※本記事は生きているハチ、死んでいるハチ含めてとにかく虫画像が大量です。苦手な方はご閲覧にご注意ください。
どうも、たかしです。
今現在僕は、少なくともここ6年以上人が住んでこなかった空き家に生活の拠点を持っている訳なんですが、やはり何年も人が住まなくなると空き家というものはもはや家ではなく「生き物のすみか」と化してしまっているのだということ散々認識させられてきました。
まず、床下に侵入していたアナグマを何とか追い出し&侵入できないよう対処をし……
庭中の草に引っ付いているマダニの対処に追われ……(現在も未解決)
屋根裏に巨大コロニーを築いていたクロアリの結婚飛行を殺虫剤でぶっ壊し……
とにかくここ最近は、空き家周辺の獣&虫対策でてんやわんやで、「山奥の癒し」だとか「静かな空間」なんてものとは全く無縁の生活を送ってきていました。
そして、更に更に、「癒し」とも「静かさ」などというものは全く無縁の超危険生物がここ最近空き家周辺で跋扈していて、ますます気の休まらない日々を送っています。
それがこちら、日本最強のハチ「オオスズメバチ」です。
この空き家は、2023年の秋ごろまでオオスズメバチの巣が家のすぐ近くにできてしまっていたこともあるのか、とにかくオオスズメバチが半端じゃなく飛んでくるんですよね。
ということで今回は、空き家周辺を飛び交うオオスズメバチと僕のここまでの激闘の記録をお伝えしていこうと思います。
人がしばらく住むことの無かった山奥の空き家の現実を皆様にぜひ知っていただきたいと思います。
それではやっていきましょう。
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①これまで取ってきた対策
1.ハチトラップをとにかく設置
以前、軒下にできていたアシナガバチの初期巣を駆除した際に、「このままではヤバい」と感じて慌てて設置したこちらのアース「ハチがホイホイ」なのですが……
一週間ほどでパンパンになってしまいました……ヤバすぎません?
多少は蛾やハエ、他のハチなどの死骸もありますが、そのほとんどがオオスズメバチです。
ハチトラップは基本的に、誘引剤が発行する過程で出るアルコール臭でハチをおびき寄せている構造上、2~3週間で効果は弱まりますし、これだけ中身がハチで埋まってしまうと誘引効果が薄まる可能性も出てきてしまいます。
なので、その後も定期的にハチトラップを追加し続けて、最終的には7個ものハチトラップを庭にぶら下げることになってしまいました。
せっかくなので色々なハチトラップを試してみようと思い、全部で3種類のハチトラップを比較しつつ運用していきました。
こちらはSHIMADA「業務用スズメバチ捕獲機」です。2個入りで1000円ほどで、上記の「ハチがホイホイ」より若干お安めです。
基本的な構造は「ハチがホイホイ」と同じで、誘引剤を水で薄めてその発酵臭でハチを誘い、良くハチをおびき寄せるのですが、若干容器の侵入口の返しが浅く、度々ハチが脱出してしまう場面を見かけたので、その点は少しマイナスかなと思いました。
また、容器の傘部分が浅いのか、雨水もたびたび侵入してしまって、大雨の次の日は水がなみなみになってしまっているということがありました。
ただ、「ハチがホイホイ」と比べると誘引剤の持ちが良いような気がします。
昆虫系YOUTUBERの神「おーちゃんねる」様も推している、DCM「ハチ激取れ」も試してみました。
このハチトラップは他の2つと違い、粉状と液状の誘引剤と水を混ぜて誘引液を作る仕組みになっていました。
大体ハチトラップの誘引剤は少しずつ発酵が進んでいくためか、設置して空2~3日ぐらいで効果が表れてくるのですが、こちらの「ハチ激取れ」はこのような誘引剤の構造をしているためか仕掛けて翌日にはもうハチがどんどん取れて行くようになっていました。
たった1日でこれですからね。ヤバすぎないですか?
