとしては、電源をオンにしてすぐお湯が出るような「瞬間湯沸かし式」ではなく、内部の貯水タンクでしばらくお湯を温めてから使用する「貯湯式」であるため、お湯を使用する前に前もって沸かしておかなければならず、貯水タンクの分しかお湯を利用できないというデメリットもあります。

商品パンフレットによると、貯湯量は14Lで、湧き上がるまでの時間は約98分ということなので、うまく運用するためにはそれなりに慣れが必要になって来そうです。

費用も、上記のガス給湯器に比べれば安いですがそれなりにかかり、本体の希望小売価格は約12万円となっています。

水道と電気さえあれば使用できるため、空き家の風呂場に丁度いい設備かとは思うのですが、導入するにはそれなりの覚悟が必要ですね。

そもそもがキッチンなどでの運用を想定されているため、風呂場のように湿気が強く、水滴も多く飛んでくる環境で正常に作動するのかどうかもかなり不安な部分です。

この案は一旦保留とさせていただきます。

案③ ボイラー炊き+電動ポータブルシャワー

もともと空き家に設置されている石油式ボイラーを活用し、かつキャンプなんかで使用されるような「電動ポータブルシャワー」を併用する案です。

「ポータブルシャワー」とは、キャンプのような屋外でシャワーを浴びるための道具で、大きく「電動式」「吊り下げ式」「蓄圧式」の3種類があります。

「電動ポータブルシャワー」は、USBだったりDCなどの電源からポンプのバッテリーを充電し、そのポンプを水に浸けた状態で電源をオンにすることで、ホースの先のシャワーから水が出るといった仕組みの物が多いです。費用は大体5000円前後の物が多く、上記2つの案と比べると非常にお手頃価格となっています。

こちらの商品を、空き家の追い炊き式ボイラーで沸かした浴槽の中にポンプを沈めればシャワーを浴びることができるという案になります。

ただこちらの案にも問題はありまして……。

まず空き家のボイラーが果たして正常に作動するのかどうかまだ試していないので分からないということです。現在空き家は電気の契約をしていないため、作動に電源を必要とするボイラーの試運転ができていません。そのため、もし長年放置されていたボイラーが使用できない状態であれば、交換なり修理なりの手間と費用が発生します。

そして2つ目の問題は、そもそも毎回ボイラーでお湯を沸かすのが面倒くさいということ。僕はあまり浴槽に浸かるタイプの人間ではなく、現在ユニットバスの部屋に住んでいますが浴槽にお湯を溜めて入るのは、真冬の特に寒い日の特に気が乗った時ぐらいで、年10回行くか行かないかといったところです。それをシャワーのために毎回大量のお湯をボイラーで沸かすのは効率が悪すぎます。

最後に「電動ポータブルシャワー壊れやすい説」の問題もあります。色々な方のレビューを見てみると、電源スイッチとバッテリーとポンプが一体型になっている奴なんかは特に壊れやすいみたいで、使用から10回ほどで壊れたとか、半年で5~6個壊れただとかいう話をよく見かけました。

電源とポンプが一体型ではないタイプだと多少は頑丈みたいですけどね。ただ、それでも一個5000円前後もするものがそう簡単に壊れてしまうというのも、この案を敬遠してしまう要因の一つになってしまいます。

以上の理由から、この案も一旦保留とすることにしました。

案④ 「蓄圧式ポータブルシャワー」+「投げ込みヒーター」

こちらは上記でも紹介したポータブルシャワーの内、「蓄圧式」のものと水を温める「投げ込みヒーター」を組み合わせた方式になります。

「蓄圧式ポータブルシャワー」とは、密閉されたタンク内に空気を送り込んでその圧力によって水を噴射する方式のシャワーになります。構造としては以前僕が「コオロギ用給水機の開発」の記事で紹介したハンドスプレーと同じ物になります。

商品ページ:マルハチ産業 蓄圧式 ポータブルシャワー 7L

価格はタンクの容量にもよりますが、7Lの物は大体2000円~3000円の間と非常にリーズナブルです。

こちらのポータブルシャワーは貯水タンクといった意識になっているところがポイントで、その貯水タンクに水を溜めたうえで中に投げ込みヒーターを投入してお湯にしてしまえば、「温水シャワー」を浴びることができるのではないかという計画になっています。

商品ページ:投げ込みヒーター プールヒーター 1500W 

投げ込みヒーターも、安い物は3000円~4000円ぐらいが相場となっており、割と手を出しやすい価格帯となっています。

二つを合わせても予算が1万円かからず、また不確定要素も少ないため、今のところ一番現実的な案なのではないかと考えています。

ただ、こちらの案にも注意点がいくつかありまして……。

まず、タンクの容量が7Lと非常に少ないことです。もっと大きいサイズの物もあるのですがそれは5000円を超えるような高価格帯のものになってしまうので、お試しに手を出すということがしづらくなっています。

色々調べてみても、一般的に1回のシャワーで使う水の量は20~30Lということだったので、7Lという容量は非常に少ないと言えます。かなり水の消費量に気を付けないと、途中で水が切れてしまうことになりかねないでしょう。

もう一つの注意点は、タンクの耐用温度が上限50度と低いこと。安い投げ込みヒーターには基本的に温度調節機能が付いておらず、70度まで水温が上昇したら自動的にオフになり、また50度を下回ったらオンになるようになっているものが多いようです。

そうなると、ヒーターを投入してそのまま放ったらかしにしてしまうともしかすると、タンクが熱で歪んでしまったり溶けてしまったりといった事態が起きる可能性があります。

そのため、どれぐらい時間が経ったらどのくらい温度が上がるのかを把握して、タイマーなりセットして運用するか、もしくはいったん別容器で温めてからタンクに投入するといった工夫が求められるでしょう。

まとめ

今回は「空き家の風呂場で温水シャワーを浴びるにはどんな方法があるのか」について考えていきました。

結果としては、まずは案④の「蓄圧式ポータブルシャワー」+「投げ込みヒーター」に関しての実験を進めつつ、無理そうであれば方法を変えるなり他の案の導入を検討したりといった方針で計画を進めていくことになりました。

案④の素晴らしい点は、それぞれの器具が安価なので「試しに購入する」ということへのハードルが低く、気軽に導入・実験がしやすいことですね。都に何かしら設置する設備的な物も必要ないため、何なら今住んでいるアパートでも実験してみることは十分可能です。

という訳で、早速注文しちゃいました。

まずはこのポータブルシャワーを実際に使用してみて、「タンクの容量は足りるのか」「シャワーの水圧はどんなものなのか」「50度以上の温度だとタンクへの影響はあるのか」などについて調べてみたいと思います。アパートの水道からは既に温水が出ますので、投げ込みヒーターは買わずともポータブルシャワーの性能だけをまずは調べることができますからね。

実際に使用したうえで、「タンク容量があまりにも足らない」だとか「水圧が弱い」だとか、「50度を超えた時点であっさりタンクがダメになってしまった」などなどの問題が生じるようであるならば、色々と対処法を考える必要も出て来るでしょう。

何にせよ、全ては商品が届いて実際に試してからですね。また商品が届き次第レビューしていこうと思います。

以上で今回の記事は終わりです。

また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。