どうも、たかしです。
今回は前回解体したセミから取り出した身を使って、ツナパスタならぬセミパスタを作っていきたいと思います。
画像を見てお分かりのように、セミは見た目こそかなりグロ……気持ち悪い感じの見た目をしていますが、その身をほじくり出してみるとツナやささみのような質感をしています。
これをそのまま食べても流石に味気ないとは思いますので、今回はこちらを和風に味付けをして、パスタに絡めて食べていきます。
その名も「セミの和風パスタ」!
やっていきましょう。
①材料
今回の料理に使用する材料はこちらです。
食材
- セミの身
- 玉ねぎ……1玉
- ネギ……1パック
- パスタ……200g
その他調味料
- 醤油……30mmlほど
- 鶏ガラ……1ふりかけほど
- チューブニンニク……5cmほど
- パスタのゆで汁……50mmlほど←忘れずにとっておく!
レシピはこちらのページを参考にさせていただきました。
調味料の量はかなりざっくりとしていますが、お好みで味を見ながら量は調節してください。
玉ねぎは1玉では完全に多すぎます。僕は余らせるのが面倒だったので、1人前に1玉をまるごとぶち込みましたが、普通であれば半玉以下にするのが適量だと思われます。
パスタも、普通の1人前は100gが適量です。僕は食いしん坊なので2人前いってしまいましたが、かなり大盛になってしまうので小食な人にはお勧めしません。
②調理手順
●パスタを茹でる
水を沸騰させて、パスタを茹でる準備をします。
水が沸騰し、パスタが茹で上がるまでに結構時間が空きますので、その間に他の食材の調理を進めていきます。
●玉ねぎを切る
玉ねぎはあらかじめ一口大にざく切りしておきます。
●油でニンニクを炒める
フライパンに油を敷いて、温まったところにニンニクを投入して炒めていきます。
チューブ生姜は便利ですが、油がめちゃくちゃ跳ねるので火傷しないように注意しましょう。
●玉ねぎを炒める
ニンニクの香りが強く漂うぐらいまで炒めたら、玉ねぎを投入して炒めていきます。
ニンニクとしっかり絡めて、玉ねぎの色が茶色っぽくなり、ある程度しなってくるまで炒めていきます。
●セミを投入して炒める
玉ねぎにある程度火が通ったら、セミの身を投入し追加で炒めていきます。
既にセミの身は茹でているので、サッと玉ねぎと絡める程度に炒めていきます。
●調味料を投入する
醤油・鶏ガラを投入し全体になじませて味付けします。
●パスタを取り出す
茹で上がったパスタを取り出し、ざるに移しておきます。
この後パスタはフライパンで炒めるため、茹で加減としては既定の茹で時間よりも1分ほど短くします。
この次の工程でゆで汁が少量必要になってくるので、ゆで汁ごとひっくり返さないように注意しましょう。
●ゆで汁を投入する
少量ゆで汁を投入し、水気を追加し軽く煮立てていきます。
●パスタを投入し、具材とからめる
パスタを投入し、具材と絡ませるように炒めていきます。
この時水気が足りないと感じたら、追加で茹で汁や醤油を投入し微調整しながら炒めていきます。
●ネギを全体に投入する
全体的に火が通って、十分パスタにも具材が絡んだら、ネギを1パックまるごと投入し軽くかき混ぜます。
③完成
器に盛りつけて、塩コショウをお好みでふりかけたら「セミの和風パスタ」完成です!
ぱっと見、全くセミの影も形もありませんが、全体に散らばっていい具合に味のアクセントになっているはずです。
パスタの量が多くて、どんぶりに盛ってしまったため、どちらかというと焼きそばのような見た目になってしまいました。
とにかく、実際にいただいていきましょう。
④実食
和風のパスタなのでお箸でいただきます!
まずはパスタに具をからめて、全体の味を見ていきます。
……いやあ、美味しい! 何て言うか、見た感じから分かっていましたけどもはやこれは焼きそばですね。非常に香ばしく、ニンニクが聞いていてがつがつ食べられる味です。
肝心のセミの味ですが、やはりパスタ全体をいただいてしまうと味がぼやけてしまってよく分かりません。なので、パスタの中からセミの身をかき分けて、セミの身だけでいただいてみることにします。
……こんがりとしたお肉の風味がしっかり伝わってきます、もはや普通のバラ肉ですね。豚よりも牛寄りの味わいでしょうか。しっかりとした歯ごたえもあり、お肉として何の不足もありません。
さきほどパスタ全体を食べた時は気付きませんでしたが、このお肉の味わいは確実にパスタ全体の味にほどよいアクセントとなっています。玉ねぎと調味料だけでは出せない、具材としての満足感がセミ肉によって生まれていると断言できます。そのくらい、セミの身はお肉としての潜在力を秘めていると僕は感じました。
ごちそうさまでした!
パスタを二人前と玉ねぎを1玉入れただけあってかなりの大盛でしたが、セミの濃厚な味わいのおかげで食べきることができました。
⑤まとめ・次回に向けて
セミの身は、食材としてかなりの実力を秘めているということが今回の調理と実食でよく分かりました。
しかし、やはり昆虫食は量を確保することの難しさがネックになってくるような気がします。以前コオロギの佃煮を食べた時もそうでしたが、十数匹捕まえてきただけでは満足できる量を確保することができず、他の食材に味が埋もれてしまいます。
そしてセミは身の方に大半の食材としての利用価値があるとはいえ、セミの身を取り出した後に残った殻や殻に残った身をそのまま破棄するというのもとてももったいないような気がします。
そのため、次回の調理では
- セミの数を確保すること(最低でも20匹以上)
- セミの殻の活用法を考える
以上の2点を課題としてチャレンジしていきたいと思います。
セミの季節は限られていますから、近いうちにまたセミ料理にチャレンジしていきたいです。
以上で今回の記事は終わりです。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
また次回の記事でお会いしましょう