「ハチ激取れ」は3個セットで1000円ほどと、他ふたつと比べても相当コスパは良いのですが、一つ一つの容器が小さめなのが難点で、このようにハチャメチャにハチが取れてしまう場所ではあっと言う間にパンパンになってしまいます。
また、すぐに発酵が始まるからか、誘引のピークが過ぎるのもまた早いような気がします。即効性を求めて短期勝負を仕掛けたい場合にはぴったりのハチトラップかもしれません。
ちなみに、ここまでご紹介したハチトラップですが、基本的には新女王バチが積極的に活動する「4~6月」においては、事前の営巣阻止ができるため有効だと言えるのですが、働きバチが出だしてからだといたずらにハチを誘い込むだけになってしまうので、6月半ばになったら取り外す予定です。
空き家の庭に異常なくらい今ハチがやって来ているのも半分くらいは誘引剤のせいだとは思いますが、それにしても来すぎですからね。ホント、空き家の周りはハチ天国状態です。
2.直接撃退
ハチトラップに頼ってばっかりではなく、時にはこうして直接オオスズメバチを殺虫剤で駆除したりもしています。
まあこれは、殺虫剤がどれぐらいオオスズメバチに対抗できるのか、1対1でどのくらいオオスズメバチと戦えるのを試す実験的な意味合いが強いのですが。
こちら、撃退したオオスズメバチの新女王です。
殺虫剤を0.5秒ほど浴びせたのに過ぎないのですが、それでも既に瀕死の状態になっています。流石はハチジェットの破壊力と言ったところでしょうか。
まともに浴びせることさえできれば、ハチジェットでも十分オオスズメバチも駆除できることがこれで分かりました。
そこらに落ちていたクロアリの新女王と並べてみたのですが、このデカさが伝わるでしょうか? 同じ昆虫に属する生き物同士の並びとは思えませんね。
スズメバチの新女王は、夏場になると出てくる働きバチと比べて大人しいとは聞いていましたが、実際本当に新女王は攻撃性がほとんど無いことが、間近で観察しているとよく分かります。
すぐ頭上を飛んでいてもこっちに向かってくることはまずありませんし、殺虫剤を吹き付けても第一に逃げ出します。
働きバチが「巣のために捨て身で敵にアタックする」性質なのに対して、新女王は「巣を作るために我が身をまず守る」という性質をしているのでしょうね。
だからといって油断しまくっているとその内刺されるフラグのように聞こえてしまいますが……でも実際6月ごろまでは基本飛んでいるハチは全て新女王なので、よっぽど下手に手出ししない限り襲われるということは無さそうです。
やはり夏までに家近くに巣が作られてしまうかどうかが勝負ですね。
②まとめ
今回は、空き家周辺を飛び交うオオスズメバチと僕の、ここまでの闘いの記録をお伝えしていきました。
今のところ感じていることは、やはりこの空き家周辺のスズメバチの数は異常だということと、新女王バチを駆除することはそこまで難しくはないということですね。
ハチの駆除難易度が一気に上がるのはやっぱり6月以降、巣が大きくなって働きバチが出てきてからになると思うので、そうならないよう、せめて家の周りだけでも巣が作られることの無いよう、今後も対策&見回りは続けて行こうかなと思います。
それにしても、この家の周りは本当にオオスズメバチだらけで、他の種類との比で言うと体感10:1ぐらいの割合でオオスズメバチが飛んできています。
やはりオオスズメバチが増えすぎたことで、他のスズメバチは勢力図的に押されがちなんですかね? オオスズメバチは他のスズメバチの巣さえ襲うって言うことも聞きますし。
そうするとワンチャン、オオスズメバチは他のスズメバチを減らしてくれる益虫という見方も……?
んな分けねえか。今後も大絶賛駆除しまくっていこうと思います。
今回の記事は以上となります。
また次回の記事でお会いしましょう。ここまでお読みいただきありがとうございました。