どうも、たかしです。

年が明け、季節は真冬中の真冬。毎日寒い日が続き、気温が0度を下回る日も多くなってきました。

そうなってくると気になるのはやはり空き家の藪に巣を張っていたオオスズメバチの巣のことです。

前回は12月に巣の様子を観察してみたのですが、ぱっと見は活動休止しているように見えていてもまだ数匹のオオスズメバチが生き残っており危うく襲われそうになるといった事態に陥ってしまいました。

奥に巣盤があり、数匹がまだ巣にしがみついています。更には一匹が警戒に出てきている……!

この時出てきたオオスズメバチにビビりまくって、必死に逃げ出して盛大に転びまくったのは良い思い出です。

さて、この時から既に3週間ほどが経過しました。これだけ連日気温の低い日が続いたなら、流石にオオスズメバチも全滅しているはずです。

という訳で、今回再びオオスズメバチの巣を除き、その様子を観察してきました。

今回こそ特に何事も無く、オオスズメバチの全滅が確認できる……そう思って臨んだのですが、何とも奇妙な事態に遭遇することに!?

やっていきましょう。

①外観

まずは巣のある洞穴の外観から観察していきます。

空き家の裏手にある藪にある小さな洞穴。イタチのような小動物が一匹収まるかというこの狭い空間の中にオオスズメバチの巣が隠れています。

ちなみにこの日の気温はマイナス1度。既にオオスズメバチは全滅しているだろうと思いつつ、やはり前回1匹飛び出してきたトラウマがあったので、スズメバチの動きが鈍るであろう特に寒い日を選んで今回は突撃しました。

外観は前回と比較しても特に変化があるようには見えません。そのため、中を観察したら前回と変わらない巣盤のある光景が広がっているだろうと思っていました。この時は。

前回12月に突撃した時の外観特に変化は無いように見える。

②中の様子をカメラで撮影する

いよいよgoproを自撮り棒に取り付けて中の様子を撮影していきます。

前回撮影した際は、巣が思ったよりも洞窟の奥の方にあり暗くて撮影しづらかったため、今回はペンライトを準備し、急ごしらえではありますがgoproに装着して撮影してみました。

1.突撃1回目

さあ、洞穴の中の巣はどのような様子になっているのか……いざ突撃です。

その動画がこちら。

うおおっ、やっぱりハチはいない……んだけど、何か中の様子違わない?

動画見れない人用

空間が広がってて、かつ巣の下の方が削り取られているような……?

12月の様子比較用。 明らかに空洞が広がっている

な、何なんだこれは……?

2.突撃2回目

もうちょっと洞穴の中の様子を詳しく知りたかったので、視点を上の方に集中させて2回目の突撃を行うことにしました。

その動画がこちらです。

まず一つ分かったことがあります。この巣、思った以上にデカそうです。

巣盤が洞穴のかなり上の方から連なっていて、根元部分が見えません。恐らく上部で木の根っこかなんかをとっかかりに、洞穴の上部空間一杯に巣が広がっているものと思われます。

スズメバチの巣はアシナガバチなんかと違い、何段にも重なっているのが特徴なので、下手したら相当上の方まで巣が連なっているのかもしれません。

そして第二に分かったこと。やはりこの巣、下の方が破壊されています。

12月の時と比べると形が異なっていますし、洞穴の下にも破壊された巣盤らしきものが転がっているのが見て取れます。

洞穴の形状が変化していることからも察するに、どうやら何者かが洞穴内に侵入し巣を破壊していったようですね。

③周辺の状況から何が起こったのかを推測してみる

最初は、この土地の売主さんが年末年始を利用して空き家の様子を見に来た際、ついでに蜂の巣を駆除していったのかと思ったのですが……どうやらそうでも無さそうです。

もしも人間が駆除目的で巣を破壊したとするならば、こんな中途半端な破壊の仕方はしないはずです。僕がそうしようと考えているように、洞穴を掘り返して巣を丸ごと取り出すはずです。

何と言ってもスズメバチの巣はメルカリで売れますから、こんな商品価値を損なうような破壊の仕方をするはずがありません。

メルカリの「スズメバチの巣」検索ページ

つまり、スズメバチの巣を破壊したのは人間ではないことになります。

恐らくネズミやイタチのような小動物がねぐらとしてこの洞穴を利用しようとして、邪魔になったハチの巣を破壊した……といった感じなのではないかなと。

洞穴の中を良く見ると、巣を荒らしまわったような痕跡も残っていましたし……

洞穴の入り口周辺には動物の糞がたくさん落ちていましたので、まず間違いないのではないかと思われます。

それにしても、やはりこの洞穴は小動物にとって丁度いいねぐらになってしまうようですね。スズメバチの巣を撤去したのちは早急に埋め戻してしまった方が良さそうです。

④まとめ

今回は1月のオオスズメバチの巣を観察した結果、なぜか小動物に荒らされていたという奇妙な事態が発生した一連の様子をお伝えしていきました。

見た感じではオオスズメバチは一匹も残ってはいませんし、洞穴全体の様子を見ても恐らく全滅したものと思われます。

となれば、次にすることは決まっています。

そうです、いよいよオオスズメバチの巣を撤去する時がやって来たのです!

……とはいえ、完全に安全が保障されている訳ではもちろんありません。全滅しているかどうか完璧に確認できたわけではありませんので、もしかしたら・万が一にでも生き残っているオオスズメバチがいる可能性は否定できません。

オオスズメバチは恐ろしい生き物です。現在の巣の様子から、取り囲まれて一斉に刺されるなんてことは流石にないとは思いますが、それでも一回刺されただけでアレルギー反応を起こし命を落とすなんてことがありえますからね。

なので、万全の準備をしてからオオスズメバチの巣撤去に挑みたいと思います。

ということで、次回は「オオスズメバチの巣撤去~準備編~」をお送りする予定です。お楽しみに!

今回の記事は以上となります。

また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。